21日。恒例の玉椿創業記念の会。今年は去年に引き続いて落語を聴いたあと、蔵元をを囲んでの日本酒試飲の会。出演の噺家さんは、これまた去年に引き続き菊之丞師匠です。落語好きの友人、学校寄席以来20年ぶりに落語を聴く友人、初めて生で落語を聴く友人とワイワイ8名で出かけました。2階の座敷に高座を作って、お客さんは30名ほど。縦長の座敷なので、ぎゅっと狭まった印象。とにかく高座と客席が近くでドキドキです。
何をやってくれるかなぁ。去年は紙切りの花さんが最初に登場、今日は誰と一緒にやるんだろう。二つ目さんかな。去年は「唐茄子屋政談」だっかから今年は「船徳」ききたい。「佃祭」でもいいや。なぞと勝手な事を話していたのが、高座後ろの、ついたてで仕切りをしただけの楽屋に全部聞こえていたらしい(笑)。
始まる前の店主や幹事さんの挨拶で、今日は落語を二席、菊之丞師匠と柳朝師匠と聞いたときはびっくりしました。真打二人ですかっ。
柳朝 『蛙茶番』
菊之丞 『船徳』
二席ともたっぷりと、聴き応えがあり楽しいヒトトキでした。初落語だった友人も「面白かったぁ」と喜んでくれました。初落語が「アオダイショウ」というのもどうかと思いますが(笑)。
後の宴会で両師匠にお聞きしたのですが、こういう縦長にタイトな場所で客席との距離が近いというのはお客さんの反応がダイレクトに伝わってきてとてもやりやすいそうです。あと、マイクなしで聞こえるというのも落語を聴くには最適な距離だと。
寄席で2,3度しか聴いたことのない柳朝師匠は、丁寧な話しぶりで芝居の様子が目に見えるようでした。宴席にまわってきてくださった時も真摯でとても感じがよかったです。
菊之丞師匠の『船徳』は初めて。本当によくて、菊之丞ファンのAさんと「今日の高座はよかったわねー!」と終わったあと反すうしてしまいました。若旦那が「若旦那」なんだもん。あとでいろいろお話しもきけて、これまたシアワセ度倍増でした。
落語の後は蔵元を囲んでの会で、今回はなんと茅ヶ崎の熊澤酒造さん。湘南地ビールだー!もちろん乾杯は湘南地ビールで。蔵元さんと少しお話しさせてもらいました。また行かねばー!と行くぞ度もりもり。相変わらず酒飲みの心をくすぐる肴の数々。お酒もよろしゅうございました。
7時過ぎに一度お開き。三本締めで締めて二次会は、わび助へ。まだ夜は早いと、ワインを空け、食べ、ここにもいらしていた菊之丞師匠にしばしの間同席していただき、飲み助たちの時間はアッという間に過ぎて行くのでありました。あぁ、贅沢贅沢。
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