2011/12/09

最近読んだ本

ちょっとメモ。題名のみ。

 旅人国定龍次(ちくま文庫)
 女剣一代-聞書き「女剣劇役者・中野弘子」
 当マイクロフォン
 沢村貞子-貝のうた-
 ウルトラマンになった男
 荒川放水路物語
 若さま侍捕物手帖(徳間文庫)
 船場道修町-薬・商い・学の町-
 なほになほなほ
 付き馬屋おえん暗闇始末
 八丁堀・お助け同心秘聞 御定法破り編
 旦那の意見(中公文庫)
 想い出大事箱-父・高木彬光と高木家の物語-
 隠々洞ききがき抄-天和のお七火事-
 浮世女房洒落日記
 ギンギラ落語ボーイ

山田風太郎の「旅人国定龍次」はさすがだなーと。虚実入り乱れての大活劇とロマンス。
「船場道修町-薬・商い・学の町-」の著者は道修町に生まれ育った人。今はなき船場の暮らし、風習、町の様子、商売のやり方などが丁寧に語られていて面白かったです。船場は旦那町なのよねー。
「八丁堀・お助け同心秘聞」は笹沢左保 。この人の時代小説は面白いよ。
「隠々洞ききがき抄」の著者は杉本苑子。八百屋お七事件を軸にした連作ものです。この人の本で永代橋が落ちた事件扱った連作ものも面白かった。
「ギンギラ落語ボーイ」は三遊亭白鳥師匠の新作小説。落語の…というよりは立派な青春小説。

こうして書き出してみるとほとんど図書館で借りた本だ。
駅前にいい図書館があるのです。夜は10時まで開いているので会社帰りに寄れるのがうれしい。自分ちの本棚みたいな感覚。
読みたいなーと思った時にネットからすぐに検索、予約できるしね。ありがたやー。こういう事なら税金を払うのも納得。たぶん本代で住民税の元はとれてる(笑)。

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2011/10/27

北杜夫さん亡くなる

今朝、友人のツイートで知りました。体の中を冷たい風が通り抜けるような感じ。さみしいなぁ。
40代前後の一部の人にとって、北杜夫という名前は、星新一、遠藤周作と共に心の中に刻みつけられた特別な名前ではないかな。カリスマや憧れとはちょっと違う、心の灯火のような存在でした。中学、高校生の時に夢中になって読みました。

それまで子供向けの本、例えばポプラ社の怪人二十面相やシャーロックホームズなぞを読んでいた私が、うまく大人の本に移れたのは、そして読書の楽しみを知ったのは、この三人の本に出会ったおかげです(…といっても、遠藤周作は狐狸庵ものしか読んだことないけど)。同じような仲間はまわりに何人かいて、マンボウ派と狐狸庵派に別れていました。狐狸庵派の友人は佐藤愛子なぞを読んでいたし、私はもちろんトーマス・マンからドイツの翻訳物を読んでいました。当時は新潮文庫や角川文庫で、ほとんどの作品は文庫本で読む事ができたのです。星新一と北杜夫の文庫本は全て持っていたはず。文庫になっていない本は単行本で揃えました。

いやぁ、心底さみしいなぁ。

ところで、ニュースを見ていても(タイミングが悪いせいかもしれませんが)、あまり大きなニュースにはなっていないのね。最近の若い人には馴染みのない名前で、芥川賞作家の一人が亡くなったというだけの事なのかもしれませんが、そんな簡単な事じゃないのよ。

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2011/06/18

宮脇俊三『ローカルバスの終点へ』@洋泉社新書y

Bus_
私が以前読んだのは文庫本。新書になって復刊しました。久しぶりに再読。

鉄道ブームという昨今。雑誌の特集なぞには「ローカル線に乗って(鈍行列車に乗って)のんびり旅」なんつーフレーズをよく目にしますが、いま、ローカル線や鈍行に乗って旅をするなんていうのは、本当に大変。本数が少ない、接続が悪いで、出発前にきちんと行程をたてていかないと途中で身動きがとれなくなります。食事の準備もしておかないと、夕食抜きで朝まで・・・なんつーことにもなりかねません。「気ままにのんびり旅」とは対極にあるのが、今のローカル線の旅であります。

