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2010/07/29

夏の落語

昨夜は馬石師匠の「ひぐらし寄席」「唐茄子屋政談」がとてもよかった。一言一言ことばを選んだ、とても丁寧な一席で、しみじみ感じ入りました。私の中では夏の噺の代表です。

夏の落語は、なんともいえない雰囲気があって私は好きです。
「船徳」「佃祭」「青菜」。「あくび指南」なんかも入るかなぁ。他には「鰻の幇間」「たがや」「かぼちゃ屋」「皿屋敷」、上方落語の「船弁慶」
でもやっぱり、市馬師匠の「夏の医者」が一番好きだわー。

今朝は5時頃にまるでスコールのような雨が降って、さすがの私も雨音で目が覚めました。こんな雨も落語やお芝居のいい舞台背景だわね。

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2010/07/27

昼休みに読んでる本から。

戸板康二の「最後のちょっといい話」を読んでいたらこんなのがありました。

・・・(以下引用)
戦争中に総合雑誌の座談会で「代用品」についての話題が出た。木綿のかわりにス・フ(ステープル・ファイバー)という、粗悪な布が売られた。
「よくないス・フの手ぬぐいは、入浴中にとけてしまいます」という発言に対して、出席していた久保田万太郎がこういった。
「そばの羽織だな」
ところで、これがわかった人は、いなかったらしい。
・・・(引用おわり)

わはは。落語好きなひとにはわかるよね~。

戸板康二のエッセイはもちろん、劇評も好きです。なんつーか、どの文章にも嫌みがなく、芝居や役者への愛情にあふれているのです。矢野誠一「戸板康二の歳月」を読んでいて、その理由が少しわかったような気がしました。
東京の山の手巣立ちという背景。深い教養と好奇心、芝居全般に対する知識と経験はもちろんのこと、劇評を書くようになってから役者の楽屋へは行かなくなったというけじめを付けた姿勢が文章に表れているんだなー。
戸板康二と親しかった人でさえ、個人的なご贔屓の役者が誰だったのかわからなかったとか。
もっといろんな本が手軽に読めるようになればいいと思います。(「最後のちょっといい話」も図書館で借りてきた)

戸板康二みたいな感じで落語の評論を書く人が出てくればいいのにねー。

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2010/07/26

スタンプラリーの夏

今年もやってきましたスタンプラリーの季節。首都圏の鉄道各社では、毎年様々なキャラクターを使ったスタンプラリーを開催しています。指定の駅でスタンプを押して決まった数を集めると、そのキャラクターのオリジナルグッズがもらえるというもの。その中でも最大級なのがJR東日本のポケモンスタンプラリーでありましょうか。JRの列車やホームには、スタンプ帳を握りしめたよい子のお友だちがいっぱいです。中には大きなお友だちもいます(^^)。少し大きな子供たちは一人で、また仲間で回るようですが、小さな子供たちは保護者同伴。週末にはそんな親子連れが大勢いて、私はスタンプラリーには興味がないのですが、スタンプラリーに参加している人たちを眺めているのは好きなのです。特に親子連れはねー。ごく普通の家族の風景が垣間見られます。親が率先している家族、子供が先に先にと行く家族、家族全員で、父親の引率で、何人かの子供たちを二人の母親が引率しているグループもありました。何にせよ、それで親子の会話が生まれて、暑い夏の思い出ができるのなら、それにこしたことはありません。普段、あまり電車に乗らない子供たちにとっては社会経験にもなるでしょう。

子供たちは肩から水筒(ペットボトル)をたすきにかけ、乗車券やスイカが入ったチケットホルダーを首から下げ、小さなリックサックを背負い、スタンプ帳をしっかりと握りしめています。
JRの場合は、まず6駅分のスタンプを押して第一関門突破。それでグッズと大きなスタンプ帳がもらえます。それから95駅全駅制覇の旅が始まります(^^)。
6駅分を集められる期間は2週間。引き替えの〆切は16時。去年は山手線の車内で父親に向かって「(16時の引き替え時間に)間に合わないよー」と泣き続けている子供がいました。その日は最終日。あのあと、どうなったんだろ。

JRの駅でスタンプラリーのちらしをもらってきました。スタンプ集めの他にもいろいろイベントが用意されています。「限定」とか「今だけ」とか好きな人にはたまりませんなー。
そういええば小学生の二人の子供がいる同僚女子も、今年から参戦すると言っていました。

