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2011/11/28

映画『冷飯とおさんとちゃん』

つけっぱなしにしていたスカパーの東映チャンネルで(その前にやっていた『警視庁物語』を見ていたのだ)いつの間にか始まっていて、そのオープニングの映像で「おや?」と引きつけられて一気にみてしまいました、3時間。
山本周五郎の三つの短編が原作のオムニバス映画。主役の中村錦之助が、一作目の『冷飯』は武家の冷飯食いの四男坊、二作目は女房から逃げつつなお未練が残る大工、三作目は腕のいい火鉢職人なれど丁寧な仕事は今の時代に合わず貧乏暮らしを余儀なくされている職人を演じ分けます。どれも最初は錦之助が延々と歩く姿から始まります。一作目では何となくおどおどとした様子で緊張いっぱい、二作目では憂いがいっぱい、三作目ではヘロヘロの酔っぱらい。背中でものを言うこのシーンがいいのですよ。
どれも脚本が少々くどいような気もしますが、それが丁寧な演出につながっているとようにも思います。そして脇を固める豊富な役者。ちょっとした役でもそれが積み重なって映画全体の雰囲気を決めていきます。例えば一作目『冷飯』での古書店の主人・藤原釜足、屑屋・浜村純、叔父の花澤徳衛、五千石のお殿さま・千秋実、おしゃべりの三兄・小沢昭一。いいなぁ。女優もすてきです。木暮実千代、入江若葉、三田佳子、新珠三千代、渡辺美佐子、森光子。

70年代に入ってからの錦之助は大げさというか辛気くさいというかどうも好きになれないのですが、この頃の錦之助はグッと気持ちを内に込めた演技が光って本当にいいです。

撮影所のセットを贅沢につかっていて、その美しさにも惹きつけられました。見終わったあといい気分になれる監督は田坂具隆。

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四ッ谷にて。

四ッ谷にて。
26日。
この夏にひょんな事でお会いした方からお誘いをうけて四ッ谷の「萬屋おかげんさん」。いやぁ、すごい店でした。お魚中心の献立で店主のセンスがキラリと光りすぎです(^^)。酒飲みの好みをよくおわかりで。
たとえばお造りはメジマグロを藁で軽く炙ったもの、メジマグロのづけ、あっさりとした〆鯖にカワハギはもちろんキモを手作りの土佐醤油で。このキモだけで一合飲めます。日本酒の揃えも私好み。佐久の花、豊盃、写楽、鳳凰美田、東一。ぐふふ。〆のおにぎりも美味。
予約しないと難しいようですが、おすすめでございます。
お招きいただいたYさんとのおしゃべりも楽しく、気が付けばアッと言う間に3時間。楽しいヒトトキでありました。

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2011/11/26

来月のおたのしみ(メモ)

春先に仕事の内容が少し変わってやっと慣れてきた(というか遅れていた仕事が少し追いついてきた)ところに、年明け早々に行う会社の組織変更の事務全般、きたる年度末と決算に控えて仕事も片づけておかないといけないし…とバタバタするうちに日々が過ぎていきます。小さい会社なんで何でもかんでもやらなきゃならんのです。もう12月ですかー。ますます大変だー。
でもだからこそ、好きなことはやっておこうと思いますっ。現実逃避。

12月は忙しいのに見たいのいっぱい。
文楽公演は「鑑賞教室」も共にチケットをとりました。義太夫聴くのが楽しみだー。
国立の『元禄忠臣蔵』も行きます。お芝居久しぶりー。
あと落語会もいくつか。28日の「年忘れ市馬落語集」もチケットを取りましたが、開演に間に合うのでしょーか。不安…

神保町シアターは岡田茉莉子特集。温泉女将だと思っていたら大間違い。撮影所育ちで錚々たる監督のもとで数多くの映画に出て、今は少なくなった真の映画女優であります。若い頃の少しふてくされたような表情がたまりません。『秋津温泉』はまだ一度もスクリーンで見ていないので今回はぜひ見たい。