30年ほど前、私が友人達と長崎や北海道へ行った時は、鈍行の夜行も走っていたし(門司港発長崎・佐世保行とか、札幌発釧路行きとか)、鈍行を乗り継いでどこへでも行けました(仙台発青森行きにも乗ったなー)。ちょっとした駅には立ち食い蕎麦や駅弁があり、長い停車時間にはホームに出て、蒸気機関車時代のなごりの洗面所で顔を洗ったり。鉄道が走っていないところには、路線バスが走っているのでだいじょうぶ。
今思うと不便なようでいて実は行動範囲が広かったように思えます。目的もなく行きたい所へ行けたのだ。

この本はそんな時代、昭和の終わりに宮脇さんが駅から出ているローカルバスに乗ってその終点にまで行く紀行文。乗車時間が1時間以上で、目的地がさほど有名でない所というルールがあるので、沿線の風景も目的地にも変わりばえはしませんが、そこに書かれる旅は魅力的です。どういう所なのか、ネットでいろいろ調べたりして(^^)。見た物、出会った人、そこでの自分の気持ちが短い文章の中にきちんと書かれているからだと思います。
文章の最後には、乗ったローカルバスの現状が記されています。その多くは廃止となり、自治体の運営するコミュニティバスや乗り合いタクシーとなっていました。
私が若い頃にしたような旅はもう過去のものになりつつあるのでしょう。もちろん、今には今の旅のスタイルがあるわけですけどね。

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2011/04/16

最近読んだ本

・・・の中で面白かったもの。

 『吉原という異界』塩見鮮一郎 現代書館
   吉原の成り立ちやどういう世界だったのかを、江戸の始まりから辿ります。他の吉原本とはちょっと毛色が違っていました。人形町でいつも落語を聴きに行くときに歩く道が新吉原に移る前の大門だったのかーとか、新たな発見も多し。

 『大阪づくし私の産声・山崎豊子自作を語る』山崎豊子 新潮社
   実は山崎豊子の本は一度も読んだことがないのだ。でも映画はよく見ているのですっかり読んだ気分でいます。「白い巨塔」「華麗なる一族」など、関西を舞台にした小説の創作ノート的なエッセイと、船場の老舗のお嬢さんとして育った山崎豊子の、今はすっかり失われた古き大阪の姿を描いたエッセイの二本立て。これを読んだらまた映画が見たくなりました。ちょうどスカパーで「華麗なる一族」(もちろん佐分利信が主演のやつね)を放送していたので久しぶりに見ました。面白いよねー。さすが山本薩夫。

 『ニッポンの穴紀行-近代史を彩る光と影-』西牟田靖 光文社
   西牟田靖さんは目の付けどころが面白いといつも感心してしまいます。今回は「穴」をテーマに軍艦島から黒部ダム、吉見百穴と岩窟ホテル・・・。人形峠の章は、今読むと感慨もひとしお。

 『映画の夢、夢のスター』山田宏一 幻戯書房
   映画に夢中になっていた子供の頃に憧れた映画(洋画)スタアについて。だから戦前に活躍した俳優がほとんどです。女優よりも男優の方が熱が入っているように感じました。これを読んでいたら猛烈に昔の洋画が見たくなってきました・・・と運良くスカパーで「スミス都へ行く」をやっていたので見ちゃったよ。

 『十蘭万華鏡』久生十蘭 河出文庫
   たまりませんなー。面白くて読み進むのがもったいなかったです。SF、幻想小説、ミステリー・・・。久生十蘭の小説をカテゴリーでくくるのは無駄だなー。「読み物」というのは、こういう文章の事をいうのだと思います。

