2011/11/21

鉛温泉藤三旅館

今回の旅行は夏休みに実家に帰ったときに決まりました。東北の温泉に行ってみたいというので、交通の便がよくて一軒宿で鄙びた雰囲気も味わえるところと、鉛温泉の藤三旅館に決めました。近くの大沢温泉には母を連れて行ったことがあるので。
豊沢川にそって点々と温泉が湧いています。どこも湯量が豊富なよう。火山帯なんですかねぇ。あまりそんな気がしないけど。鉛温泉には5つの温泉があってちょっとづつお湯の感じが違います。一番有名なのは立ってはいる(水深が150センチくらいある)白猿の湯で、混浴の岩風呂。下からコポコポお湯が湧いています。他に露天風呂のついた桂の湯、自炊部のお国ある河鹿の湯、新しくできた半露天の白糸の湯に貸切風呂の小さい銀の湯があります。

以前は旅館部に泊まっている人は自炊部のお風呂に入れなかったので、私にとって自炊部の河鹿の湯は長い間謎の湯でした。薄暗い自炊部には怖くて入れなかったし。私はここのお湯が一番好き。シンプルなところが温泉場の共同浴場のようです。入り口の雰囲気もちょっとモダンな感じがして昭和のにおいがぷんぷん。
白糸の湯と白銀の湯があったところには、改装前は小さな女性用のお風呂と、その名もアトミック風呂なるアトミックなタイル画があった、これまたとっても昭和なお風呂がありました。それも好きだったんですけどね。今のお風呂も入りやすくていいです。
白猿の湯は今までの朝と夜の他に昼間にも女性専用タイムが出来ていました。このお湯は入る人が多いところに循環しているわけではないので、すぐにお湯が汚れてしまうよう。夜に入ったら結構濁っていました。これが早朝、4時過ぎに夫と一緒に入ったら、足の爪の先まで見えるようなすばらしく美しいお湯に入れ替わっていました。新鮮なお湯なのでピリピリと肌を刺すような感覚があります。ふぁー、いいお湯。

藤三旅館には20年ほど通っていますけど、行くたびにどこかが少しずつ変わっていくのが楽しい。ある時は部屋の電話がダイヤル式からプッシュホンになり、畳が入れ替わり、トイレがリニューアルされ、廊下の壁紙がきれいになり、お部屋の中も少しきれいに。昭和の初めに建てられたという木造三階建ての建物を建て替えることなく変えていくのも一つの方法。古さも「古くさい」の時期を過ぎればレトロになって売りになりますね。

あ、変わらないものがありました。50年ココで働いているという売店のおばちゃん。私が知ってる20年前から全然変わらん。

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2011/10/30

磐梯熱海温泉に行ってきた。

この週末は夫と福島の磐梯熱海温泉へ。いま、東京都では東北地方の宿泊を伴う旅行に3千円の補助をしていて(指定の旅行会社のツアー旅行になりますが)これは利用せねば!と、我が家はびゅうのツアーを申し込みました(往復の交通費と旅館代がセットになったやつ)。せっかくなので、個人で計画するときは絶対に行かないような旅館にしました。場所は磐梯熱海温泉の一力。
磐梯熱海へは新幹線で郡山まで行って磐越西線に乗り換えます。10時40分に東京を出て、郡山で途中下車して昼食を食べても2時すぎには旅館についてしまう(^^)。速いですー。
磐梯熱海のお湯はアルカリ性で少しぬるっとしています。美人の湯だそうで、お肌つるつる。びゅうのツアー参加者対象の他の旅館立ち寄り湯券をもらったので、夕食前に散歩がてら近くの温泉に入ってきました。
一力は歴史のある旅館ですが、バブル期に改装したようで、エントランスやロビー、廊下の意匠が贅沢で凝っています。バブル期の建物って、無駄に空間が多いというか、天井が高くて廊下の幅が広いのよね。私は好きです(^^)。自慢の日本庭園もすてきで、お風呂は広く、従業員の対応もよくて気持ちよく過ごせました。夕食は手の込んだものを少しづつ。地酒を飲みつつおいしくいただきました。郡山産のごはんがおいしかった。水がいいのですね。8時過ぎには夢の中へ。