ちょっと興味があるのが、私鉄4社の共同企画。各社の特急列車に乗ってスタンプをゲットしてオリジナルピンバッチをもらうもの。京成スカイライナー、小田急ロマンスカー、西武レッドアロー、東武スペーシア&りょうもう。ちとお金がかかりますけどね。→ここ

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2010/07/25

市馬落語集@日本橋社会教育会館

23日。満員。いつにも増して聴き応えのある会でした。

 (開口一番)市也 『まぬけ泥』
  市馬  『宗論』
  市馬  『船徳』
 (仲入り)
  市馬  『猫忠』

他の会と違って、この会では毎回市馬師匠が比較的長めのマクラで、日頃の出来事や噺にまつわるちょっとしたエピソードを話してくれるのが楽しい。
自分はやることがないだろうと思っていた『宗論』を初めてやる気になったエピソードなぞは、楽屋の雰囲気や噺家さんの心理を垣間見ることができました(三之助さんの真打披露興行で小三治師匠の『宗論』を聴いたのがきっかけだそうな)。その『宗論』。10日前に聴いたとにかくスゴイの一言の白酒師匠の『宗論』とは雰囲気が違ってオーソドックスながらも、宗教に凝り固まる息子を心配する父親の気持ちが感じられました。どっちがいい悪いではなくて(好き嫌いはあるでしょうけど)、噺が本来持っている芯には市馬師匠のやり方の方が近いんでしょうね。でも聴いてるこっちが、ちょっと恥ずかしくなってしまったよ(^^)。

『宗論』が終わって時間は19時50分。仲入りにはまだ少し早いから若旦那つながりでもう一席と始まったのはなんと『船徳』。少し前に池袋演芸場でやったときいていたし、今年の夏は聴けないかもしれないなーと半分あきらめていたのでうれしい。これがまた肩の力が抜けたとてもいい一席でした。『船徳』はもう市馬師匠の噺になっていると思いました。「歌っている途中で話しかけられるのが一番イヤなんです」と若旦那に言わせるところも含めてね。

『猫忠』は初めて聴きました。「義経千本桜」の四段目のパロディなのね。狐が猫、鼓が三味線に変わっています。前半はおかしい中に何やら妖しげな雰囲気、後半猫が正体を現してからの狐言葉で切々と訴えるところは身振りも加えてぐっと客席を引き寄せます。さすが。全体に気張ることなく、こんな不思議な話しがありましたと、さらりと聴かせて終わるところもよかったです。
こういう会に巡り会えると、市馬師匠を聴き続けるシアワセを感じます。夏の夜にぴったりのひとときでした。

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2010/07/23

NHKアルクメデスの「ベストヒットUSO」

昨夜、TVをつけたらテレビ朝日でやっていた「あしたまにあーな」が聞こえてきたので、「?」と思ってみたら、NHKでパロディ番組をやっていました。続いて始まったのが「ベストヒットUSO」なるコーナーで、ロンドン出身のロックバンド「ポイス」が出てきた。ミュージックビデオがそのままなので大笑い。先週は「ボール&グローブ」だったそうです(笑)。ミュージックビデオは「WAKING EYES」って、わたしこのビデオ、好きだったんだよね~。ターゲットがめちゃくちゃピンポイントのような気がしますが、「ベストヒットUSA」大好きだったわたくしにはたまりません~。
番組はNHK「アルクメデス」→ここ
「サラリーマンNEO」よりは私はこっちが好みかも。そういや「サラリーマンNEO」も新しいのが始まったんだっけ。

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2010/07/22

しゃぶしゃぶ


21日。友人としゃぶしゃぶを食べにいきました。宮崎牛を専門に扱う銀座の「みやちく」で5800円のしゃぶしゃぶ食べ放題をやっているのです。→ここ。ただし18時までに入店しないといけないので(いつもならまだ仕事してるがな)、がんばって早起きして、いつもより1時間早く出社しました。「どどど、どーしたの!」と同僚各氏にびっくりされるやら理由をきかれるやら(笑)。もちろん「しゃぶしゃぶ食べに行くから早く来た」と正直に答えました。するとみんな気を遣って早めに仕事を回してくれました。しゃぶしゃぶパワー恐るべし。

80分一本勝負。お肉と野菜は食べ放題です。やわらかくておいしかったー。ふにゃー。たれはごまだれとポン酢。ハートランドビールがあったのがうれしい。前菜もデザートも美味で、大満足でございました。それにしてもよく食べたなぁ。

