2012/01/27

鉄旅オブザイヤー2011受賞!

去年の9月、仲間の結婚をみんなで祝おうと旅行会社勤務の友人が企画したブライダルトレインが「鉄旅オブザイヤー2011」の審査委員特別賞を受賞しました!

http://tetsutabi2011.com/winner.html

参加者の一人としてとてもうれしいです。
当日は全国から大勢の仲間が集まり、ひたちなか海浜鉄道と、この鉄道の応援団の人たちの全面協力のもと、思い出に残るとても楽しい一日を過ごすことができました。

車社会の中の地方の鉄道はいま、どこも本当に厳しい状況だと思います。でもだからといって鉄道はいらないものではありません。自分で運転できない学生や子供、老人にとっては大切な足になるもの。一度に大勢の人を運べて渋滞しらずでエコロジー。弱者のためにこそ必要なものです。もちろん営業努力は必要です。そのうえでがんばっている鉄道には乗って応援するのが鉄道ファンにとって大切なことではないでしょうか。なくなるからといって慌てて乗るんじゃなくてね。なくならないように乗るのです。

ひたちなか海浜鉄道は、震災で大きな被害をうけました。そのまま廃線になってもおかしくないような状況から大金をかけて復旧、再出発しました。地元の高校生の足ということもあるのでしょうが、そこに至るまでは並大抵の事ではなかったと思います。学生向けのユニークな定期券を発売したりと営業努力も重ね、またこの鉄道を愛し応援している素晴らしい応援団の方もいらっしゃいます。
短い路線ですが、沿線の風景もいいのだ。骨董品のような古い車両が現役で走ってもいます。
こんな鉄道を応援しなくてどうする。

この受賞がきっかけの一つとなって、ひたちなか海浜鉄道に乗りに行く人がいればいいし、またブライダルトレインが走ればいいとも思います。

受賞のコメントにもありましたが、乾杯はエビスの小瓶を持って車内で。昔懐かし座席に栓抜きがついてる車両があるのですよ。それでみんなでシュポシュポあけて乾杯!よかったなー。

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2012/01/03

元旦日帰り旅

毎年元旦は夫と初詣を兼ねて日帰りで出かけます。今年は去年と同じ、常磐初日の出号に乗っていわきに行くことにしました。
早朝4時過ぎg発の初日の出号はお座敷列車「ゆう」です。常磐線の始発より早い出発なので土浦や水戸で降りる人も結構います。
大津港と勿来間の海のすぐそばで臨時停車。そこから太平洋からの初日の出を拝む予定…なんですが去年に引き続き今年も曇っていて見られませんでした。ざんねん。
いわきでは駅近くの子鍬倉神社に行きました。参道の屋台でダルマを売っていました。「いわきだるま」といって顔の周りの青い縁取りや最初から両目が入っているのが特徴とのこと。かわいいよ。
その後、アクアマリンふくしまに行きました。開館してすぐだったので、アクアマリンふくしまのキャラクター権兵衛からお年玉の洋菓子をもらいました。握手もしてもらいました。お手手は軍手の節約バージョンなのが好感もてます。

アクアマリンふくしまは去年の元旦、震災後の再オープン後すぐ、そして今回と三回目。何度きても飽きません。子供はもちろん、大人も十分に楽しめます。特に潮目の海という大水槽には万という数の鰯の大群がグルグルと海遊していてまるで風になびく黒いカーテンのようです。その中を時々カツオやキハダマグロが突っ込んでいきます。その度に黒いカーテンがパッと広がったようになります。イワシが大きく口を明けて泳ぐ様子なども見られていつまでも見ていられます。結局ココには3時間もいました。ちかくの商業施設ららミュウ内のお寿司屋さんでお昼ごはん。

湯本で温泉に入って帰る予定だったのですが下り列車の時間を間違ってしまったのですぐに来た上り列車で勿来へ。常磐線の車内から見える海沿いの温泉施設に行きました。駅前にタクシーがいなかったので20分ほどテクテクと歩きました。温泉の健康ランドです。ここで少し強い地震にあいました。すぐに施設の人が分担してエレベーターや館内の点検にむかいます。
ここの源泉はちょっと塩っぱい鉄泉です。とてもよく温まります。のんびりすごしました。
勿来から特急「ひたち」に乗って東京に戻りました。

