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2011/09/28

華麗なる京蒔絵@三井記念美術館

24日。三井のコレクションから蒔絵の逸品がいっぱい。
特に明治から大正、昭和の初めにかけて、三井高棟が誂えた作品がすばらしい。目の高さに財力、それに答える職人の、シアワセな出会いと言う気がします。まぁ、その裏には「搾取される労働者」の存在があったわけですが。いまはもう、例え技術はあってもこれだけのものを作らせる人がいないだろうなぁ。世の中全体が何となく貧乏くさいし。貧乏くさい中から文化は生まれないのだ。

限られたスペースの中のモダンなデザイン。確かな技術が可能にする小さな世界。ピカピカまぶしくて、豊潤っで、見ているだけで心がお金持ちになってきます。
ほとんどは鑑賞用に作られたものですが、中に一点、高棟が実際に使っていたという赤い塗りの小さな硯箱が、素敵な存在感を持っていてよかったです。使っていたものには人の気持ちが宿るね。

また注目は昭和天皇の御大礼の祭に献上された棚。豪華という言葉は、このためにあるのだわ。

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2011/09/27

ごちそうさまでした。


日曜日は友人のおうちでホームパーティ。大田区のお宅なので「大田区会」。どやどやとお邪魔しました。
ご夫婦(ダンナさん)お手製のお料理の数々に舌鼓。ワインもお酒も飲んですっかりよぱらってしまい、「翌日はしごとだから軽くね~」というのが、どこ吹く風。気がつけば8時間ぶっ続けで飲んで食べてしゃべっていました(笑)。楽しかった。昨日はさすがに動作が緩慢でしたが。ほほほ。
またよろしく~。

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2011/09/25

暑さ寒さも彼岸まで。

一週間ぶりくらいに家のパソコンを立ち上げました。帰宅が遅かったり疲れていたりで、おまけに会社じゃ一日中パソコンに向かっているしで、家に帰ってまでディスプレイを見たくないのであります。携帯でだいたいのところは見てるしね。
お彼岸を境に急に秋めいてきました。富士山は初冠雪だそうな。先週の日曜日にお墓参りに行った時は汗だくになるほどの蒸し暑さで富士山はまだ夏山のようだったのになぁ。それでも線路端には彼岸花が咲いていて、私たちが気が付かないだけで季節はきちんと移り変わっているのだとしみじみ。

週の半ばには台風がきました。ものすごい風で怖かったよ。12時にお弁当を買いに外へ出た時はなんともなかったのに、それから30分ほどで一気に暴風雨。台風の風は突然きました。業務は3時半で終了だったけれど、もう少し早くてもよかったかも。私はすぐに会社を出られたので何とかギリギリ自宅の最寄り駅までは戻れたけれど、途中で足止めされた同僚が多数。2時退社だとほぼすんなりと帰れたようで、その30分、1時間が大きな差になったようです。かといってウチの業務は「期限」が絶対の仕事なので、途中で放り出すわけにいかんのですよ。
これからは雨風がひどくなったら、無理に退社させずに会社にとどまるようにするのも選択肢の一つかも。私も結局最寄り駅から外には出られず。駅前の図書館で8時頃まで時間をつぶしました。街路樹が真横になるくらい風に揺れていて、風の音はゴウゴウと鳴りやまないし、図書館の入っているビルは暴風雨で火災報知器が誤作動するし、もう大変でした。

今年は自然災害が多いですね。九州の火山噴火からはじまって、大震災、土砂崩れ、洪水と、それだけで1年のトップニュースになりそうな出来事が次から次へと。自分のささやかで平和な今の暮らしが、危ういバランスの中で保たれているということを感じます。

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2011/09/23

ここはどこでせう。

ここはどこでせう。
目を転じればスカイツリーがよく見えます。

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2011/09/19

9月中席7日目@鈴本演芸場

201109
↑今月の鈴本演芸場のパンフレットの表紙。弁天小僧だわ。
17日。夫の会社の人と4人で出かけました。若手中心で、力のこもった高座が続きました。

  落語  志ん公 『転失気』
  太神楽曲芸 翁家和楽社中
  落語  馬石  『堀之内』
  落語  はん治 『モーツァルト』
  三味線漫談 紫文
  落語  菊志ん 『紙入れ』
  落語  文左衛門 『笠碁』
 (仲入り)
  漫才  遊平・かほり
  講談  琴調  『小政の生い立ち』
  奇術  アサダ二世
  落語  白酒  『抜け雀』

