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2010/12/07

社会人のための文楽鑑賞教室@国立劇場

20101206_
3日。私は20歳から27歳まで文楽劇場まで徒歩5分の所に住んでいました。ミナミで遊んで電車がなくなっても、ぶらぶら歩いて帰れるところ。そんな環境でも、興味がなければ文楽なんて見ようともしませんでした(今から思うともったいない!)。朝日座には何回か見に行ったけど。
それが20年後、東京で、とりにくいチケットをせっせと取り、電車に揺られてわざわざ見に行くのだからねー。

何でもそうだろうけれど、自分にとって「今が旬」なものを楽しむのがいちばん。

 ・伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)
   火の見櫓の段
 ・解説 文楽の魅力
 ・三十三間堂棟由来(さんじゅうさんげんどうむなぎのゆらい)
   鷹狩の段
   平太郎住家より木遣り音頭の段

二作とも落語にちょいと出てくる演目。『伊達娘恋緋鹿子』は『七段目』で若旦那が二階に上がるときに、『三十三間堂棟由来』は『寝床』で耳の聞こえないおばあさんが義太夫に当たるところに出てきます。
なので、両方とも一度見ておきたい人形浄瑠璃でした。

「櫓のお七」は先に歌舞伎で見ました。お七は福助でした。お芝居では途中、櫓に上るまでを人形ぶりで演じます。今回、文楽版をみて、改めて福助の舞台を思い出しました。文楽では、人形が櫓を上っていくところの演出を一工夫。恋する男のために命をかけて櫓の太鼓を叩くお七ちゃんが凛々しい。

『三十三間堂棟由来』では落語に出てくる義太夫の「木遣り囃子で地車の、轟く音ぞ勇ましやー」の部分に注目。「わー。でたー」と心の中で叫んでいたあのは、私だけではあるまい(笑)。
木の精が人間に姿を変えて、結婚して子供を産んで、幸せな日々を過ごしているある日・・・という、親子の、夫婦の情愛をたっぷりと描いたおはなし。柳の精である勘十郎さん操るお柳さんがよかった。どこか屈託のある佇まいがなんともいえません。

久しぶりに生で聴く義太夫にどっぷりひたりました。ずーっと仕事が忙しくてバクバクしていた気持ちが、義太夫を聴いてると落ち着いてくるのよねー。

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