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2011/05/19

5月文楽公演の簡単な感想

20110518_
国立劇場小劇場にて。夫が会社の人から第2部のチケットを2枚もらってきたので、8日に夫婦で見に行きました。夫は初文楽に初生義太夫。「歳を取った人の方が聴きやすいし何を言っているのかよくわかる」という感想には「そうなのよー」と大いに相づちをうちました。それが芸というもんなんだろうなぁ。TVなぞで昔の名人と言われる人の義太夫を聴くと、音質が悪くても、よーくわかるもの。
13日はもともとチケットを取っていたので、昼夜通しで。一日義太夫漬けもいいもんだ。

 第一部
  源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)
    矢橋の段
    竹生島遊覧の段   

  竹本綱大夫改め九代目竹本源大夫
  鶴澤清二郎改め二代目鶴澤藤蔵   襲名披露口上

    糸つむぎの段
    瀬尾十郎詮議の段
  襲名披露狂言
    実盛物語の段

  傾城恋飛脚(けいせいこいびきゃく)
    新口村の段

 第二部
  二人禿(ににんかむろ)

  絵本太功記(えほんたいこうき)
    夕顔棚の段
    尼ケ崎の段

  生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)
    明石浦船別れの段
    宿屋の段
    大井川の段

日頃の疲れが出たのか、13日に見た第一部はときどき猛烈な睡魔に襲われてしまいました。すいません。でもベンベンの三味線と義太夫を聴きながらウトウトするのは気持ちいいもんだ。
「生写朝顔話」の蓑助さんはさすが。どうしてお人形をあんなに可愛らしく、色っぽく遣えるんだろう。

感動したのは、13日に聴いた「絵本太功記 尼崎の段」の咲大夫さん。自分の信念と家族への情愛との間で苦悩する武智光秀(明智光秀がモデル)の気持ちが痛いほどよくわかって、それに他の登場人物(武智光秀の母、妻子、息子の許嫁)がみんなそれぞれ悲劇にみまわれるのも切なく、舞台にいろんな感情が渦巻いて、泣けて泣けて仕方がなかった。それに燕三さんの緩急ある三味線がステキ。勘十郎さんの遣う武智光秀が迫力満点。忘れられない舞台になりました。
燕三さんの三味線はいいです。フッと軽くひいていると思う間もなく咲大夫さんの語りのうねりにあわせてバチバチ重たく、やがて目にもとまらぬ早弾きへ。数十分も弾き続けるんだからすごいよねー。

次回の文楽公演は9月。昼間は「伽羅先代萩 御殿の段」、夜は「ひらかな盛衰記」。「伽羅先代萩」は文楽でまだ見たことがないのだ。「でかしゃった」の義太夫が楽しみ楽しみ。

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