びっくりしたのは文左衛門師匠の『笠碁』。ここで『笠碁』が聴けるとは。ご隠居二人の意地の張り合い、老人の寂しさがよく出ていてとてもよかったです。大好きな市馬師匠の『笠碁』とはまた違った雰囲気でした。夫の会社の人も「よかった」と印象に残っていたようでした。
はん治師匠の高座ではモーツァルトがかかるし、馬石師匠の『堀之内』は、登場人物がみんな愛らしくてかわいいし(馬石師匠の滑稽噺は嫌みがなくてとてもいいといつも思います)、スピード感たっぷりの菊志ん師匠の『紙入れ』はますますパワフルで(おかみさん、最高!)、白酒師匠の『抜け雀』は安心して聴けます。
色物さんもバラエティー豊かで、こういうのが寄席の楽しみですね。

このあと近くの居酒屋でごはん。れんこんの料理がたくさんあって、れんこん好きにはたまりませんぜ(^^)。
以前、たまたま入って結構よかったので、また行ってみました。お料理はもちろんですが、接客してくれた若いあんちゃんがとても気持ちよくて、それだけで評価120%アップ。また来ようと思いました。飲食店はお店の人の雰囲気、態度も大切ですね。最近「はぁ?」とびっくりする接客にあうことが多いので余計にそう思います。

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2011/09/18

本日の富士山

本日の富士山
暑いけど実はもうお彼岸。夫とお墓参りにいきました。日射しは強いし、全然お彼岸の気がしない。でも彼岸花はたくさん咲いていました。富士山はまだ夏のようです。

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2011/09/13

駅猫おさむ

駅猫おさむ
那珂湊駅の駅猫おさむ。寝ています。列車が近づく直前までこのままでした。

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2011/09/12

ブライダルトレイン@ひたちなか海浜鉄道

10日。ひたちなか海浜鉄道を舞台に友人カップルのブライダルトレインが走りました。
8時頃に上野駅で集合して特急列車で勝田に移動、現地集合の人たちも加わって、総勢50人弱。定期列車の先頭車が貸切の私たちのブライダルトレインです。正面にはヘッドマーク、両脇には特製のサボがついています。この横サボは、後で裏にみんなが寄せ書きをして新郎新婦にプレゼントしました。
列車にはビールの小瓶を持ち込んでみんなで乾杯。なぜ小瓶にしたかというと、ブライダルトレインに使用した列車は古い気動車なので窓の下に栓抜きがついているのですなー。懐かしい!新郎新婦のメッセージ入り特製硬券も配られました。列車は冷房も扇風機もついていません。とても蒸し暑い日だったので窓は全開。初秋の風が車内いっぱいに吹き抜けます。気持ちいいなぁ。ブライダルトレインというだけで、乗っている私の気分はわくわく。黄金色の田んぼでは稲刈りが始まっていました。

終点の阿字ヶ浦駅から折り返して那珂湊駅で列車の旅はおしまい。構内に展示されている日本初のステンレスのディーゼルカー、ケハ601の前でセレモニーです。ふたたびビールで乾杯、ひたちなか海浜鉄道の社長さん、ひたちなか海浜鉄道応援団の会長さんの挨拶、またお二人からそれぞれ記念品の贈呈もありました。

震災の被害を乗り越えて再出発をしたひたちなか海浜鉄道。沿線ではまだ工事中のところがあります。小さなローカル私鉄ですが、いつまでもがんばってほしいです。私も応援してるよー。

送迎バスで近くの春日ホテルに移動、そこで宴会となりました。今回集まったのは主に新郎の友人が中心で、15年から30年の付き合いという方ばかり。新郎が関西勤務が長かったこともあり、会場では関西弁が飛び交います。ユーモアと心あたたまる挨拶や祝電の披露、オークションもあって、その金額は全額ひたちなか海浜鉄道へ寄付しました。私自身、数年ぶりに会う友人もいてうれしかったです。

15時過ぎに宴会はおひらき。ここでいったん解散です。送迎バスで那珂湊駅に戻る人たちとは別れて私たち夫婦は港までブラブラとお散歩。二ヶ月前に訪れた時よりは魚市場には活気が戻っていましたが、所々にはまだ地割れが残っています。地元の名物として売り出し中の焼きそばを食べました。コシのある少し固い麺です。地方にはいろいろ焼きそばがありますが、作り方に大きな差があるわけではなく、結局は地元の製麺所の麺、地元ならではの食材の差なんですねー。でもそこに歴史あり。
夕暮れの駅はいいもの。近くの高校の学生や荷物を持った年輩の男性など、10人ほどが薄暗いホームから列車に乗り込みました。田んぼの向こうに見える高い塔は日立製作所のエレベーター実験塔らしいです。

