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2011/10/11

坂東玉三郎特別舞踊公演@日生劇場

7日。この日は夕方の6時半開演。この時間だと仕事帰りに行けるのでありがたい。できればもう30分遅いと助かるんだけどね。
日生劇場は好きな劇場です。客席から舞台が見やすいし、劇場の雰囲気もすてき。海の底をイメージしたというホール内は、ガウディみたいな曲線を多用し、ガラスタイルが貼り付けられた壁面がキラキラ輝いて、水が光に反射しているようです。その劇場の雰囲気と一番ぴったりしたのが、最後の演目『楊貴妃』でした。
演目は以下の三つ。

  傾城 吉原絵巻
  藤娘
  楊貴妃

それぞれの間に20分から30分の休憩時間があります。どの演目も30分ほどですから、ゆったっり。仕事帰りにはぴったりー。少しお高い気分転換ですが、衣装のすばらしさと玉三郎の美しさにひたれるならお安いものだと思いますことよ。単価で見ちゃぁイケマセン。

とにかく玉三郎の美しさったらありませんっ。最初から最後まで客席はため息の嵐で、まさに「うっとり」というのはこういう事をいうのだなぁとちょっと面白かったです。
徹底的に鍛えられた身のこなしはもちろん(ホント、舞踊は体育会系だと思う)手の表情がすばらしい。そこに美が集約されています。
それぞれ趣が違いましたが、意外や私はさほど期待していなかった『楊貴妃』に深く感銘いたしました。そもそも設定が、あの世の者になった楊貴妃に玄宗皇帝からの手紙を携えた方士が会いに行くという、この世ではないはなし。そのストーリーに、薄いカーテンのような幕が下ろされただけの舞台、そして劇場の雰囲気がよくあって、全体になんとも言えない妖気のようなものが漂います。京劇にも精通している玉三郎の流れるような動きは幻想的で、目の前に繰り広げられる世界が現実とは思えなくなりました。いやぁ、よかったなぁ。

『傾城』では日本舞踊らしい春夏秋冬を見せてくれます。特に冬、黒地に金糸の打掛、しんしんと雪が降るところがとてもよかったです。
『藤娘』は、よく見る真ん中にデーンと松の大木という舞台ではなく、上手遠くに松の大木、手前に藤棚という舞台になっていました。そこで踊る玉三郎は、西洋の妖精、ティンカーベルみたいです。かわいいなぁ。

坂東玉三郎という人は、たぐいまれなる役者さんだと思います。同時代に生きて生の舞台を見られることに感謝だわ。
来年1月もテアトル銀座で公演があるそーな。何をやるのかな。楽しみです。

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