東京創元社のメルマガによると、6月に創元推理文庫から都筑道夫のSF短編集が出るとのこと。買わねばー。
ちくま文庫からは山田風太郎の幕末小説集が出てますね。山田風太郎は何だか怖くてなかなか手を出せずにいます。どおしよう・・・。

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2010/12/30

快楽亭ブラック『歌舞伎はこう見ろ!―椿説歌舞伎観劇談義』

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私はブラック師匠の落語はあまり好きではないけれど、映画と歌舞伎の話しは大好きであります。それは自腹で時間を割いて映画やお芝居を見ている観客の視線がきちんとあるからです。見ている映画の本数も、歌舞伎の舞台もハンぱではない。まぁ、歌舞伎に関しては素人でも「東京の舞台は全部みている。たまには2,3度見る」レベルの人がうじゃうじゃいるので当然ですが。とにかく場数をこなすというか、見ていないとお話しにならないのが映画やお芝居の評であるし、それも映画だけしか見ていないというのも困りもので、だいいち、お芝居をみていないと忠臣蔵映画なんてさっぱりわからんでしょ。

『歌舞伎はこう見ろ!―椿説歌舞伎観劇談義』はブラック師匠による「歌舞伎の見方」。古典芸能、芸術として神棚にあげられてしまいそうな歌舞伎をグッと私たちの舞台へ引きずり落とす作業のような気がします。神棚にあげられたら歌舞伎の将来はもうないでしょう。型の伝承だけで中身がなくなってしまう。それは困るんであります。なぜなら面白いから。確かに敷居は高いけど、それを越えちゃうとこんなにきらびやかで、きれいで、くだらなくて、知的好奇心を満たせてくれるものは、そうはないです。どこが面白いのか、その肝がわかれば歌舞伎の見方が変わってくるし、セリフも義太夫も長唄もスッと頭に入ってくる。慣れとは恐ろしいものですな。逆に、その肝、歌舞伎の面白いところがわかっていないお芝居は、つまらないのであります。

ブラック師匠は、歌舞伎の面白さ(見方)を紹介しつつ、おもしろくないところはバッサリ切る。それが理屈に合っているから気持ちいい。
例えば大好きな当代中村勘三郎に対しても、「同志よりも客にやさしい、という一点が加われば・・・」というところに、大きく頷いてしまう人も多いのではないかなぁ。歳をとった歌右衛門の「籠釣瓶」の八ツ橋をはっきり醜いと書いたのを読んだのは初めてかも。吉右衛門も、巧いけどセンスがないというところには、吉右衛門ファンの私もうなずいてしまう。「インテリは役者や芸人の敵だ」というのもその通り。みんなこっそり思ってはいるんだけどね(^^)。

「文七元結」についての一文は、落語ファンも読んで損はないです。最後にはブラック版落語の「七段目」のおまけつき。
落語でもこういう感じの本があればいいのになぁと思いました。私が知らないだけかもしれないけど。
この本と同じような「落語の聴き方」って事になると、お気に入りの噺家さんの贔屓のひきたおしになってしまうように思います。世の中に噺家という人は何百人といて、それがみんな個人芸で、毎日違う高座で、全部聴くのは物理的に無理な状態では、特定の噺家に片寄ってしまうのは仕方がないかもしれないけれど。なーんか、今の落語ファンって、ちょっと息苦しくないですか?と感じてしまうこと、あるんですよねー。