途中で起きて温泉に入ったりしましたが、結局朝の6時前まで熟睡。土曜日はとてもいいお天気でしたが日曜日はあいにくの曇り空。雨の降らないことを祈りましょう。
この日は裏磐梯へ。足がないので観光タクシーを頼みました。裏磐梯は夫が修学旅行で行ったところで、以前からずーっとまた行きたいと言っていたのです。私は初めてです。猪苗代湖を見つつ磐梯山の東側をぐるりとまわって裏磐梯に向かいます。このあたりを昔、軽便鉄道が走っていたのを知っているかと年輩の運転手さんにきくと、なんと今走っている道が廃線跡とのこと。おまけに運転手さんは若い頃、終点の沼尻鉱山で働いていたとか!ここが駅だとか踏切があったとか、急きょ廃線跡探訪となりました。いやぁ、何でもきいてみるもんですなー。運転手さんは変な客だと思ったようですが(^^)。

裏磐梯では五色沼の毘沙門沼を歩きました。コバルトブルーの湖面に少し盛りを過ぎた紅葉が映えて、幻想的でさみしげな雰囲気を漂わせています。檜原湖を見てゴールドラインへ。途中の展望台をていねいに見て行きます。磐梯山を裏側から見るのは初めてです。えぐられたような山容を見ると明治時代の大噴火の様子がよくわかります。紅葉は山の中腹あたりがきれいでした。やたらと派手な八甲田の紅葉とはまた違います。もう冬の空気が漂っていました。

途中、蕎麦屋に寄ってお昼ごはん。会津のお蕎麦はおいしいよん。最後は野口英世記念美術館へ。
野口英世については小学生の頃に伝記を読んでいましたが、大人になって改めて足跡をたどると、新たに思うところが多いです。人間的にはいろいろ問題があった人らしいですけど、上昇志向や野心を足がかりに、100年以上昔に世界を舞台に生きた人がいたということが新鮮な驚きでした。おまけにきちんと結果を出してる。とーっても現代的です。手の障害を乗りこえて…なんていう浪花節的生き方ではなくて、もっとドライなしたたかさを感じます。近くにいたら嫌なヤツだろうけれど(^^)。

タクシーは猪苗代駅で降ろしてもらいました。5時間弱の磐梯山ぐるり一周ツアーでした。友人を誘ってこのコースでまた行きたいです。
というわけで、今回も楽しい旅でした。明日からまたがんばるそー。月末だし、忙しいぞー。

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2011/10/02

秋の上州へ

土日で友人達と沢渡温泉へ行ってきました。
コースはいつものように中之条は「竹の家」でお昼ごはん(ソースカツ丼がおいしいのだ)、お泊まりは沢渡温泉まるほん旅館、夕食は中之条「吾妻路」で蕎麦づくし。翌日は今回、ダム湖に沈む川原湯温泉に行きました。ここは初めての訪問です。

湘南新宿ラインで高崎、吾妻線に乗り換えました。沿線は稲刈りの最中でした。黄金色の田んぼはキラキラ輝いて見えます。吾妻線沿線、中之条付近では、ほとんどの田んぼに今では珍しくなった、はぜかけの風景が見られました。実りの秋を感じさせる美しい景色です。おいしいお米をありがとう…という感謝の気持ちがわいてきますねー。

夕食は吾妻路で。夜は完全予約制で一組しかとりません。それもご主人の都合でお休みすることが多く、先月いっぱいまで断っていたとおっしゃっていました。
何度かうかがっていますが、ご主人の蕎麦のうま味と風味を生かすセンスと工夫のきいたお料理の数々には毎回驚かされます。行くたびに進化しているのがすごい。今回は1年ぶりの訪問でしたが、お出汁がぐっと味わい深くなっていました。蕎麦がき(これが普通の蕎麦がきではないのだな)を素揚げしたものに辛み大根を添えたものは今まで経験したことのない食感と味わいでびっくり。いやはや。お酒も進みます。飲んだなぁ。
一緒にいった友人たちも喜んでくれてうれしいです。いいお料理は人と人との縁をつなぎ、心を豊かにしてくれます。