大勢の人が集まっての盛りだくさんの楽しい会でした。仲のいい新郎新婦のようすをみて、こちらもシアワセ気分。新郎は50歳を過ぎての初婚であります。世の独身男性に勇気と希望を与えますね(^^)。いつまでも仲良くねー。

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2011/09/10

今日の空@那珂湊駅

今日の空@那珂湊駅
盛りだくさんの一日もおわり。懐かしい友人たちとの再会もうれしかった。人とのつながりは大切にしたいね。

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阿字ヶ浦駅にて。

阿字ヶ浦駅にて。
友人カップルの結婚をお祝いしてのブライダルドレイン乗車中。暑い!主賓の二人も熱い!冷房がついてないから窓全開さ。

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2011/09/07

9月文楽公演@国立劇場小劇場

20110906_

6日。有給をとって出かけました。第一部が売り切れ続出で、席がとれる日が平日しかなかったのだ。
昼夜通しで見ました。見応えのある演目が並びました。

(第一部)
  天下泰平 国土安穏 『寿式三番叟』(ことぶきしきさんばそう)
  『伽羅先代萩』(めいぼくせんだいはぎ)御殿の段
  『近頃河原の達引』(ちかごろかわらのたてひき)堀川猿廻しの段

(第二部)
  『ひらかな盛衰記』(ひらがなせいすいき)大津宿屋の段/笹引の段/松右衛門内より逆櫓の段
  『紅葉狩』(もみじがり)

住大夫さん、簑助さん、勘十郎さんが出演の『寿式三番叟』が注目。天下泰平、国土安穏とあるように、格調高く、心のこもった一幕でした。こういうのを見ると日本人としての自分の心が揺さぶられるよーな気がします。八百万の神様に追い乗りたくなるような気持ち。
  
『伽羅先代萩』「飯炊き」の場は嶋大夫さん。好きなのよ(^^)。名セリフのオンパレードという感じ。女しか出てこない、女の闘いです。八汐は簑助さん。悪役なのに優雅だわ。いつか通しで見たいなぁ。
『近頃河原の達引』の切は源大夫さんに三味線は藤蔵さん。パンチがあって、ガンガンと塊で押してくるような藤蔵さんの三味線が気持ちいい。このお芝居は猿廻しで終わるのだけれど、そこに出てくる雌雄2匹のお猿がかわいい。一人で遣っているのですが、よくあんな風に片手ずつで2匹別々に扱えるもんだと感心しました。

満席の一部と比べて二部は空席がちらほら。それがもったいないような熱演が続きます。
とにかく圧巻なのが『ひらかな盛衰記』の逆櫓の段。今回はその前、巡礼帰りの家族と木曽へ落ちのびる義仲ゆかりの一行が、旅籠でそれぞれの子供を取り違えてしまうところから始まるので、話しの成り行きがよくわかりました。逆櫓の段だけで1時間40分ほど。その後半ほとんどを、燕三さんの三味線で咲大夫さんが語ります。それがすごかった。
一言一言かみ砕くような咲大夫さんの語りは物語を大きくします。それを燕三さんの三味線がが舞台と混じり合わせ、お人形が情感たっぷりに演じます。いい語りは言葉がスーッと体の中に入ってきますね。また燕三さんのメロディアスで時に激しい太棹の音色にうっとりです。はー。燕三さんの三味線はロックです。

最後の『紅葉狩』はきれいなお姫様が鬼に変身するわ、お人形の口から煙がでるわ、スペクタルな一幕。大勢の大夫さんに三味線もいっぱい。琴も入って華やかです。昭和になってから歌舞伎を文楽にした新作だとか。

終わってみれば二部の迫力に圧倒されました。ほんと、よかった。もう一度見に行きたいなぁ。

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2011/09/06

今日の空@国立劇場その後

今日の空@国立劇場その後
夕方、幕間に外に出たら朝のお天気はどこへ行ったのか、雲が渦まいて雨が降っていました。

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今日の空@国立劇場

今日の空@国立劇場
秋の空ですなー。つくつくぼうしが鳴いてるけど。
今日は有給とって文楽。一流の芸を楽しみました。節電対策で昼の部と夜の部の間が一時間以上あいているのでお散歩中。