鈴本演芸場は上席夜の部が雲助師匠で1日くらいはどっかで行きたい。
あとブリジストン美術館とか行きたい展覧会がいくつか。

あー、忘年会、どうしよお。年賀状の用意もある…。

といいつつ、今日は朝寝して夕方から出かけるのですが、それまでぐうたらしています。ごろごろ。

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最近きいた落語

今月は2回だけ。仕事が忙しくてあらかじめチケットをとっていた会以外は行けなかったのだ。とほほ。

・15日「市馬落語集」@鈴本演芸場

6時開演なんて間に合わないよーと遅刻。『宗論』の途中から。

  市馬 『宗論』
  市馬 『大工しらべ』
 (仲入り)
  めおと楽団ジキジキ
  市馬 『夢金』

『大工しらべ』はサゲまで。先日横浜にぎわい座でも聴いたけど、市馬師匠の『大工しらべ』は棟梁の啖呵が単なる早口言葉になっていないところが好き。きちんと息つぎをして言葉もくぎって話し言葉になっているところ。そりゃそうだよね。早口言葉で負かせてやろうと思って啖呵を切るわけじゃないもん。だからとっても聴きやすい。そして与太ちゃんが可愛らしくてたまらん。
『夢金』も二度目。吹雪の大川が目に浮かんできて市馬師匠の雰囲気にあっている噺だと思いました。
この日は客席からの雑音が多くて残念。気にすると気になって、それが悔しいので気にしないようにしているんだけど、やっぱり気になる。

・19日「白酒むふふふふふふ」@練馬文化センター小ホール

 (開口一番)扇 『牛ほめ』
  白酒 『火焔太鼓』
  ゲスト 東京ボーイズ
 (仲入り)
  白酒 『木乃伊取り』

東京ボーイズは初めて。一度聴きたかった(見たかった)のよー。芸協の人なので寄席で見る機会がなかなかないのだけれど、やっぱり寄席とか狭い舞台で見たいと思いました。
白酒師匠はいきなり『火焔太鼓』。相変わらずパワフルな一席。仲入りでたまたま会った友人夫婦と「次はなにやるかねー」と話していたら(私は少し早めに『富久』『宿屋の富』、それに『明烏』なんぞを期待していたのですが)おっと『木乃伊とり』でした。そんなに笑いが多い噺ではないけれど、白酒師匠に合ってるねー。よろしゅうございました。吉原で居続けをする若旦那が妙に印象に残りました。

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2011/11/24

訃報:立川談志

23日。今日は秩父宮ラグビー場で大学ラグビーの早慶戦。そのあと南青山の銭湯「清水湯」に行ってロビーで汗を拭きながらフルーツジュースを飲んでいたら、ツイッターを見ていた夫が「えっ。談志が死んだ」と一言。
もうずっと体が悪かったようだし、お歳だし、いずれは…と思っていたけれど、実際に訃報を聞くとさみしいというかなんというか。ふと談志も死ぬんだな…なんて事が頭に浮かびました。

肌に合う合わないは別にして、落語ファンで立川談志が嫌いだという人はまずいないと思います。文句のつけようがないほどうまいもん。最近は高座自体が少ないところにチケットがとりにくいので、一度生で聴きたかったなぁという落語ファンが多いと思います。幸い私は何度か聴く事ができました。特に印象に残っているのは20年近く前に浅草の5656会館の独演会。確か夫が「今夜、浅草でやるから行ってみようか」といって行ったのです。当時は当日券でも入れたのだ。その時は「ねずみ穴」を聴けました。最初の病気の後だったのか声の調子が悪いことをしきりに気にしていたことと、口演中に携帯電話の着信音がして客席が一瞬凍り付いたこと、それをサラッと噺の中に入れてよどみなく噺を続けた事を覚えています。もちろん落語はすごくよかった。いいモノが聴けたとホクホクしながら帰りました。それでも若い頃の談志を知っている人は「昔はそんなもんじゃないヨ」って事になるんでしょうけどね(^^)。

落語に限らず何でも、特に「芸」と呼ばれるものは、自分がやっていることが好きだって事が大切だと思います。自分が愛情を持てないのに、赤の他人を笑わせたり泣かせたり感心させたりできるでしょーか。立川談志という人は落語が好きで好きで、もう訳がわからなくなるくらい好きだったんだと思います。落語のためなら何でもするっていう気持ち。そういうのがすてきだね。

