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2012/04/21

「仮名手本忠臣蔵」@新橋演舞場夜の部

8日。新橋演舞場の花形歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」。夜の部に行きました。珍らしく夫が一緒だったので三越の地下でお弁当調達。

夜の部は五段目から討ち入りまで。亀治郎の勘平がよかった。上方の型らしいです。じわじわと追いつめられていく、その焦燥感がたまらん。黒紋付きをうまく使った演出もよかった。対面を取り繕うとする勘平の切ない気持ちにポロリとしちゃったよ。
この一座で一番のベテランは、おかる役の福助ですか。とにかくみーんな若くて、それだけで楽しくなってくる。私はこの人たちの成長を見ていくことになるのだ。
由良之助役の染五郎。私は大いに期待しているのですが、どうも線が細くて。亀鶴のお才。この人の女方は初めて見たかも。年増女って難しいんだろうなぁ。亀三郎、亀寿も丁寧でよかった。

「仮名手本忠臣蔵」って見れば見るほどよくできたお芝居だと思う。面白いしねー。だからこそ今まで残ってきているんだろうし。これは古典落語も同じ。

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コメント

あら、私も先日、観たのよ!
五段目、お役人の脇役たちが、若手を引き立てて、かつ
舞台を締めていた。そんな渋さにもぐっときた。

投稿: MINA | 2012/04/21 16:47

MINAさん、お返事が遅くなりました。
今月の演舞場、花形歌舞伎はおもしろかったですね。主役はもちろん、脇を固める役者さんもこれから頑張ってもらわないといけない人ばかり。お芝居は全体のハーモニーだもんね。
機会があればまた一緒にお芝居を見に行きましょう。

投稿: あやこ | 2012/04/28 12:40

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