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2011/04/30

没後十年追悼『古今亭右朝を偲ぶ会』@築地本願寺ブディストホール

29日。将来を嘱望されていた古今亭右朝という噺家さんが亡くなったのが10年前のこの日。生前の右朝師を何度か聴いたことがある夫は、「今、生きていたらなぁ」とよく言います。昔、凸版印刷が作った落語番組が2年前にスカパーで放送されました。右朝師が古典落語をやる30分番組です。私はそれで初めて右朝師の落語を聴きました。端正でわかりやすい落語です。本当に、いま生きて元気に高座にあがっていれば、私たちにすっきりとした江戸前の落語を聴かせてくれただろうに、とても人気がでたろうにと残念です。寄席や落語会の幅が、ぐーっと広がっただろうね。「偲ぶ会」の対談コーナーで談之助師が言ったように、「初めて落語を聴く人に勧める、落語の基準になった人」だと思います。『井戸の茶碗』や『文七元結』『船徳』『唐茄子屋政談』『火焔太鼓』なんていいだろうなぁ。

 (開口一番)半輔 『元犬』
  ひな太郎 『六尺棒』
  世之介  『星野屋』
  川柳   『ガーコン』
 (仲入り)
  対談
  正楽   高砂、ロイヤルウエディング、キャンディーズ、右朝さん、パンダ
  談之助  『持参金』

客席は、普段からよく落語を聴いている人とそうでない人、右朝師ゆかりの人、友人、マスコミ関係の人が入り交じっています。最前列真正面の席が一席空いていたのは、たまたまそうなったのか、今日は天から降りてきているだろう右朝師のためにあけてあるのか。
会には「教えた噺 教わった噺」とサブタイトルがついています。ひな太郎師、世之介師は、右朝師に教わった噺を出来るだけ教わった通りに、川柳師は教えた噺、談之助師は教えた噺・・・といっても、いろいろ事情があるようですが(^^)、自分が談志師匠に教わった噺をそれに近く。
生前の右朝師は、音楽とお酒が切っても切れなかったようで、対談ではその話しに終始しました。
決して派手な会ではなかったけれど、出演者の噺家さんにもお客さんにも「いま、生きていれば」という、惜しむ気持ちがいっぱいあふれていました。いい会でした。川柳師匠、長生きしてねー。

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