何にせよ、お薦めの一冊。下ネタ満載だし、受け付けない人もいるでしょうけどね。

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2010/12/29

最近読んだ本

11月から読んだ本をメモ。

 ・海音寺潮五郎 「日本名城伝」新潮文庫
 ・南條範夫 「慶安太平記」 光文社文庫
 ・柴田錬三郎他 「幻の剣鬼七番勝負」PHP文庫
 ・林家彦いち 「いただき人生訓 」 ポプラ社
 ・春日太一 「天才勝新太郎」 文春新書
 ・春日太一 「時代劇は死なず!-京都太秦の「職人」たち-」 集英社新書
 ・都築響一 「バブルの肖像」 アスペクト
 ・近藤富枝 「荷風と左団次」 河出書房新社
 ・横田順弥 「明治時代は謎だらけ」 平凡社
 ・中村勘三郎 「十七世中村勘三郎-自伝やっぱり役者-」 日本図書センター
 ・マキノ雅弘 「映画渡世-マキノ雅弘自伝-天の巻」 平凡社
 ・マキノ雅弘 「映画渡世-マキノ雅弘自伝-地の巻」 平凡社
 ・古今亭菊之丞 「こういう了見」 WAVE出版
 ・山田俊幸 「小林かいちの魅力-京都アール・デコの発見-」 清流出版
 ・快楽亭ブラック 「歌舞伎はこう見ろ!―椿説歌舞伎観劇談義」 彩流社
 ・本田靖春 「警察(サツ)回り」 ちくま文庫
 ・ 岩下尚史 「名妓の資格-細書・新柳夜咄-」 雄山閣

このうち買ったのは2冊。図書館さまさま。
春日太一さんの2冊は大映京都撮影所のスタッフがいっぱい出てきてうれしかった。こういう聞き書きができるのは今のうち。歌舞伎でも同じだろうけれど、質の高い裏方さんの存在がいい映画、舞台を作り上げていくのですねー。
「荷風と左団次」は岡本綺堂が大好きだったという二代目左団次のことが知りたくて読みました。左団次のまわりにサポーターのようについた人たちの顔ぶれがすごい。続けて読んだ先代勘三郎の自伝には、やんちゃだった勘三郎が偶然知り合った慶應や東大の学生達と深い友情で結ばれる場面がありました。先日の海老蔵の一件をみていて、まわりにもっといい友人、指南役がいないことが、彼の不幸なんではと思いました。

「こういう了見」「歌舞伎はこう見ろ!」は噺家さんの本ですが、ちまたにあふれる落語本とは毛色の違う本です。「こういう了見」は読み方によれば暴露本にも近く、前座修行から真打昇進と、お金の事を初め、落語会のかなりリアルな部分が書かれています。でも師匠の落語に対する愛情が根っこにあるので、単なる面白さだけを狙ったものではないのがわかります。
「歌舞伎はこう見ろ!」も歌舞伎に対する愛情にあふれた本。だから贔屓の引き倒しになっていないところがとてもいいです。下ネタ満載なのでダメな人はダメだと思うけど。

マキノ雅弘「映画渡世」はウワサには聞いていたけれど、映画好きにはたまらない本。面白くて面白くて。マキノ雅弘が歩んできた道のりがそのまま日本映画史です。登場人物も多士済々。

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2010/11/10

林家彦いち『いただき人生訓』@ポプラ社

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図書館の本を検索していてたまたま見つけた。探していた本は結局なかったので、かわりに借りてみた。つまらなかったら途中でやめて返しちゃえばいいやーと思いつつ。本を開いた形跡がないので、私が初めて借りたのかも。

林家彦いちとは、東京の若手真打であります。喬太郎師と同期らしい。落語は2,3回聴いた事があります。新作落語の人で、噺にパンチがあります。面白いよ。

この本は、彦いち師匠が前座修行中から今まで、主に楽屋や打ち上げの席で交わされた会話の中で心に残る一言について書いた短いエッセイ集です。一言の主は大先輩の時もあるし、歳の近い芸人仲間の時もあるしと様々ですが、変わらないのはそれを受けとめる彦いち師匠の真摯な態度であります。
静かで整然とした楽屋の緊張感の中で生まれる言葉はどれも温かく人間的です。この本に登場する人、みんなのファンになってしまいそーだ(^^)。
高座とは違う噺家さんの一面が垣間見られる好著。

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2010/11/09

『バブルの肖像』@都築響一

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図書館で借りてきた。2004年から1年間、週刊朝日に連載されたものの単行本。そういえば連載中に読んだ記憶もあり。