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2010/07/21

プレゼント

プレゼント
駅で売ってたからと、夫が買ってくれました。新型スカイライナーのお箸と箸袋。ありがとう。私が死んだら棺桶に入れてくれと言ったら「見つかったらね」と返されました。←家の中がひっくり返っているので、探し物がなかなか見つからないのだ。わはは。

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連休みっかめ

夫のリクエストで五目寿司を作る。先月、伊豆に行ったときに買った自家製天日干しの椎茸がとてもおいしい。もっと買えばよかった。
夕方からは池袋演芸場。やっといけたよ。

 (開口一番)市也 『転失気』
  落語  市江  『熊の皮』
  落語  文左衛門 『千早ふる』
  津軽三味線 元九郎
  落語  蔵之助 『ぜんざい公社』
  講談  琴柳  『笹野権三郎の海賊退治』
  奇術  アサダ二世
  落語  今松  『へっつい幽霊』
 (仲入り)
  落語  さん福 『万病円』
  落語  権太楼 『代書屋』
  漫才  ホームラン
  落語  市馬  『青菜』

少し空席あり。客席と高座が近いので噺家さんの息づかいがまともにぶつかる感じで楽しい。権太楼師匠の『代書屋』で大笑いしたあと、トリの市馬師匠はたっぷり『青菜』。ご精なんて全然出ない暑い暑い夏の午後の空気が漂う一席で、とてもよろしゅうございました。終わったあともまだその空気を引きずっています。あづいー。

結局三連休は三日とも落語を聴きに行きました。でも気合いを入れて聴きに行ったわけではないので、そんなに疲れませんでした。

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2010/07/19

連休ふつかめ

朝からいい天気。梅雨明けとなったとたんに一気に夏突入です。暑い。
珍しく家にいると次から次へとインターホンが鳴ります。お風呂に入っている最中に外には出られません!インターホン攻撃から逃げるように午後から外出。いただいた(平常展の)招待券を使うべく久しぶりに東博へ。アカデミックの頂点のような本館の平常展をじっくり見るだけでも1日がかりでございます。今回の目的の一つは特集陳列の江戸末期の肖像写真。若かりし福地桜痴の写真があったのに驚き。浮世絵は夏らしい作品がいっぱい。北斎の「諸国瀧迴り」もありました。そして抱一の「夏秋草図屏風」。よろしいなぁ。
時間がなくてじっくり見られなかったけど、仏像の展示がやけに充実していました。

東博のあとは鈴本へ。入院中のお友達のお見舞いに行っていた夫と合流。今席の寄席は池袋で市馬師匠がトリをとっているので、そちらに行くべしなんだけど、鈴本トリの菊志ん師匠も聴きたい。応援せねばなるまい。で、夫のリクエストもあって鈴本へ。

 (開口一番)まめ緑 『狸札』
  落語  菊六  『たらちね』
  太神楽 勝丸
  落語  南喬  『うちほめ』
  落語  菊千代 『権助魚』
  漫才  ホームラン
  落語  扇遊  『お菊の皿』
  落語  菊丸  『宗論』
 (仲入り)
  ギター漫談 ペペ桜井
  落語  白酒  『真田小僧(上)』
  紙切り 正楽
  落語  菊志ん 『幾代餅』

トリの噺家さんに向かって流れる川のような寄席の雰囲気がいいですなー。南喬師、扇遊師が高座を引き締めます。色物さんがまたおかしい。特にホームランの二人が少々壊れた感じでおかしかった。近くの席の男性が、寄席は初めてのようで、反応がいちいち大きいのも心の中で愉快がっておりました。太神楽と紙切りでは「すげーすげー」の連続なんだもん(^^)。ただ、トリの菊志ん師匠のマクラが終わって噺に入り始めたとたん、ガサガサと紙袋の音をさせながら、ど真ん中の席から帰る人がいたのに驚き。帰りの電車の時間があったのかもしれませんが、それなら正楽さんが終わった時に席を立てばいいのに。
菊志ん師匠の高座は勢いがあります。変にまとまることなく、じたばたしているところが好きなのよん。がんばってほしい若手真打です。

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2010/07/18

今日の空@東博

今日の空@東博
梅雨が明けたら一気に夏!