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2011/12/14

そして、ひたちなか海浜鉄道

↓(前回のつづき)最新の高級列車の後は、勝田から昭和の香りムンムンの気動車へ。ひたちなか海浜鉄道に乗りました。今年に入って3回目の訪問です。ゴロゴロという古い気動車のエンジン音と揺れがここちよく体に響きます。

このツアーでは、ひたちなか海浜鉄道の撮影スポットである中根駅周辺での撮影と、車輌見学&自由行動の2つのコースがありました。私たち夫婦は後者のコース。撮影班は途中駅の那珂湊駅で下車、私たちはそのまま列車に乗って阿字ヶ浦駅まで往復。再び那珂湊駅に戻ると、駅のホームで昼食のアンコウ鍋。大きな鍋から一杯ずつよそってもらいます。最後にアンキモを一つのせてくれます。しょうゆ味で具だくさん。体の芯から温まってとてもおいしかったです。行列を待つ間に、アンコウのつるし切りを見せてくださいました。何キロくらいあるんだろう。立派なアンコウです。板前さんが手際よくさばいていきます。立派なキモにびっくり。胃袋からは丸飲みしたイカが出てきました。
そうこうしているうちに撮影班が乗る列車がやってきました。私は数人の友人達とそれを見送り、アンコウ鍋を肴に大洗の地酒を飲みながらホームでダラダラ。ケハ601の見学会のあともダラダラ(応援団の方から焼き芋をいただきました!)。団体旅行の参加者はホームに居られるということもありますが、この那珂湊駅、おそろしく居心地がいいのです。空気が穏やかと申しましょうか、時間がゆったりと流れていくと申しましょうか、駅猫がいつくのもわかる気がします。

そう、那珂湊駅にはノラの駅猫がいるのです。服なんか着せずにノラらしくしているところがいいです(^^)。カレンダーやらマグカップ、エコバックなぞのグッズもあって、いくつか買って帰りました。ひたちなか海浜鉄道の卓上カレンダーも旅情あふれる写真が多くてとてもすてきです。

日が傾き始めた頃に撮影班が帰ってきました。主催の旅行会社から、吉田社長さんから、応援団の団長さんから挨拶がありツアーは現地で解散となりました。
応援団の方のお話しでは、これから沿線に菜の花や桜を植えていくとのこと。沿線に色とりどりの花が咲いて、季節になれば桜のトンネル…なんてステキなことでしょう。絵になるよー。先を見すえた活動に頭が下がります。何年先になるかわからないけれど、お花見列車が走るようになれば乗りに行くよー。

ツアーが終わる頃、気が付くと東の空に大きな真ん丸なお月さまがぽっかりと浮かんでいました。

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2011/11/20

岩手旅行

12日13日の土日で、大阪の母と弟のお嫁さん、京都の叔母と一緒に東北へ行ってきました。
土曜日は東京から「はやぶさ」に乗って盛岡へ。ぴょんぴょん舎で昼食後、お天気がよかったので北上川から岩手山を見て、新幹線で新花巻、タクシーで鉛温泉藤三旅館へ。途中胡四王山から花巻の風景を楽しみました。
日曜日は鉛温泉発8時という私たちの旅にあるまじき早朝の出発。観光バスで平泉観光です。世界遺産効果か、境内はものすごい人出でした。団体さん多し!いつもは混雑する所は苦手ですが、6月に来たときがあまりにもガラガラだったので、よかったなーと素直に喜んじゃいます。

平泉には何度か来ていますが、今回は初めて義経堂に行ったのが新たな発見でした。景色はいいし「奥の細道」の舞台だし。「奥の細道」の舞台を歩いてみたいと言っていた父がいたら喜んだろうなぁ。地味な所ですが歴史好きにはおすすめです。
中尊寺では金色堂の下まで来るまで入れるのね。いつも下からヒーコラ歩いていたので。年寄りがいるので助かります。また中尊寺ハスを栽培している池もありました。これも発見。