中之条はビエンナーレの最中で、普段はあまり見かけない雰囲気の人たちの姿が目立ちます。人出があるのはいいですねー。
沢渡温泉の相変わらずいいお湯です。でも震災後、一時期源泉が湧かなくなったという話しにはゾッとしました。温泉は自然からのお裾分け。感謝しなければ。

日曜日は少し足をのばして川原湯温泉へ行きました。八ツ橋ダムで湖底に沈む温泉地です。
駅に降りると建築中の橋脚が目に入ります。湖面を渡る予定の橋で、その高さに圧倒されました。
温泉街で営業している宿は数件。解体されて土台だけになった建物も目立ちます。8日で閉鎖、移転となる共同浴場、笹湯に入りました。無人の素朴な建物で、仕切りのない脱衣場と湯船が妙な開放感を感じさせてくれます。熱いお湯を水でうめて入りました。当たりのいいお湯で気持ちよかったです。ふー。
川原湯神社の下に源泉と足湯があります。近くの王湯で玉子を買って温泉玉子を作りました。うだるまで、神社にお参りして足湯に入ってひと休み。
川原湯温泉には消えていく町の不思議な雰囲気がありました。ダム湖に面した場所に新しい温泉街ができるようですが、人口の町が自然に溶け込んでいくには長い年月がかかるでしょう。吾妻線のつけ替え工事も進んでいるようですし、私がこの景色をみるのはこれが最後になるかもしれません。

吾妻線で高崎、湘南新宿ラインに乗って帰りました。友人達とのおしゃべりと共に、今回もいろいろな風景に出会えて思い出深い旅になりました。楽しかったなぁ。

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2009/02/11

久しぶりに冬の酸ヶ湯温泉へ。

JR東日本では50歳以上の人を対象にした「大人の休日倶楽部」という割引制度があって、そこの会員になると、いろいろな特典が得られます。その中に3日間有効の乗り放題切符がありまして、これが指定席もとれて12,000円という安さ。で、この切符をつかって青森は酸ヶ湯温泉へ行こうという、オヤジばっかりの旅行を計画しました。私は大休(おときゅう)会員ではありませんが、夫にひっついて参加。

早朝の新幹線で出発。東京駅の新幹線改札口はスキーヤーでごった返していました。自動改札機がものすごい状況になっていまして、ほぼ全員(と言ってもいいと思う)が改札口でひっかかります。要は最寄り駅をスイカで入った人が新幹線の改札口に入ろうとすると、新幹線の切符の他にスイカもタッチしないといけないのに、それを忘れて新幹線の切符だけで入ろうとするのでそこでストップ。係員に注意されて、あわててカバンの底からスイカを取り出して・・・と入るだけで数分かかってしまいました。ひゃー。びっくりした。

友人達とは車内で集合。今回のメンバーは5人です。青森に着くまで、車内から雪景色はほとんど見られませんでした。青森についても雪がなく、今年は雪が少ないようです。雪が少ないと田植えの頃の水不足につながるので困りものだとはタクシーの運転手さんのはなし。

昼食はいつも行く「三國」でお刺身の盛り合わせと大間のマグロがあったのでそれの握り。お酒は田酒。おいしー。これを食べるのが青森に来る楽しみの一つ。お値段も手頃なのよん。
青森から酸ヶ湯温泉まではタクシーで。

酸ヶ湯温泉には自炊部と旅館部がありますが、今回は旅館部泊まり。夕方になるとスキー客で混むので、その前に温泉へ。相変わらず気持ちのいいお湯です。夕食まで時間があったので、オヤジ組はあれこれ話しに花を咲かせていたようですが、私は一眠り。夕食後も温泉に入ってさっさとお休み。気が付いたら朝で、目覚めの一風呂、朝食後にまたお風呂に入って10時にチェックアウト。あぁ、よく入ってよく寝た(笑)。