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連休初日

三連休初日。少々金欠気味で、来月には夏休みの旅行が控えているし、仕事もあるので(泣)遠出をせずに大人しくしています。
午後から夫と落語会へ。降りた駅は鶯谷。結婚して数年間は坂上の上野桜木に住んでいたので、この駅は最寄り駅でした。駅前も変わったなーと夫と話しつつ、でも本屋さんは20年前とほぼ同じでホッとしました。

第127回「三平堂落語会」@ねぎし三平堂。
TVにも時々出る根岸の三平堂。そこで毎月開催されている落語会に行ってきました。お目当ては白酒師匠でネタだしされている『舟徳』。面白いのよー。平日は仕事のつごうでまず落語会に行けない夫にとってはお待ちかね。今回は夫の会社のMさんも一緒です。
会場は資料館になっている部屋にお座布団を敷いて、40人も入れば満員です。こぢんまりとした部屋で高座との距離も近いし、落語を聴くにはなかなかいい感じ。一門のお弟子さんたちの勉強会的な意味合いもあるのでしょうけれど、ゲストを呼んで、お囃子さんも入れて、千円の木戸銭でたっぷり聴かせるのですから、なかなか出来ないことだと思いました。

 (開口一番)まめ平 『子ほめ』
  源平  『こんにゃく問答』
  白酒  『舟徳』
 (仲入り)
  小はん 『ねずみ』

トリの小はん師匠は『御神酒徳利』をネタだしされていたのですが1年前に権太楼師がかけていて、そんなに間があいていないからと『ねずみ』に変更。なかなか聴くことができない師匠ですけど、たまーに舌を噛みつつも、かもしだす雰囲気が噺に合っていてとてもよかったです(失礼ながらあまり期待していなかったので、思わぬもうけ物)。こういう小さな場所でコソッと聴くには味わい深くていいです。落語って、本当はこういうコソッと楽しむ芸なのではとも思った次第。

白酒師匠は出てきたところから、お客さんを何だかわけのわからない(噺の)世界に引き込んでいきます。細かいところを書いていたらキリがないけど、考えの浅い格好ばかりのおバカな若旦那の描写がいちいちおかしい。私は「もうやだ」と舟をこいでいる途中でダダをこねてしまうところが好きなんですよん。あと、船宿のおかみさんや、途中で若旦那を励ます(役目の)女の子たちもいいんだー。特に女の子たちは、出てくるのは一瞬なんだけど、ちょっと裕福な商家の娘たちで、今ならジャニーズあたりに夢中になり、好きな先輩と目があっただけで大騒ぎするような、おきゃんな感じのコたちかなーって想像できちゃいます。汗をかきかきの熱演で、それがまた噺にぴったり(^^)。

夕食は3人で日暮里の「過橋米線」という店に行きました。中国は雲南料理を出す店で、お味はいいし、お値段は手頃だし(手頃すぎ)、瓶出し紹興酒もおいしかったし、大当たりでした。今度は中華好きな友人を誘って行こうっと。

この日は京成の新型スカイライナーの開業日(ほとぼりが冷めた頃に乗るつもり)。そのスカイライナーに日暮里駅で遭遇できたのはラッキーでした。イブニングライナーに使われていたので、うっかり乗れた人は本当にラッキー。すっきりとした車体は感じがいいし、乗り心地もよさそう。いいなー。早く乗りたいです(海外旅行の予定はありませぬが)

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2010/07/17

新車!

新車!
成田行きのイブニングライナーがこの車両。乗れた人はラッキーだね!

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今日の空@根岸

今日の空@根岸
今日は「ねぎし三平堂」で落語会。大通りからスカイツリーが見えました。写真だと小さく写るけど見た目はもっと大きく近く見えました。空の青にスカイツリーがよく映えます。

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ビアライゼ〜

ビアライゼ〜
昨夜は同僚たちと仕事帰りにビアライゼへ。ビールはアサヒの樽生。正しい日本の生ビールって気がするよ。

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2010/07/16

昨日のできごと。

昨夜、日付が変わる頃に帰宅した夫が「北の空がピカピカ光っていて気持ち悪い」と言いました。ベランダに出てみたら、時々雲の中で稲光がしていました。映画「未知との遭遇」のUFOが出てくるシーンを思い出しました。
大気が不安定というのでしょうか。今も各地で大雨の被害が出ているようですが、東京はお天気。何だか申し訳ないみたい。今日も朝から晴れて暑いです。

