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2011/02/18

『小林礫斎 手のひらの中の美 ~技を極めた繊巧美術~』@たばこと塩の博物館

13日。この日は夕方から国立劇場で文楽鑑賞。その前に気になっていてこの展覧会に行ってきました。→ここ。「たばこと塩の博物館」は初めて行きました。渋谷が鬼門のわたし。今回もしっかり迷子になりました。

小林礫斎(こばやしれきさい)は、元々たばこ入れの根付けなどをつくる職人。が、だんだんたばこ入れが使われなくなり仕事が減っていくに従って、余技だったミニチュア作りに本腰をいれるようになったとか。
それは去年、泉屋博古館で見た『世界を驚嘆させた金属工芸』展での、刀剣の飾り職人が、精巧な金属工芸への道に入っていったのと同じ。どこまでも手を抜かない、徹底した仕事ぶりも同じ。そこにはこれは芸術と気負うところがなく、納得したものを作る職人気質が見えます。

決して広くない展示室に、細かい細かい作品がずらり。いやぁ、すごいです。「ミニチュア=子供のおもちゃ」と思っているとエライ目にあいます。目が疲れる・・・。
全ての作品を礫斎ひとりで作ったというわけではなくて、様々な職人が得意分野をうけもって、礫斎はプロデューサー的な役割を果たすこともあったそうなんですが、それにしても何なんですかねー。米粒に書いた文字どころか、籾に彫った大黒様(だったかな)、目を凝らして見てもよく見えない独楽(それもちゃんと回る)、どうして描いたのかわからない百人一首の絵とか、もうよくわからない(笑)。作品がどんどん小さくなっていく。その背景には、中田寶というパトロンの存在もあったようです。「次はこれ」と二人で楽しんで作っていたのでしょう。作品にワクワクした気持ちが感じられます。面白がって作らないとやってられないと思うけど。爪の先ほどのミニチュアを見ている途中に、手のひらサイズの物が出てくると、大きいと思うしホッとするよ。
楽しい展覧会でした。

階下の常設展も見ました。こちらは「たばこと塩の博物館」という名前にふさわしい内容。特に古代から現代にかけての塩の作り方を興味津々で見ました。巨大な岩塩の展示物もありました。舐めたら塩辛いのかな。
お土産に瀬戸内海の天然の塩を買いました。

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コメント

 落語の企画展を見に行ったことがあります。そこで大画面で映されていた、先代馬生師匠の「笠碁」が、私の「笠碁」の標準です。

投稿: にちらく | 2011/02/18 21:34

落語の企画展ですかー。この博物館、企画展はちょっと変わったものをやるようですね。次回は芝居絵だったかな。

>>先代馬生師匠の「笠碁」

見てみたいなぁ。

投稿: あやこ | 2011/02/19 13:09

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