前日の午後から天気は下り坂で旅館を出る頃には吹雪になっていました。帰りもタクシーを頼んでいました。雪なので途中観光するところもないのですが、ロープウエイは動いているというので乗ってみましたが・・・いやー。出発駅が吹雪、山頂付近はもっとスゴイ事になっていまして、寒いとかどうとか言う前に怖い。風速25メートルになったらロープウエイは止まるのだそうで、「ただいまの風速は23メートル」とアナウンスされると「下りられなくなったらどうしよう・・・」と思うではないですか。それこそ八甲田山死の彷徨(泣)。「下りよう下りよう」と乗ってきたロープウエイに乗って下りてきてしまいました(笑)。

青森の市街地に入ると吹雪なんてウソのよう。昼食と買い物ををすませて15時過ぎの特急に乗りました。東北地方は全体に天候不順だったので、どっかで列車が遅れるのではと思っていましたが、幸いにも特急も新幹線も定時発車。しかーし。
白石蔵王から福島にかけての強風の影響で新幹線が止まり徐行運転しで東京に着いたのは1時間遅れでした。
それもまた旅の思い出ですけどね(^^)。徐行区間ではゴウゴウという風の音が聞こえてきて、列車が揺れて怖かったです。

旅行はいいですなー。普段とは違う景色を見ているだけで気分が落ち着きます。先月末から仕事が忙しくて、少しイライラしていたので、気持ちが少し落ち着きました(^^)。
楽しい仲間も一緒だしね。

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2009/01/27

1年ぶりの湯本館。


友人のM嬢と夫の3人で、この週末、中伊豆の湯ヶ島温泉へ行ってきました。お泊まりはいつもの湯本館。その前に湯ヶ島のお寿司屋さん「大増」でお昼ごはんを食べるのもお決まり。おいしかったー。
宿につくとご主人と奥さまが「いらっしゃい!」と明るく迎えてくれました。「1年ぶりですよー」「そんなになりますか!」とお互いびっくり(^^)。
さっそくお風呂に入って手足を伸ばします。心なしかお湯の温度が下がったみたい(本当に少し下がったそうです)。加水せず、加温せずのお湯なので、大地の動きがダイレクトに伝わってくる感じ。露天風呂には少しぬるいですが、内風呂にはのんびり浸かれていいかもです。
相変わらずのいいお湯でした。

湯本館は川端康成が若い頃に逗留した宿で、「伊豆の踊子」を執筆した部屋が今もそのまま残されています。小さなギャラリーもあって、そこには川端康成の書や、ゆかりの作家、映画監督の色紙などが展示してあります。もちろん、自由に見学できますが、チェックアウトの時、ご主人に頼むと丁寧に説明もしてくださいます。これが毎回パワーアップしていまして、聴くたびに新しい資料に話しが出てくるんですなー。今回は帝銀事件にまつわる話しがでてきてびっくり!宇野千代、尾崎士郎、梶井基次郎なんて名前が、普通に出てくるところがすごい。

私たちが泊まった部屋の欄間の意匠は、「伊豆の踊子」の初版本の装幀に使われています。若山牧水にゆかりの部屋でもあるそうで、奥が深い湯本館なのでした。

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2008/10/27

今年の紅葉狩り・その1

先日入籍したばかりの友人夫婦とお出かけしてきました。
この季節ならやっぱり紅葉。一昨年、去年と出かけてとてもよかった八甲田へ行くつもりだったのですが、ちと遠いので近場の(?)鳴子温泉へ行くことにしました。ここなら土日きっぷ(JR東日本の乗り放題きっぷ)を使えるし。計画したのが一ヶ月ほど前で鳴子温泉はどの宿も満室。それでお隣の鳴子御殿湯駅前の東鳴子温泉の宿をとりました。結果的にはこれでよかった(^^)。

8時半頃の新幹線に乗って古川経由、鳴子温泉に着いたのはお昼頃。まずはお蕎麦で腹ごしらえをしてからタクシーで鳴子峡へ向かいました。バスも走っていますが適当な時間なのがなかったのと混んでいたので。展望台までの往復(向こうでの散策時間は20分くらい)で3500円でした。そこは鳴子峡の一番有名なところ。JRのポスターにもなっているトンネルから列車が顔を出しているあたりです。落石事故があったとかで、鳴子峡の遊歩道は一部立ち入り禁止になっていました。盛りには一歩手前というところですが、とてもきれいでした。渓谷の流れとむき出した岩肌、紅、黄色と色づいた山に形のいい松の木が映えて、自然はなんと美しい景色を造り出すんだろうと、不思議な気持ちにもなりました。それでもタクシーの運転手さんの話しでは、あまり色づきがよくないそうです。ぐっと冷えて霜がおりるくらいの日がないとだめだそうで、同じような事は八甲田でも聞きました。これも温暖化の影響でしょうか。
効率よくまわれたので予定よりも少し早く2時半頃には旅館につきました。