「立川談志死去」なんてニュースを見つつ、これで「平成の名人」なんて言われるようになるのかなーなんて思う。ふん。
落語はやっぱりライブ。いいときも悪いときもあるけれど、見て感じないとわからない。ここんとこ仕事が忙しくてなかなか落語を聴きに行けないけれど…また行こ。

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2011/11/21

鉛温泉藤三旅館

今回の旅行は夏休みに実家に帰ったときに決まりました。東北の温泉に行ってみたいというので、交通の便がよくて一軒宿で鄙びた雰囲気も味わえるところと、鉛温泉の藤三旅館に決めました。近くの大沢温泉には母を連れて行ったことがあるので。
豊沢川にそって点々と温泉が湧いています。どこも湯量が豊富なよう。火山帯なんですかねぇ。あまりそんな気がしないけど。鉛温泉には5つの温泉があってちょっとづつお湯の感じが違います。一番有名なのは立ってはいる(水深が150センチくらいある)白猿の湯で、混浴の岩風呂。下からコポコポお湯が湧いています。他に露天風呂のついた桂の湯、自炊部のお国ある河鹿の湯、新しくできた半露天の白糸の湯に貸切風呂の小さい銀の湯があります。

以前は旅館部に泊まっている人は自炊部のお風呂に入れなかったので、私にとって自炊部の河鹿の湯は長い間謎の湯でした。薄暗い自炊部には怖くて入れなかったし。私はここのお湯が一番好き。シンプルなところが温泉場の共同浴場のようです。入り口の雰囲気もちょっとモダンな感じがして昭和のにおいがぷんぷん。
白糸の湯と白銀の湯があったところには、改装前は小さな女性用のお風呂と、その名もアトミック風呂なるアトミックなタイル画があった、これまたとっても昭和なお風呂がありました。それも好きだったんですけどね。今のお風呂も入りやすくていいです。
白猿の湯は今までの朝と夜の他に昼間にも女性専用タイムが出来ていました。このお湯は入る人が多いところに循環しているわけではないので、すぐにお湯が汚れてしまうよう。夜に入ったら結構濁っていました。これが早朝、4時過ぎに夫と一緒に入ったら、足の爪の先まで見えるようなすばらしく美しいお湯に入れ替わっていました。新鮮なお湯なのでピリピリと肌を刺すような感覚があります。ふぁー、いいお湯。

藤三旅館には20年ほど通っていますけど、行くたびにどこかが少しずつ変わっていくのが楽しい。ある時は部屋の電話がダイヤル式からプッシュホンになり、畳が入れ替わり、トイレがリニューアルされ、廊下の壁紙がきれいになり、お部屋の中も少しきれいに。昭和の初めに建てられたという木造三階建ての建物を建て替えることなく変えていくのも一つの方法。古さも「古くさい」の時期を過ぎればレトロになって売りになりますね。

あ、変わらないものがありました。50年ココで働いているという売店のおばちゃん。私が知ってる20年前から全然変わらん。

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2011/11/20

岩手旅行

12日13日の土日で、大阪の母と弟のお嫁さん、京都の叔母と一緒に東北へ行ってきました。
土曜日は東京から「はやぶさ」に乗って盛岡へ。ぴょんぴょん舎で昼食後、お天気がよかったので北上川から岩手山を見て、新幹線で新花巻、タクシーで鉛温泉藤三旅館へ。途中胡四王山から花巻の風景を楽しみました。
日曜日は鉛温泉発8時という私たちの旅にあるまじき早朝の出発。観光バスで平泉観光です。世界遺産効果か、境内はものすごい人出でした。団体さん多し!いつもは混雑する所は苦手ですが、6月に来たときがあまりにもガラガラだったので、よかったなーと素直に喜んじゃいます。

平泉には何度か来ていますが、今回は初めて義経堂に行ったのが新たな発見でした。景色はいいし「奥の細道」の舞台だし。「奥の細道」の舞台を歩いてみたいと言っていた父がいたら喜んだろうなぁ。地味な所ですが歴史好きにはおすすめです。
中尊寺では金色堂の下まで来るまで入れるのね。いつも下からヒーコラ歩いていたので。年寄りがいるので助かります。また中尊寺ハスを栽培している池もありました。これも発見。