長い間履いていた靴が揃ってボロボロになってきたので、久しぶりに靴を買いにいきました。会社に履いていく靴がもうないよ・・・。セールで買おうと思いつつ、結局アルカに寄ってしまいました。いい物買って長く履くのだ。
夏らしい編み編みバッグも買いました。この夏の買い物はこれで完了。

夜中に母から携帯にメールあり。いろいろ荷物を送ってくれた祖母宛にまだお礼状を出していないのを指摘される。すいませーん。
昔は筆まめで、ヒマがあると手紙やハガキを書いていたのですが、最近は帰宅するとぐったり・・・なので、気がつくと買ってしまうハガキやお手紙セットもタンスの肥やし。不義理するのはいけませんー。
義妹が体調不良とか。夫のお友達も入院したというし、いろいろ心配事もある夏です。早く梅雨があけないかな。

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7月大歌舞伎の大ざっぱな感想@新橋演舞場

9日。久しぶりの大歌舞伎。昼夜通しで見に行きました。夜の部は同僚Hさんも一緒に。

(昼の部)
 ・名月八幡祭(めいげつはちまんまつり)
 ・六歌仙容彩 文屋(ぶんや)
 ・祇園祭礼信仰記 金閣寺

(夜の部)
 ・歌舞伎十八番の内 暫
 ・傾城反魂香(けいせいはんごんこう)土佐将監閑居の場
 ・馬盗人(うまぬすびと)

昼の部のお目当ては「金閣寺」。團十郎の松永大膳と吉右衛門の此下東吉という大顔合わせなれど前半は意外や盛り上がらず。あまり期待していなかった福助の雪姫が抑えた演技でとてもよくてびっくりしました。緋色の着物ではなくて、とき色の着物です。前半の山場、桜の花びらがワサワサと落ちてくる中で見得をきる場面の美しいことといったら!客席からも「ほー」とため息がでました。後半はグッと持ち直して、團十郎、吉右衛門の大きさを堪能。

夜の部は全体に大人の舞台。
「暫」では、何はともあれ大病を克服した團十郎が、この役が出来るまでに回復したことがうれしい。着るというよりは背負っているといった方が正しいような、ものすごい衣装を身につけているんですよ。単純な筋に愉快な演出で純粋に楽しい。團十郎の鎌倉権五郎が邪気がなくてかわいらしくく、三津五郎が鹿島入道震斎をサラッとこなしているのがさすが。演舞場の舞台は歌舞伎座と比べて間口が狭いので、登場人物がやたらと多く、常に舞台上に人がいっぱいいるこの演目ではギュウギュウ詰めの印象でありました。

「傾城反魂香」は必見。3年前にほぼ同じ配役で見た時の印象が強くて、また見るのが少し怖くもあったのですが、そんな心配は杞憂でした。もっと成長した舞台を見ることができました。思う事を口にできないもどかしさ、弟弟子に先を越された悔しさ、惨めな生活、なぜ自分だけがという卑屈な思い、そういう人間なら誰もが少しは持っているであろう負の気持ちを、そこにいるだけで客席に伝えてしまう吉右衛門のすごさ、溜めるだけ溜めてそれを一気に吐き出す時のすさまじさ、その後の絶望感に圧倒されました。その吉右衛門をがっしりと受けとめる、おとく役の芝雀がまたいい。前回に比べて夫思いのかわいらしさがよく出ていました。この役に打ち込んでいるのがよくわかります。汗と涙と白粉とで、最後は着物がドロドロ。後半、奇跡がおこって、願いがかなう場面のウキウキしたところもよくて、あぁ、全部がよかったですよ。配役も私にとってはベスト。もっとボロボロ泣くかなーと思ったけど、今回はじんわりと、しみじみ見ました。終わってみると、私のまわりでは女性より年輩の殿方がボロボロになっていました。身につまされるところがあるのかなぁ。修理之助役の種太郎が大御所を相手に大健闘。

最後は「馬盗人」で楽しく笑っておしまい。三津五郎は本当にいいなぁ。この舞踊劇の主役は馬です。役者さんが二人入って馬の着ぐるみ(というのか?)を被る馬です。その馬が楽しい。三津五郎のお弟子さんが入っているので、ちゃーんと踊るのです。筋書きにも名前が出てるぞ。女形になってクドキもするし 、最後は花道で六方を踏んで引っ込みます。馬の六方が見られるのはこのお芝居だけ(だと思う)。メルヘンチックな舞台美術も面白いよ。