観光バスは一ノ関駅で解散だったので駅前の「自雷也」で少し遅い昼食。ここは6月にたまたま入ってとてもよかったのです。お店の方も顔を覚えていてくれました。そりゃ、ものすごい勢いで食べるだけ食べて帰ったもんなぁ(笑)。とってもおいしい前沢牛を食べさせてくれます。もちろん少しお高いですが、東京で食べる事を考えたら安い安い(というか、こういう肉を出す店があるのか?)。トロトロジューシーでお肉の味がしっかり。ステーキをみんなで分けて(柔らかい!)、すき焼きを4人前にお肉追加。ココのすき焼きは煮込まずしゃぶしゃぶのようにしていただきます。はふー。〆はお餅とおうどん。お餅がおいしい。
お店の方にきくと、岩手産の牛肉が出荷停止になったときは大変で、他の地方の肉を取り寄せてしのいだそうです。こういうのは補償の対象になるのかなぁ。ならないんだろうなぁ。

日本各地にはその地方のブランド牛があって、それがどこもおいしいのだ(おまけに安い)。村上牛、能登牛もおいしかったなぁ。旅先での楽しみです。ちなみに花巻は豚肉がおいしい。

今年は紅葉がゆっくりすすんでいるようで、あちこちで楽しめましたが、朝夕の気温が下がらないので例年に比べて色づきが悪いのだとか。それでも私たちにとってはキレイだけどね。
関西組とは東京駅からそのまま東海道新幹線に乗り換えて帰って行きました。

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2011/11/16

夏草や兵どもが夢の跡


↑平泉は義経堂より北上川を望む。
あいにくガスがかかっていてはっきりとは見えませんが
『先、高館にのぼれば、北上川南部より流るゝ大河也。衣川は、和泉が城をめぐりて、高館の下にて大河に落入。泰衡等が旧跡は、衣が関を隔て、南部口をさし堅め、夷をふせぐとみえたり』
というのがこの景色なのだなぁ。清々しくなりますね。
今回、初めて高館(判官館)に行きました。階段の先に小さなお堂があるだけだけれど、歴史の重みがいっぱい。弁慶の立ち往生もここですか。それに「奥の細道」の舞台でもありますね。

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2011/11/14

五月雨の降のこしてや光堂


五月雨じゃないけどね(^^)。
昨日訪れた中尊寺は団体客でいっぱい。普段は混雑するのが好きじゃないけど、6月の閑散とした(団体客が全然いない)中尊寺を見ていると、あー、よかったなーと素直に思います。土日くらいはイヤんなるほど混まないとねー。

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2011/10/30

磐梯熱海温泉に行ってきた。

この週末は夫と福島の磐梯熱海温泉へ。いま、東京都では東北地方の宿泊を伴う旅行に3千円の補助をしていて(指定の旅行会社のツアー旅行になりますが)これは利用せねば!と、我が家はびゅうのツアーを申し込みました(往復の交通費と旅館代がセットになったやつ)。せっかくなので、個人で計画するときは絶対に行かないような旅館にしました。場所は磐梯熱海温泉の一力。
磐梯熱海へは新幹線で郡山まで行って磐越西線に乗り換えます。10時40分に東京を出て、郡山で途中下車して昼食を食べても2時すぎには旅館についてしまう(^^)。速いですー。
磐梯熱海のお湯はアルカリ性で少しぬるっとしています。美人の湯だそうで、お肌つるつる。びゅうのツアー参加者対象の他の旅館立ち寄り湯券をもらったので、夕食前に散歩がてら近くの温泉に入ってきました。
一力は歴史のある旅館ですが、バブル期に改装したようで、エントランスやロビー、廊下の意匠が贅沢で凝っています。バブル期の建物って、無駄に空間が多いというか、天井が高くて廊下の幅が広いのよね。私は好きです(^^)。自慢の日本庭園もすてきで、お風呂は広く、従業員の対応もよくて気持ちよく過ごせました。夕食は手の込んだものを少しづつ。地酒を飲みつつおいしくいただきました。郡山産のごはんがおいしかった。水がいいのですね。8時過ぎには夢の中へ。