観光バスは一ノ関駅で解散だったので駅前の「自雷也」で少し遅い昼食。ここは6月にたまたま入ってとてもよかったのです。お店の方も顔を覚えていてくれました。そりゃ、ものすごい勢いで食べるだけ食べて帰ったもんなぁ(笑)。とってもおいしい前沢牛を食べさせてくれます。もちろん少しお高いですが、東京で食べる事を考えたら安い安い(というか、こういう肉を出す店があるのか?)。トロトロジューシーでお肉の味がしっかり。ステーキをみんなで分けて(柔らかい!)、すき焼きを4人前にお肉追加。ココのすき焼きは煮込まずしゃぶしゃぶのようにしていただきます。はふー。〆はお餅とおうどん。お餅がおいしい。
お店の方にきくと、岩手産の牛肉が出荷停止になったときは大変で、他の地方の肉を取り寄せてしのいだそうです。こういうのは補償の対象になるのかなぁ。ならないんだろうなぁ。

日本各地にはその地方のブランド牛があって、それがどこもおいしいのだ(おまけに安い)。村上牛、能登牛もおいしかったなぁ。旅先での楽しみです。ちなみに花巻は豚肉がおいしい。

今年は紅葉がゆっくりすすんでいるようで、あちこちで楽しめましたが、朝夕の気温が下がらないので例年に比べて色づきが悪いのだとか。それでも私たちにとってはキレイだけどね。
関西組とは東京駅からそのまま東海道新幹線に乗り換えて帰って行きました。

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2011/11/18

日立市銘菓モーター最中

日立市銘菓モーター最中
↑どうせなら「モートル最中」にしてほしかったなー。

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2011/11/16

夏草や兵どもが夢の跡


↑平泉は義経堂より北上川を望む。
あいにくガスがかかっていてはっきりとは見えませんが
『先、高館にのぼれば、北上川南部より流るゝ大河也。衣川は、和泉が城をめぐりて、高館の下にて大河に落入。泰衡等が旧跡は、衣が関を隔て、南部口をさし堅め、夷をふせぐとみえたり』
というのがこの景色なのだなぁ。清々しくなりますね。
今回、初めて高館(判官館)に行きました。階段の先に小さなお堂があるだけだけれど、歴史の重みがいっぱい。弁慶の立ち往生もここですか。それに「奥の細道」の舞台でもありますね。

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2011/11/14

五月雨の降のこしてや光堂


五月雨じゃないけどね(^^)。
昨日訪れた中尊寺は団体客でいっぱい。普段は混雑するのが好きじゃないけど、6月の閑散とした(団体客が全然いない)中尊寺を見ていると、あー、よかったなーと素直に思います。土日くらいはイヤんなるほど混まないとねー。

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2011/11/13

毛越寺にて。

毛越寺にて。
観光バスにて平泉観光。紅葉がとてもきれいでした。曇り空でしたがそれもまたよし。ミニ京都だわ。

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2011/11/12

南部富士

南部富士
母と叔母、弟のお嫁さんを連れて東北にきています。「はやぶさ」で盛岡へ。振動の少なさと加速、減速のスムーズさは気持ちいいくらい。盛岡で昼食をとって花巻へ。早めに旅館に入ってのんびり。

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2011/11/10

ビール~


↑月曜日。同僚と仕事帰りにビアライゼ@新橋。やっぱここのビールはおいしいよ~。
今年入った新人ちゃんにも声をかけたら「行きます~」とノリよく返事をもらえたので、先輩女子はそれだけで大喜び。ほほほ。さからったらうるさいと思ったのかもしれませんが。
とにかくおんな4人でしゃべりたおしてきた。ここんとこ忙しくて、これからずーっと忙しいので(とほほ)最近は落語にも映画にも行けないし、でもそれ以上にいい気分転換になりました。

ところで、その新人ちゃんに、昨日、お昼ご飯を食べつつ聞いたのだけれど、せっかく入った会社を、もう辞めよう、辞めたいと言っているお友達が多いそうな。私も何度か転職を経験しているし、三ヶ月で辞めた会社もあるから偉そうなことは言えませんが、仕事なんて1年やらないと中身のことはよくわからないし、新卒なら2年くらい何かしら経験しておかないと、転職するにしても、今までの事がキャリアとしてみてもらえないと思うんだよねー。電話の応対とか、そういうのでもきちんと出来る人と出来ない人の差は大きい。どんな仕事でも慣れればある程度のことはできるんだから、まずは社会人としての経験を積むために、しばらくがんばればな~と思うオバハンなのである。

