« 土曜日のわたし。 | トップページ | 『白酒寄席』@池袋演芸場 »

2010/11/04

おすすめ!『幕末・明治の超絶技巧』@泉屋博古館

3日。朝から雲一つないいい天気。夫はラグビー観戦に秩父宮へ。夕方に落ち合って健康ランドでぐうたらしようと約束するも、それまでどうしよう。こんなにいい天気なのに家にいるのはもったいないと出かける事にしましたが、行き先決まらず。とりあえず電車に乗りました。

三井記念美術館の円山応挙展に行きたいのですが、きっとものすごーく混んでるし、混んでると私は不機嫌になるのでやめ。ふと、いつも読んでるブログで好評だった泉屋博古館の特別展の事を思い出しました(ここ)。行ったことないけど、六本木にある住友コレクションの美術館らしい。きっと空いてるぞと、そこに行くことにしました。

六本木一丁目駅から美術館までは坂を上がって谷を渡ってと、昔の地形を想像させます。まわりは高層ビルだらけですけどね。
泉屋博古館の特別展『幕末・明治の超絶技巧』は幕末から明治にかけて絶頂期を迎えた彫金の展覧会。「世界を驚嘆させた金属工芸」という副題そのままの、すさまじい作品の数々に圧倒されるというか、おったまげるというか、これ、すごーくいい展覧会ですからぜひご覧になってくださいまし。

これでもかというほどのリアリズム。繊細で丁寧すぎる仕事。自然がモチーフになっていますが、それを捉える目が我々とは全然違います。雨蛙が蓮の葉に飛び移る瞬間とか、親指の爪くらいの大きさのカマキリがカマを持ち上げているところとか。
鮟鱇の花瓶なんて、こんなのが家にあったら夜、うなされちゃうよ。

こういう工芸品を見ると、日本人にはもともと、ちまちました物を好む性癖があるのかなぁと思えます。子供がグリコのおまけを集めたり、ミニカーに夢中になるのと同じような。そして見えないところにも行き届いた仕事ぶりも。でも、そういうのは手間がかかるし、手間がかかるということは費用もかさむし、今の世の中には相容れないものなのかもしれません(日本人はどんどん貧乏くさくなっているし)。だからといって否定はしたくないのよねー。これからの日本は、こうした、日本人にしかできないちまちました丁寧な仕事ってのも、もっと大切にせねばならんのではと思うのであります。

泉屋博古館の前から神谷町に下る坂道があって、木立にかこまれた感じのいい道でした。両側はマンションですけど。帰りはその道を行きました。坂の途中で見上げると、曲がりくねった道がいい感じ。落語の『黄金餅』を思い出したりして。

|

« 土曜日のわたし。 | トップページ | 『白酒寄席』@池袋演芸場 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 土曜日のわたし。 | トップページ | 『白酒寄席』@池袋演芸場 »