旅館は駅近くの「いさぜん旅館」です。主人が阪神タイガースファンで、猫もいっぱいいます。タイガースと猫が苦手な人はいたたまれないかも(^^)。のんびりした宿で、基本的にほったらかしです。いろいろなサービスを期待する人には不向きですが、私たちにはぴったりの宿でした。案内された部屋が線路ぎわで、布団に寝転がりながら列車が眺められました(笑)。向こうからも丸見えだけど。
夕食なしなので、宿の主人にすすめられた焼肉屋に行きました。真っ暗な道を15分くらい歩きました。ここが安くておいしくて大満足。途中、灯りのついた鳴子御殿湯駅がきれいに見える場所があって、ちょうど列車がやってきてちょっと感動。
東鳴子温泉のお湯は重曹泉でお肌にとてもいいそうな。確かに化粧水いらず。洗顔後もぜんぜん突っ張らないしお肌がツルツル。よく温まる、いいお湯でした。静かでこぢんまりとしていて、ぐうたらできるいい所でしたはー。だらだら。お客さんも地元の個人客が多いようです。
この日は夜中に少し大きな地震があってびっくりしました。
(つづく)

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2008/09/16

ぷくぷく。

この三連休に出かけたのは津軽は岩木山の麓にある百沢温泉「アソベの森いわき荘」。ここ。今年の冬に出かけてとてもよかったので、また出かけました。人気のある宿ゆえ申し込みは半年前。
一緒に行くは友人のM夫妻と私の従姉妹のYちゃん。Yちゃんは奈良からのお出ましです。祖母の法事の時に今回の旅行の話しをして「お酒がおいしい」と言ったら「行く!行く!」と二つ返事(笑)。M夫人もザルというよりは枠だし、予想通りよく食べよく飲む3日間となりました。

宿の部屋は前回と同じ部屋を指定しました。和洋室でお風呂付きで明るくてとてもいい感じの部屋なのです。旅館内にはお風呂がいくつかあるけれど、この部屋のお風呂がなかなかよろしい。24時間源泉が出放しなのでお湯がとても新鮮。大浴場よりも濃い感じで少し熱いですが、この熱さが気持ちいい。ぬるめのお湯が好みのMちゃんもいそいそと入っていました。そして恐ろしくよく温まる。
以前はお風呂付きの部屋なんてバカにしていたけれど、もちろん広々とした大浴場はいいですが、お湯と雰囲気がよければ部屋のお風呂もいいもんだ・・・と思うようになってきました。それだけ歳をとったということか(^^)。
思い立ったときにサッと入れるし、お月さまを眺めながら、朝日を浴びながら、ビール片手に、わがまま勝手に入れるのが部屋のお風呂のいいところ。

それにしてもこの三日間、よく食べた。宿で食べた地元の食材を使った料理の数々。深浦港から水揚げされたばかりというお魚はもちろん、野菜がとにかくおいしかった。帆立も旬なのか、身が厚くて甘い。貝焼きの残り汁を卵でとじてもらってごはんにかけて食べたのが最高でした。貝焼きの玉子丼ざます。

お天気に恵まれたのもうれしいことでした。真っ青な空を背景に浮かんでいるような岩木山、広大な津軽平野、稲刈り間近の黄金色の田んぼ。実りの秋です。

食べて飲んで笑って、すっかり太って帰ってきました。ぷくぷく。

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2008/06/22

沢渡温泉

沢渡温泉
友人たちと沢渡温泉にきています。昨夜は吾妻路で蕎麦づくし。今回も趣向をこらしたお料理の数々。大満足。沢渡温泉は久しぶりですが、相変わらずのいいお湯。気持ちいいです
友人は朝食前のお散歩に行きました。私はお布団の中でごろごろ。