途中で起きて温泉に入ったりしましたが、結局朝の6時前まで熟睡。土曜日はとてもいいお天気でしたが日曜日はあいにくの曇り空。雨の降らないことを祈りましょう。
この日は裏磐梯へ。足がないので観光タクシーを頼みました。裏磐梯は夫が修学旅行で行ったところで、以前からずーっとまた行きたいと言っていたのです。私は初めてです。猪苗代湖を見つつ磐梯山の東側をぐるりとまわって裏磐梯に向かいます。このあたりを昔、軽便鉄道が走っていたのを知っているかと年輩の運転手さんにきくと、なんと今走っている道が廃線跡とのこと。おまけに運転手さんは若い頃、終点の沼尻鉱山で働いていたとか!ここが駅だとか踏切があったとか、急きょ廃線跡探訪となりました。いやぁ、何でもきいてみるもんですなー。運転手さんは変な客だと思ったようですが(^^)。

裏磐梯では五色沼の毘沙門沼を歩きました。コバルトブルーの湖面に少し盛りを過ぎた紅葉が映えて、幻想的でさみしげな雰囲気を漂わせています。檜原湖を見てゴールドラインへ。途中の展望台をていねいに見て行きます。磐梯山を裏側から見るのは初めてです。えぐられたような山容を見ると明治時代の大噴火の様子がよくわかります。紅葉は山の中腹あたりがきれいでした。やたらと派手な八甲田の紅葉とはまた違います。もう冬の空気が漂っていました。

途中、蕎麦屋に寄ってお昼ごはん。会津のお蕎麦はおいしいよん。最後は野口英世記念美術館へ。
野口英世については小学生の頃に伝記を読んでいましたが、大人になって改めて足跡をたどると、新たに思うところが多いです。人間的にはいろいろ問題があった人らしいですけど、上昇志向や野心を足がかりに、100年以上昔に世界を舞台に生きた人がいたということが新鮮な驚きでした。おまけにきちんと結果を出してる。とーっても現代的です。手の障害を乗りこえて…なんていう浪花節的生き方ではなくて、もっとドライなしたたかさを感じます。近くにいたら嫌なヤツだろうけれど(^^)。

タクシーは猪苗代駅で降ろしてもらいました。5時間弱の磐梯山ぐるり一周ツアーでした。友人を誘ってこのコースでまた行きたいです。
というわけで、今回も楽しい旅でした。明日からまたがんばるそー。月末だし、忙しいぞー。

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2011/10/02

秋の上州へ

土日で友人達と沢渡温泉へ行ってきました。
コースはいつものように中之条は「竹の家」でお昼ごはん(ソースカツ丼がおいしいのだ)、お泊まりは沢渡温泉まるほん旅館、夕食は中之条「吾妻路」で蕎麦づくし。翌日は今回、ダム湖に沈む川原湯温泉に行きました。ここは初めての訪問です。

湘南新宿ラインで高崎、吾妻線に乗り換えました。沿線は稲刈りの最中でした。黄金色の田んぼはキラキラ輝いて見えます。吾妻線沿線、中之条付近では、ほとんどの田んぼに今では珍しくなった、はぜかけの風景が見られました。実りの秋を感じさせる美しい景色です。おいしいお米をありがとう…という感謝の気持ちがわいてきますねー。

夕食は吾妻路で。夜は完全予約制で一組しかとりません。それもご主人の都合でお休みすることが多く、先月いっぱいまで断っていたとおっしゃっていました。
何度かうかがっていますが、ご主人の蕎麦のうま味と風味を生かすセンスと工夫のきいたお料理の数々には毎回驚かされます。行くたびに進化しているのがすごい。今回は1年ぶりの訪問でしたが、お出汁がぐっと味わい深くなっていました。蕎麦がき(これが普通の蕎麦がきではないのだな)を素揚げしたものに辛み大根を添えたものは今まで経験したことのない食感と味わいでびっくり。いやはや。お酒も進みます。飲んだなぁ。
一緒にいった友人たちも喜んでくれてうれしいです。いいお料理は人と人との縁をつなぎ、心を豊かにしてくれます。

中之条はビエンナーレの最中で、普段はあまり見かけない雰囲気の人たちの姿が目立ちます。人出があるのはいいですねー。
沢渡温泉の相変わらずいいお湯です。でも震災後、一時期源泉が湧かなくなったという話しにはゾッとしました。温泉は自然からのお裾分け。感謝しなければ。

