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2010/12/14

雀松・市馬二人会@浅草見番

9日。せっせと仕事をすませてかけつけるもすでに前座さんの噺が始まっていたので、後ろの方にそっと座りました。後ろの方は空いていたので、足をのばしてのんびりできたので、かえってよかった。

  (開口一番)市也 『牛ほめ』
   市馬 『首提灯』
   雀松 『片棒』
  (仲入り)
   市馬 『のめる』
   雀松 『尻餅』

最近、市馬の落語は上方の噺家さんの組み合わせで聴く機会が多いです。市馬師匠の滑稽噺に上方の落語が妙に合うのよね。

市馬師匠の『首提灯』に「やったー!」と心の中でガッツポーズ。以前、市馬師匠で一度聴いたことがあって、また聴きたいなぁとずーっと思っていた噺なのです。念力が通じたか(笑)。お侍に一瞬のうちに首を斬られた江戸っ子のあんちゃんが、あまりの見事さに気が付かず、歩いているうちにだんだん首がずれてくるというシュールなお話し。落語にはこういうヘンな噺があって、ヘンなんだけど妙に納得して聴いてしまうのが面白くて、私は大好きなのです。
市馬師匠は、さすがに刀の扱いがきれいで、鯉口を切り、スッと刀が鞘走る様子が目に見えるようでした。見惚れちゃったよ。首がずれてくるところも面白くて、首が落ちそうになるところでは、「あぁ・・・」と客席から声が出ました。好きな噺は何度聴いてもいいね。

雀松師匠の『片棒』はもちろん上方バージョン。いつも聴いている東京版と筋は同じだけれど、例えば次男坊のところでは、(葬式に)中座を借りて、花道に東西の役者をずらりと並べて口上を述べ、文楽の人形遣い吉田蓑助さんが出てきて父親の・・・(以下自粛)などなどいかにも上方という雰囲気たっぷりでとても楽しく聴きました。上方と東京と、言葉だけではなくて、背景にあるものや噺全体が持つ空気、そのコントラストの違いが一緒の会で聴くとよくわかって面白いです。

お客さんも超満員ってほどではなかったし、ほどよく隙間があってのんびり聴けました。

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