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2008/05/05

今年のGW。

20080505_
←上野駅のキオスクで見つけた駅そばの缶詰

今年のGWの旅行も無事に楽しく終える事ができました。
気の付いたこと、思い出すことをいくつか。

・久しぶりに新幹線の改札口が空く様子を見た。
・「こまち」車内から見た、まだ雪が残る岩手山、八幡平がきれいだった。
・秋田は暑かった。
・大曲から鳥海山が大きくはっきりと見えた。
・大曲から六郷に行く途中、田んぼの真ん中に巨大なイオンの建築現場があった。タクシーの運転手さんの話しでは東北一の規模になるとか。
・六郷の湧き水は夏場がいいそうな。その頃にまた行きたい。
・桜はすでに葉桜。リンゴの花が満開できれいだった。
・横手で行った「まいど食堂」は7月に駅の反対側に移転。
・錦秋湖は満水で木が水没していた。
・北上線沿線には残雪が。
・お泊まりした鉛温泉「藤三旅館」は行くたびに、少しずつリニューアル。今年は奥の古い浴場をつぶして新しい浴場が出来ていた。これがとてもよかった。お料理もよくなっていた。
・二日目は1日ごろごろして過ごした。人間、その気になればいくらでも寝られるもんだ。
・新緑がとてもきれい。見ているだけで目がよくなりそー。あちらこちらで田植えが始まっていました。

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2007/12/23

少し早めの年越しそば。

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昨日は友人K嬢を誘い、夫と3人で中之条へ。日帰りですが、久々の遠出。湘南新宿ラインで高崎、吾妻線に乗り換えて中之条。タクシーでいつもの沢渡温泉・まるほん旅館へ向かいました。ここの大浴場は檜の洗い場に石造りの湯船。開放感があって気持ちいいのです。混浴ですが(^^)。でもここの混浴で悪い思いをした事はありません。無色無臭、アルカリ性のお湯は草津の仕上げ湯とも言われているいいお湯。お気に入りであります。ここでダラダラとお湯につかり今年一年の疲れを落としました。うー。泊まりたくなってきた。

4時のバスで中之条へ。路線バスは9人乗りのワゴンです。中之条まで乗り通した乗客は私たちだけだったので、バスとはいえ気分はほとんどタクシー(笑)。

今回の旅の目的は温泉もありますが、中之条駅近くの蕎麦屋『吾妻路』に行くこと。夜は予約のみで、蕎麦づくしのコース料理を食べさせてくれます。昨夜の献立は以下の通り。

 ・柚子きりに銀杏を挟んで唐揚げしたものと、板わさに蕎麦味噌と大葉を挟んだもの。
 ・蕎麦サラダ
 ・極太田舎蕎麦 藻塩とわさび添え
 ・そばがきと山芋をといた中に具を和えて油揚げの中に詰めたもの
 ・きこのの汁そば
 ・蕎麦と具の袋
 ・田舎そば
 ・柚子きり
 ・そばぜんざい

蕎麦ばっかりでも全然飽きません。極太の田舎蕎麦は、お酒の肴。藻塩を少しつけえていだたくと、蕎麦の力強さが感じられて、もう一杯とお酒がすすみます。中休みの汁そばはお出汁がおいしくて、ホッと一息。
〆のもり二品、田舎蕎麦では蕎麦の香りを、柚子きりでは、口の中にパッと広がる蕎麦と柚子の香りと更科の喉ごしを楽しみました。

これにお酒は『悦凱陣 うすにごり』『明鏡止水 ひやおろし』『馥露酣 純米』『益荒男 山廃純米』。
〆の蕎麦の前にひと休み。ご主人も出てきてしばしお話し。蕎麦に関するあれこれ、お互いのおすすめの店なぞ楽しいひとときを過ごしました。

時間はアッと言う間に過ぎていきます。19時半には会計をすませて店をでました。またくるよー。
あとはひたすら東京を目指すのみ。日付が替わる前に帰宅しました。いい年越しそばになりました。

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