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2011/07/05

鈴本演芸場7月上席夜の部三日目

3日。久しぶりに最初から。

 (開口一番)歌る美  『真田小僧』
  落語  市楽  『松山鏡』
  奇術  ダーク広和
  落語  一九  『ガマの油』
  落語  権太楼 『代書屋』
  紙切り 正楽
  落語  扇遊  『子ほめ』
  落語  雲助  『臆病源兵衛』
 (仲入り)
  太神楽 仙三郎社中
  落語  正蔵  『悋気の独楽』
  粋曲  小菊
  落語  市馬  『笠碁』

落語を聴きにきたぞーという人と、寄席はあまり知らないという人が程良く交じっていて、客席も適当に空いていていい感じ。高座もトリの市馬師匠まで、少しずつ盛り上がりながらとてもいい雰囲気で流れていきました。これが寄席のいいところ。ダーク広和さんが、いつになくすっとぼけていておかしかった。

権太楼師匠の『代書屋』は、もー何度聴いてもおかしいし(「夢中だったから覚えていない」とか「天皇賞をとった」とか)、扇遊師匠の『子ほめ』は、前座全員よーく聴いておくようにと言いたくなるようなお手本のような『子ほめ』で(うまい真打ちのやる前座噺って、なんでこんなに面白いんだろ)、雲助師匠で『臆病源兵衛』は初めて。くっだらないよねぇ(笑)。正蔵師匠の『悋気の独楽』は定吉はもちろん焼き餅焼きのおかみさんがかわいい。小菊ねぇさんの三味線でスッと涼しくなったところで、市馬師匠は『笠碁』。わー。何度も聴いてるけど、いつ聴いてもよろしいねぇ。今の市馬師匠の『笠碁』は本当にいいです。

幼なじみで碁仲間のご隠居二人がケンカして、また元通り仲良くなるっていうだけの話し。
シトシト雨が降っていて、道を歩く人はなく、当然お店もヒマヒマで、聞こえてくるのはサラサラ雨の音ばかり。ご隠居二人の仲違いを、家族も店の人も気にしちゃいないけど、本人たちにとっては大問題。ゆったりと流れる時のなか、「退屈だなぁ。つまんない事でケンカしちゃったなぁ。また二人で碁を打ちたいなぁ。でも自分から謝るのはシャクだ」って思っている二人が、碁盤を間に少しずつ距離を縮めていくところが何ともいえずいいのです。そして最後は一気に仲直り。その瞬間、緊張がとけて、客席もほわっと明るくなるようでした。拍手がおきたもんなぁ。私も手をたたいちゃったよ。二人が元通りになって、みんな「よかったぁ」と思ったんだよ。
一緒にいった夫は「これぞ柳家だねぇ」と言っていました。市馬師匠の高座、作り物の角がとれて、だんだん渋くなっていってる気がする。

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