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2011/11/07

野口英世記念館にて。


↑野口英世がやけどをしたいろり。
先日訪ねた猪苗代の野口英世記念館には生家が保存されています。あのやけどをしたいろりもそのまま。知識としては知っていましたが本物を見ると何だか変な気持ち。
偉人として、私が子供の頃はその伝記をいつの間にか読んでいたものですが(シュバイツァー博士とか)、大人になってその足跡をたどると、いろいろ感じるところというか、面白いなぁと思えます。留学費用ほしさに婚約して、その女性をほったらかしにしちゃうとか、若くして海外の研究期間で頭角を現すとか、ものすごいバイタリティーと上昇志向。長生きしていたらノーベル賞だってとったでしょうね。絶対ほしかったはず。
ヤなやつだとは思うけど、ヤなやつほど面白いのだ。
この記念館、昔、野口英世の伝記を読んだ大人にこそ見てほしい記念館であります。

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2011/11/05

久しぶりにラグビーを見に行った。

3日。大学ラグビーを見に、秩父宮ラグビー場へ行きました。久しぶり。第一試合は明治対慶應、第二試合は早稲田対帝京です。

ラグビーを見始めたのはラグビー好きの夫と結婚してからで、観客歴は20年ほどですが見てるだけです。見始めた頃は東芝の松田がまだ関東学院大学にいて、そこそこ強いんだけど大学選手権で早稲田と当たってどうしても勝てなかった頃です。そういえば松田くんは現役でがんばってるんだなー。でもその他の選手はみんな引退して指導者になりました。
そんな一人、吉田が監督の明治大学。ラグビーを見始めた1990年代の明治はにくたらしいほど強かったです。強いフォワードでガンガン押して当たって相手をヘトヘトに疲れさせて、バックスもよく動いて、相手を徹底的に打ちのめすラグビーでした。その明治が苦戦するようになったのは北島先生が亡くなってから。
有名大学だから才能はある選手が集まっているはずなのに、パッとしないのはなぜなんでしょう。何ごとも才能だけじゃある程度までは出来ても、それ以上にはいけないということでしょうか。いい指導者、モチベーション。大切なモノは他にあるって事ですね。

第一試合は明治の勝利で終わりましたがシャキッとしないゲームでした。主審のポジショニングが悪いよ。
吉田監督の、昔の明治のように大きなフォワードで押していくスタイル、明治のスタイルをまずは築き上げていこうという意図は感じました。それは単なるノスタルジーではなくて、自分たちはこれを信じてやっていけばいんだという一つの信念をチームに持たせたいって事なんでしょうね。が、フォワードが走らなさすぎ。今はそれどころじゃないってことなのかもしれませんが。

第二試合の早稲田対帝京は、筑波に負けた早稲田が帝京にこてんぱんにやられる…という場面を想像していたのですが、意外や早稲田が(?)大健闘。でもゴール前まで責めて点がとれないのは今の早稲田の力なのかなぁ。とにかく、くだらないミスが多すぎ。つまらないノックオンやスローフォワード、パスミス。ボールを帝京に渡さないようにしないといけないのになぁ…という場面が多くありました。帝京も決して調子がよかったようには思えなかったし、勝てる試合を逃したなって感じです。

先日終わったラグビーのワールドカップを見ていると、世界のトップレベルの試合にほれぼれするのはもちろんですが、優勝したニュージーランドをはじめ、「根性」とか「気合い」なんていう多少浪花節的な気持ちの漂う試合が多かったです。やっぱり最後は気持ちの差なんだよなー。NZなんて根性で優勝したって感じだもんなー。実力に差がないチーム同志では最後は気持ちの差が勝敗を決めるし、気持ちがあれば勝敗に関係なく満足できるだろうし、観客も納得できるんだ。

夫はこれからもちょくちょくラグビーを見に行くようですが、私は次は23日の早慶戦、そして12月の早明戦です。

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2011/11/01

今日の空@昼休み

今日の空@昼休み
秋ね〜

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