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2011/09/03

今日の空@亀戸天神

今日の空@亀戸天神
今日は亀戸で落語会。整理券をもらった後、時間があるので亀戸天神に行きました。スカイツリーが近くに見えるのね。

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今年の夏休み!(前編)

夫婦そろって平日に休めるのは夏休みの2日くらいしかないので、毎年どっかに遊びに行きます。今年も青森に行きました。先月行ったから一ヶ月ぶり!(笑)

3泊4日の旅行中、お天気はずーっとよかったし、電車やバスのタイミングもよくて、スイスイ移動できました。私たち夫婦の夏休みにしては珍しく活動的でもあった。
旅の様子を簡単に。

26日(金)
青森新幹線「はやぶさ」初乗車!なんとグリーン車!夫のクレジットカードのポイントでもらったG車アップグレード券を使いました。ウワサ通り、車内は静かで振動、特にトンネルに入るときの衝撃をほとんど感じません。加速、減速もスムーズでとても乗り心地がよかったです。熟睡できました。
青森に着くと風がさわやかで気持ちがいい!新青森から弘前までJRで移動。久しぶりの701系。空いてる時のこの車輌は開放感があって結構好きなのだ。
この日は田舎館村の田んぼアートを見るのが目的。弘前から弘南鉄道に乗って黒石まで行ってタクシーの予定でしたが何と昼過ぎにはダイヤが1時間に一本になってしまうのですね。あると思っていた電車に乗れず、時間が余ったので駅弁を買って外のベンチで昼食をすませました。客待ちしていたタクシーにきくと田んぼアート経由黒石まで4千円くらいだというので弘前からタクシーに乗りました。
今年の田んぼアートは「竹取物語」。雲に乗って月に帰っていくかぐや姫と、竹取の翁が光る竹を見つけるところ。今年もまたすばらしかったです。今年は色の数が多く、竹が光っているようすもうまく表現していました。毎年進化していきます。今年は平日に行けたので空いていました。休みの日は、展望台(天守閣の形をした役場)に上がるまで行列なんだよねー。
黒石からはバスに乗って虹の湖公園まで。この日のお宿、温川山荘から迎えにきてもらいました。路線バスがバスがなくなったので、こうして送迎していますとのこと。ありがたい。
温川山荘はブナ林の中の一軒宿。何度か来ていますが、dokomoの携帯が繋がるようになっていました。夜になると寒いくらい。もう秋の風です。いい温泉に入って食事したら即熟睡。

27日(土)
いい天気。早朝の露天風呂が気持ちいい。
10時に旅館出発。タクシーで十和田湖畔の休屋まで行きました。朝日に輝く十和田湖は本当にきれいです。見ているだけで気持ちいい。休屋から子の口まで遊覧船に乗りました。それにしても…。いくらお盆明けのシーズンオフとはいえ、お客さんが少なすぎ。10年くらい前だったら、湖畔は観光客でいっぱいで、湖にこぎ出すボートもあって、それはにぎやかだったのに、今は歩いている人が数えられるくらい。遊覧船の乗客も15,6人ってとこ。
子の口からは青森行きのJRバスに乗ります。が、なんと。8月の末から9月の半ばまでシーズンオフで減便されているのだ。乗るつもりだったバスがなくて、3時半頃の最終に乗るしかありません。3時間もあるので、久しぶりに奥入瀬を歩くことにしました。12時過ぎのバスで雲井の滝停留所まで行って、そこから休憩所のある石ヶ戸までの3キロ弱を歩き、石ヶ戸から青森行きの最終バスに乗ります。
途中休み休み、写真を撮りながら1時間ほどかけて歩きました。
奥入瀬渓流は遊歩道が整備されているし、ほとんど起伏がないので、散策するにはもってこい。世の中には、写真にひかれて行ってみるとがっかり…と言う場所がありますが、ここは写真より実際の方がもっときれいです。木漏れ日が美しく、さわやかな渓流沿いに歩くのはいい森林浴になりました。
青森行きのバスは、新幹線はやぶさ塗装の新車。車内は静かで眠くなってきます。少し遅めに酸ヶ湯温泉着。お風呂に入ってすぐに食事です。

(後篇につづく)

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2011/09/01

我が家のお風呂に浮かぶもの

我が家のお風呂に浮かぶもの
青森で買ったヒバの玉。お風呂に浮かべてヒバの香りを楽しみます。気分だけはヒバの浴槽に早変わり。

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