日曜日は少し足をのばして川原湯温泉へ行きました。八ツ橋ダムで湖底に沈む温泉地です。
駅に降りると建築中の橋脚が目に入ります。湖面を渡る予定の橋で、その高さに圧倒されました。
温泉街で営業している宿は数件。解体されて土台だけになった建物も目立ちます。8日で閉鎖、移転となる共同浴場、笹湯に入りました。無人の素朴な建物で、仕切りのない脱衣場と湯船が妙な開放感を感じさせてくれます。熱いお湯を水でうめて入りました。当たりのいいお湯で気持ちよかったです。ふー。
川原湯神社の下に源泉と足湯があります。近くの王湯で玉子を買って温泉玉子を作りました。うだるまで、神社にお参りして足湯に入ってひと休み。
川原湯温泉には消えていく町の不思議な雰囲気がありました。ダム湖に面した場所に新しい温泉街ができるようですが、人口の町が自然に溶け込んでいくには長い年月がかかるでしょう。吾妻線のつけ替え工事も進んでいるようですし、私がこの景色をみるのはこれが最後になるかもしれません。

吾妻線で高崎、湘南新宿ラインに乗って帰りました。友人達とのおしゃべりと共に、今回もいろいろな風景に出会えて思い出深い旅になりました。楽しかったなぁ。

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2011/09/12

ブライダルトレイン@ひたちなか海浜鉄道

10日。ひたちなか海浜鉄道を舞台に友人カップルのブライダルトレインが走りました。
8時頃に上野駅で集合して特急列車で勝田に移動、現地集合の人たちも加わって、総勢50人弱。定期列車の先頭車が貸切の私たちのブライダルトレインです。正面にはヘッドマーク、両脇には特製のサボがついています。この横サボは、後で裏にみんなが寄せ書きをして新郎新婦にプレゼントしました。
列車にはビールの小瓶を持ち込んでみんなで乾杯。なぜ小瓶にしたかというと、ブライダルトレインに使用した列車は古い気動車なので窓の下に栓抜きがついているのですなー。懐かしい!新郎新婦のメッセージ入り特製硬券も配られました。列車は冷房も扇風機もついていません。とても蒸し暑い日だったので窓は全開。初秋の風が車内いっぱいに吹き抜けます。気持ちいいなぁ。ブライダルトレインというだけで、乗っている私の気分はわくわく。黄金色の田んぼでは稲刈りが始まっていました。

終点の阿字ヶ浦駅から折り返して那珂湊駅で列車の旅はおしまい。構内に展示されている日本初のステンレスのディーゼルカー、ケハ601の前でセレモニーです。ふたたびビールで乾杯、ひたちなか海浜鉄道の社長さん、ひたちなか海浜鉄道応援団の会長さんの挨拶、またお二人からそれぞれ記念品の贈呈もありました。

震災の被害を乗り越えて再出発をしたひたちなか海浜鉄道。沿線ではまだ工事中のところがあります。小さなローカル私鉄ですが、いつまでもがんばってほしいです。私も応援してるよー。

送迎バスで近くの春日ホテルに移動、そこで宴会となりました。今回集まったのは主に新郎の友人が中心で、15年から30年の付き合いという方ばかり。新郎が関西勤務が長かったこともあり、会場では関西弁が飛び交います。ユーモアと心あたたまる挨拶や祝電の披露、オークションもあって、その金額は全額ひたちなか海浜鉄道へ寄付しました。私自身、数年ぶりに会う友人もいてうれしかったです。

15時過ぎに宴会はおひらき。ここでいったん解散です。送迎バスで那珂湊駅に戻る人たちとは別れて私たち夫婦は港までブラブラとお散歩。二ヶ月前に訪れた時よりは魚市場には活気が戻っていましたが、所々にはまだ地割れが残っています。地元の名物として売り出し中の焼きそばを食べました。コシのある少し固い麺です。地方にはいろいろ焼きそばがありますが、作り方に大きな差があるわけではなく、結局は地元の製麺所の麺、地元ならではの食材の差なんですねー。でもそこに歴史あり。
夕暮れの駅はいいもの。近くの高校の学生や荷物を持った年輩の男性など、10人ほどが薄暗いホームから列車に乗り込みました。田んぼの向こうに見える高い塔は日立製作所のエレベーター実験塔らしいです。