バブルと呼ばれる時代は1980年代後半の数年間らしいんだけど、しばらくの間はバブルがはじけたのに気が付かなかったので1990年代の初っぱなくらまでの事だと思う。今の30代半ばくらいの人だと、もう記憶にないのかなぁ。「バブルってみんながお金持ちだったんですか?」と20代同僚に明るく尋ねられた事があったけれど、実際に手元にお金があったのかどうかは別にして(当時、大阪の某アパレルで事務員していた私の給料は額面で15,6万だった)、やけに景気がよかったような、そんな気分があったような気がする。あと、あの頃は「人のお金で飲めた」のですよ。

証券会社に入社した後輩の友達の初めての夏のボーナスがいきなり100万越えたとか、バブル入社の従兄弟は10月1日の解禁日に内定していた会社に蓼科だかのリゾート施設で監禁されていたし、当時一緒に住んでいた祖母にはしょっちゅう証券会社の営業マンがきていたし、そういえば会社の忘年会が梅田のマハラジャ貸切だった(笑)。
社長が中崎町のこじゃれたビルに社長室を作って美人の秘書をやとったのもあの頃だ。出たばかりのバカでかい携帯電話も契約してさ。CI(コーポレート・アイデンティティ)とかゆーのがはやって、なんちゃらコンサルタントとかにだまされて、ものすごいお金をかけてカタログを作ったりした。←請求書をみてびっくり。
データ入力専門の派遣社員の時給が2500円で、月給でみると私より多かった。

大阪で地味に生活していた身には、バブルといっても特別な事はなかったような気がするけど、それでもみんな大なり小なりいい思いはしたと思う。「株で儲かったからおいしいものを食べに行こう」と誘ってもらったりとかさ。
あの頃は銀行預金の金利が7%とかだったんですよ。がんばってボーナスをMMCにしたもんだ。

・・・てなことを、この本を読んで思い出しました。
バブルの最前線ではスゴイ事になっていたんですなー。著者の都築響一さんは、ご自身もバブルの中にいたとあって、あの時代に向ける視線は多少自嘲気味でやさしい。
私は懐かしく、また面白く読みました。たぶん、今の20代くらいの人が読むと「ばっかじゃないのー」って思うんでしょうけどね。

それはそうと、斎藤澪奈子(「超一流主義」の人)って亡くなっていたんですね。知らんかった。

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2010/10/20

「全国鉄道絶景パノラマ地図帳」@集英社

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仕事帰りに立ち寄った書店で見つけて思わず買ってしまいました。奥付では10月19日発行とあるから、出たばかりなんかー。
「週刊鉄道絶景の旅」に掲載されたパノラマ図の総集編らしいです。なので、車窓が楽しめる現役の路線を中心にした編集になっています。鉄ちゃんにはものたりないかもしれませんが。

そもそも私の頭の中の鉄道路線図は時刻表の地図が元になっているので、方位とか土地のつながりなどが、ずれているのであります。それを頭の中で調整しながら、行ったことのある土地、乗ったことのある路線を辿っていくのが楽しいです。
それにしても日本は本当に山だらけですね。鉄道を敷くというのは、どうやって峠を越えて山の向こうの町へ行くか、その挑戦でもあると思いました。

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2010/10/15

慶安太平記を借りてきた

図書館で南条範夫の「慶安太平記」を借りてきた。なまじ聞きかじっているものだから知っているようで実は全然知らないのでありますよ。
「慶安太平記」って、国家転覆をはかった由井正雪が、将軍のご落胤と偽って浪人者を集めて江戸に下り、「救民」の旗を掲げて打ち壊しをした事件・・・って、自分でもいくつか話しが混じっているような気が・・・

今日はこれから半休をとって国立劇場でお芝居。早く帰りたいのに、返事待ちのお仕事あり。えーん。お腹空いた。
今日のお芝居は「天保遊俠録」と「将軍江戸を去る」。幕末も私の頭の中では、いろんな話しが混じっているんだよねぇ。

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