磐梯熱海温泉に行ってきた。
この週末は夫と福島の磐梯熱海温泉へ。いま、東京都では東北地方の宿泊を伴う旅行に3千円の補助をしていて(指定の旅行会社のツアー旅行になりますが)これは利用せねば!と、我が家はびゅうのツアーを申し込みました(往復の交通費と旅館代がセットになったやつ)。せっかくなので、個人で計画するときは絶対に行かないような旅館にしました。場所は磐梯熱海温泉の一力。
磐梯熱海へは新幹線で郡山まで行って磐越西線に乗り換えます。10時40分に東京を出て、郡山で途中下車して昼食を食べても2時すぎには旅館についてしまう(^^)。速いですー。
磐梯熱海のお湯はアルカリ性で少しぬるっとしています。美人の湯だそうで、お肌つるつる。びゅうのツアー参加者対象の他の旅館立ち寄り湯券をもらったので、夕食前に散歩がてら近くの温泉に入ってきました。
一力は歴史のある旅館ですが、バブル期に改装したようで、エントランスやロビー、廊下の意匠が贅沢で凝っています。バブル期の建物って、無駄に空間が多いというか、天井が高くて廊下の幅が広いのよね。私は好きです(^^)。自慢の日本庭園もすてきで、お風呂は広く、従業員の対応もよくて気持ちよく過ごせました。夕食は手の込んだものを少しづつ。地酒を飲みつつおいしくいただきました。郡山産のごはんがおいしかった。水がいいのですね。8時過ぎには夢の中へ。
途中で起きて温泉に入ったりしましたが、結局朝の6時前まで熟睡。土曜日はとてもいいお天気でしたが日曜日はあいにくの曇り空。雨の降らないことを祈りましょう。
この日は裏磐梯へ。足がないので観光タクシーを頼みました。裏磐梯は夫が修学旅行で行ったところで、以前からずーっとまた行きたいと言っていたのです。私は初めてです。猪苗代湖を見つつ磐梯山の東側をぐるりとまわって裏磐梯に向かいます。このあたりを昔、軽便鉄道が走っていたのを知っているかと年輩の運転手さんにきくと、なんと今走っている道が廃線跡とのこと。おまけに運転手さんは若い頃、終点の沼尻鉱山で働いていたとか!ここが駅だとか踏切があったとか、急きょ廃線跡探訪となりました。いやぁ、何でもきいてみるもんですなー。運転手さんは変な客だと思ったようですが(^^)。
裏磐梯では五色沼の毘沙門沼を歩きました。コバルトブルーの湖面に少し盛りを過ぎた紅葉が映えて、幻想的でさみしげな雰囲気を漂わせています。檜原湖を見てゴールドラインへ。途中の展望台をていねいに見て行きます。磐梯山を裏側から見るのは初めてです。えぐられたような山容を見ると明治時代の大噴火の様子がよくわかります。紅葉は山の中腹あたりがきれいでした。やたらと派手な八甲田の紅葉とはまた違います。もう冬の空気が漂っていました。
途中、蕎麦屋に寄ってお昼ごはん。会津のお蕎麦はおいしいよん。最後は野口英世記念美術館へ。
野口英世については小学生の頃に伝記を読んでいましたが、大人になって改めて足跡をたどると、新たに思うところが多いです。人間的にはいろいろ問題があった人らしいですけど、上昇志向や野心を足がかりに、100年以上昔に世界を舞台に生きた人がいたということが新鮮な驚きでした。おまけにきちんと結果を出してる。とーっても現代的です。手の障害を乗りこえて…なんていう浪花節的生き方ではなくて、もっとドライなしたたかさを感じます。近くにいたら嫌なヤツだろうけれど(^^)。
タクシーは猪苗代駅で降ろしてもらいました。5時間弱の磐梯山ぐるり一周ツアーでした。友人を誘ってこのコースでまた行きたいです。
というわけで、今回も楽しい旅でした。明日からまたがんばるそー。月末だし、忙しいぞー。
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