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2011/08/21

日本美術にみる「橋」ものがたり@三井記念美術館

20日。三井記念美術館の夏の展示はテーマが面白くて毎年楽しみにしています。今年は「橋」。日本橋が今の橋に架け替えられて100年になるのを記念しての展覧会。様々な美術品に描かれた(取り入れられた)橋をみていきます。

興味深く見たのは最初の、工芸品の意匠にみる橋のコーナーで、茶道具や文箱、貝合わせの貝をしまう蒔絵の入れ物などなど、美しく、そこに小さな世界がとじ込められているようで、見飽きる事がありません。源氏物語や伊勢物語など、古典に題材を取ったものは、嫁入り道具のいいアイテムになったのだろうし、いくつか出ていた志野茶碗も、同じようなデザインなのに、それぞれ銘が違っていて、その時の受け止め方でどういう風にも見られるというのも面白かったです。高校の時、もっとまじめに古文の授業を受けておけばよかったなー。

「諸国の橋」は、浮世絵などに描かれた各地の橋を紹介していて、ちょっとした旅行気分にひたれます。違う方向から見た同じ橋を並べて展示したり、船橋(船を沢山並べてその上に板を渡して仮の橋としたもの)の様子がよくわかる絵があったりと見入ってしまいました。大阪の鳥瞰図も面白かったなー。上町大地から大阪湾を望む視点で、南は天王寺から住吉神社を通って堺へいたる街道筋、中央部分には格子状に堀があり、屋根瓦がぎっしり。梅田新地やお初天神のあたりは田舎で薄暗く、京から淀を下るは落語の三十石船の舞台。おもしろーい。

また、宗教的なテーマの絵巻や掛け軸では、橋はあの世とこの世の境目、結界の象徴として描かれます。
大きな屏風は少し離れてみると立体感が出て、いいですねー。「柳橋水車図屏風」がとても気に入りました。

そんなこんなで2時間近くいました。うはー。疲れた。

次回は9月17日からは京蒔絵の展示です。これまた楽しみだわー。

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