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2010/07/04

新文芸坐落語会

2日。映画館での落語会は始めて。大きなスクリーンの前に高座があって、噺家さんは上手の幕の裏から出てきます。映画館のスクリーンってこんなに大きいのかぁ。

  一之輔 『あくび指南』
  馬石  『駒長』
  彦いち 『掛け声指南』
  (仲入り)
  市馬  『寝床』

一之輔さんは客席の様子を探るようにして『あくび指南』。2年前に初めて一之輔さんを聴いたのがこの噺でだったなー。登場人物が幾分乱暴なのはそのままだけど、かなり練られたようでずーっと聴きやすかったです。
馬石さんはマクラで自分が兵庫出身という事をお話し。言葉の面で難しいのは、どうしても関西の言葉は母音が残ってしまうので、それをたまに指摘されるとおっしゃっていました。同じ事を私も時々夫に言われます。自分は完璧な共通語だと思ってるんだけどなー(^^)。
『駒長』は初めて聴きました。短いけどドラマがあって私は好きだな。噺の中に上方の人が出てきます。馬石師匠の上方の言葉はさすがに聞きやすい(イントネーションがちゃんとしているので)。感心したのは上方の言葉と江戸の言葉をきちんと区別しているところ。よく上方弁につられないなぁ。

彦いち師匠は2度目。新作落語は続くとしんどいですが(熱演になる場合が多いので疲れちゃう)、合間に入るのは大歓迎。お客さんを楽しませようというサービス精神があるもん。長いマクラの中での池袋の思い出、特に圓丈師匠を中心に新作落語の会をしていた時の話しはとてもよかったです。新しい落語を作るんだっていう熱みたいのを感じられました。また楽屋に貼りだしてあったタイムスケジュールの話題にもなりました。「面白いから持ってきたんですけど」と懐から出した紙には「一之輔さん○○分、馬石師匠○○分・・・」という最後に市馬師匠の欄には「存分に」。存分にかぁ。今夜はどうなるのだ?

トリの市馬師匠は「存分に」やる気で(笑)。6月末には志らく師匠のお芝居に出演されていたので、その話しをしながら落語は『寝床』。落語をやるのは久しぶりのご様子。歌いたい雰囲気もありましたが、義太夫とぶつかっちゃうので、がまん。本当に我慢している様子が面白い。安心して聴ける市馬師匠の鉄壁の『寝床』を聴きながら、翌日は義太夫節の会に行く予定だったので、いい予行演習にもなりました。1時間近くの長講でしたがそんな時間は感じさせず。さすがでありまする。
お客さんは少なかったけど、座り心地のいい椅子でのんびりしながらのいい時間でした。

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コメント

 存分に(笑)。いいですね。
 私は市馬師匠にはまったのは「寝床」からでした。

投稿: にちらく | 2010/07/04 20:48

私が初めて市馬師匠を聴いて好きになったのは「味噌蔵」でしたが、噺を聴いてコーフンしたのは「寝床」でした。何度聴いてもいいですなー。

投稿: あやこ | 2010/07/09 02:10

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