大勢の人が集まっての盛りだくさんの楽しい会でした。仲のいい新郎新婦のようすをみて、こちらもシアワセ気分。新郎は50歳を過ぎての初婚であります。世の独身男性に勇気と希望を与えますね(^^)。いつまでも仲良くねー。

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2011/09/03

今年の夏休み!(前編)

夫婦そろって平日に休めるのは夏休みの2日くらいしかないので、毎年どっかに遊びに行きます。今年も青森に行きました。先月行ったから一ヶ月ぶり!(笑)

3泊4日の旅行中、お天気はずーっとよかったし、電車やバスのタイミングもよくて、スイスイ移動できました。私たち夫婦の夏休みにしては珍しく活動的でもあった。
旅の様子を簡単に。

26日(金)
青森新幹線「はやぶさ」初乗車!なんとグリーン車!夫のクレジットカードのポイントでもらったG車アップグレード券を使いました。ウワサ通り、車内は静かで振動、特にトンネルに入るときの衝撃をほとんど感じません。加速、減速もスムーズでとても乗り心地がよかったです。熟睡できました。
青森に着くと風がさわやかで気持ちがいい!新青森から弘前までJRで移動。久しぶりの701系。空いてる時のこの車輌は開放感があって結構好きなのだ。
この日は田舎館村の田んぼアートを見るのが目的。弘前から弘南鉄道に乗って黒石まで行ってタクシーの予定でしたが何と昼過ぎにはダイヤが1時間に一本になってしまうのですね。あると思っていた電車に乗れず、時間が余ったので駅弁を買って外のベンチで昼食をすませました。客待ちしていたタクシーにきくと田んぼアート経由黒石まで4千円くらいだというので弘前からタクシーに乗りました。
今年の田んぼアートは「竹取物語」。雲に乗って月に帰っていくかぐや姫と、竹取の翁が光る竹を見つけるところ。今年もまたすばらしかったです。今年は色の数が多く、竹が光っているようすもうまく表現していました。毎年進化していきます。今年は平日に行けたので空いていました。休みの日は、展望台(天守閣の形をした役場)に上がるまで行列なんだよねー。
黒石からはバスに乗って虹の湖公園まで。この日のお宿、温川山荘から迎えにきてもらいました。路線バスがバスがなくなったので、こうして送迎していますとのこと。ありがたい。
温川山荘はブナ林の中の一軒宿。何度か来ていますが、dokomoの携帯が繋がるようになっていました。夜になると寒いくらい。もう秋の風です。いい温泉に入って食事したら即熟睡。

27日(土)
いい天気。早朝の露天風呂が気持ちいい。
10時に旅館出発。タクシーで十和田湖畔の休屋まで行きました。朝日に輝く十和田湖は本当にきれいです。見ているだけで気持ちいい。休屋から子の口まで遊覧船に乗りました。それにしても…。いくらお盆明けのシーズンオフとはいえ、お客さんが少なすぎ。10年くらい前だったら、湖畔は観光客でいっぱいで、湖にこぎ出すボートもあって、それはにぎやかだったのに、今は歩いている人が数えられるくらい。遊覧船の乗客も15,6人ってとこ。
子の口からは青森行きのJRバスに乗ります。が、なんと。8月の末から9月の半ばまでシーズンオフで減便されているのだ。乗るつもりだったバスがなくて、3時半頃の最終に乗るしかありません。3時間もあるので、久しぶりに奥入瀬を歩くことにしました。12時過ぎのバスで雲井の滝停留所まで行って、そこから休憩所のある石ヶ戸までの3キロ弱を歩き、石ヶ戸から青森行きの最終バスに乗ります。
途中休み休み、写真を撮りながら1時間ほどかけて歩きました。
奥入瀬渓流は遊歩道が整備されているし、ほとんど起伏がないので、散策するにはもってこい。世の中には、写真にひかれて行ってみるとがっかり…と言う場所がありますが、ここは写真より実際の方がもっときれいです。木漏れ日が美しく、さわやかな渓流沿いに歩くのはいい森林浴になりました。
青森行きのバスは、新幹線はやぶさ塗装の新車。車内は静かで眠くなってきます。少し遅めに酸ヶ湯温泉着。お風呂に入ってすぐに食事です。

(後篇につづく)

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