« おうちdeバラ焼き | トップページ | 訃報:古今亭志ん五師匠 »

2010/09/26

久しぶりに江戸東京博物館に行きました。

朝からいい天気。空は高くて青く雲がキラキラ光って眩しいです。白酒師匠がトリの鈴本演芸場昼の部へ行くという夫と別れて、私は両国の江戸博へ。両国駅に着いたら、構内で相撲甚句を聴かせていました。そっかー。お相撲やってるんだ。

お目当ては特別展の『隅田川~江戸が愛した風景~』ですが、今日は時間があるので常設展も見ることにしました。
『隅田川~江戸が愛した風景~』は江戸から明治の初めにかけての隅田川の風景を、屏風や浮世絵などで紹介していくもの。浅草寺や吾妻橋を中心とした隅田川(当時は大川ですか)の遠望、花火の時の混雑ぶり、橋を渡る人々の風俗など、とても興味深く見ました。江戸時代の一時期、中洲を埋め立て歓楽街としたことなど、知らない事もたくさんありました(落語の『夢金』に出てくる中洲は、埋め立て前が、埋め立てを壊した後かの中洲なのかも)。その中に「竹屋の渡し」というのがありました。落語の『船徳』で徳が「竹屋のおじさーん」と呼びかける竹屋は渡しのおじさんなのかも・・・。
春夏秋冬、季節を楽しむ江戸の人たちの暮らしぶりに思いを馳せました。

ひと休みしてから常設展へ。じっくり見るのは久しぶりです。歌舞伎を見、落語を聴き、時代小説を読み始めた身には面白いことだらけ。日本橋を渡ってすぐにあるバカ広いお大名の上屋敷の模型に圧倒され、棟割り長屋の復元模型にあれこれ想像をめぐらします。江戸詰の武士の生活にも興味津々。『井戸の茶碗』はこういう所が舞台なのねー。食器は素焼きの質素なものが多く、つましい生活ぶりがうかがえます。商家と長屋が入り交じった町並み、年齢や職業で変わる女性の髪型などなど。

常設展の一画で開催されていた企画展『東京復興』。進駐軍が撮った終戦後すぐから1950年頃までのカラー写真で復興していく東京の姿を追います。これが実によかった。今日までですけど。
今まで目にする写真は白黒が多く、同じような写真でもカラーだとより生々しく見ることができます。焼け残った服部時計店や松屋は接収されてPXとなりますが、三越は焼けただれて煤だらけ。同じく煤だらけの都電。新橋あたりは丸焼けです。
ふと思ったのですが、日本がアメリカに占領されていたってことを知らない若い人って結構いるんじゃないでしょうか。焼け残ったしれなりにいい建物はみんな接収されたんですよねぇ。
戦後6,7年たつと、生活はそれなりに安定してきて、祭りになると、子供たちは華やかな柄の浴衣を着られるようになっているし、行き交う人の、特に女性の格好が明るくなってくるのが印象的でした。
変わっているところも多いけれど、町に暮らす人々の表情は、今も昔も意外やさほど変わっていないなぁとも感じました。

結局閉館時間までいることになりました。たまに行くといいですなー。

|

« おうちdeバラ焼き | トップページ | 訃報:古今亭志ん五師匠 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« おうちdeバラ焼き | トップページ | 訃報:古今亭志ん五師匠 »