・・・というわけで、夜の部は泣いて笑って大いに楽しめます。また見たいよー。

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2010/07/13

コワイ・・・

仕事中に、『れいばいあっしゅくき』と入力したら『霊媒圧縮機』が出てきた。こわいよー。(本当は『冷媒圧縮機』)
昔、仕事で使っていたオフコンは、ワープロのおつむがあまりよろしくなかったので、『しりょうだい』と入力するといつも『死霊代』がでてきた。めちゃくちゃこわかった。私のデスクのまわりだけ、冷たい風が吹くかんじ。こわいよー。

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2010/07/11

義太夫節の魅力@国立劇場

3日。「邦楽へのいざない」と題されたシリーズの第4回。これまでに常磐津や長唄、お囃子などがあったそうです。私は初めて行きました。
大阪から文楽で活躍している方々を招いて、司会はNHKアナウンサーの葛西聖司さん。

  解説 「義太夫節入門」  豊竹つばさ大夫、鶴澤清馗、案内・葛西聖司
  演奏 「義経千本桜 河連法眼館の段」 浄瑠璃・豊竹咲大夫 三味線・鶴澤燕三 ツレ・鶴澤清馗
  対談 「義太夫節の表現を探る」 豊竹咲大夫、鶴澤燕三、司会・葛西聖司

落語の「寝床」じゃないけれど、いい義太夫は生で聴くといいですなー。三味線もすてき。
どのコーナーも楽しくききました。特に面白かったのは咲大夫さん、燕三さんの対談。無口な燕三さんがおかしい。葛西さんの客席を巻き込んだ絶妙な司会もあって、いろいろな話しが飛び出しました。葛西さんは文楽をはじめ古典芸能にくわしいですからね。何の知識もない司会者だと、こちらがきいてほしい事をきいてくれないからなぁ。司会者が満足しちゃダメなのよ。
そういう中で、私も以前から気になっていた、演奏中に三味線ひきさんが頻繁にかける掛け声の話題になりました。「むん」とか「はっ」とか時々聞こえてくる。決まっているものもあるそうなんですが、ほとんどは勝手にかけているそうで、それを受けて咲大夫さんが「間が合えばいいけれど、そうでないものは邪魔」とスパッと切ってすてるところが、大夫と三味線の関係を思わせて興味深かったです。
若手のつばさ大夫さんも清馗さんも、話し方に人柄が表れていました。
9月には国立劇場で文楽公演があります。行くよ。「お半長」がかかるのよねー。上方落語の「胴乱の幸助」に出てくる浄瑠璃だす。これは聴いとかないとね。

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2010/07/10

昨日の歌舞伎座


↑新橋演舞場に行く前に寄りました。屋根の上に作業員がのっていたので、瓦の取り外しが始まるのかもしれません。

そのあと演舞場へ。昼夜通しで見ましたが、断然夜の部がよかった。「暫」は楽しく、「傾城反魂香」で深く深く感動して、「馬盗人」で大笑い。気分良く劇場を後にしました。特に「傾城反魂香」はすばらしい。吉右衛門はもちろんですが、芝雀のおとくが説得力まんてんで、この役に打ち込んでいるのがよくわかります。汗と涙で最後は着物がどろどろだよ。配役もバッチリで必見であります。

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2010/07/09

ただいま開場

ただいま開場
これからお芝居です。演舞場は久しぶり。楽しみ〜

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古今亭菊之丞独演会@横浜にぎわい座

5日。にぎわい座での独演会は初めてらしいです。体調がイマイチだったので行こうか行くまいか迷いつつ出かけました。夏らしい二席。やっぱ、行ってよかった。

 (開口一番)おじさん 『子ほめ』
  菊六  『権助提灯』
  菊之丞 『大山詣り』
 (仲入り)
  粋曲  小菊
  菊之丞 『唐茄子屋政談』

菊六さんは半年ぶり。噺家さんは誰でもそうなのかもしれないけれど、特に伸び盛りの二つ目さんは聴くたびに変わっているのがわかって面白い。菊六さんも独特の間や雰囲気がグレードアップしていて、噺も妙におかしくてとても面白く聴きました。11月から地下の、のげシャーレで独演会が始まるらしいです。お客さんが増えると上に上がれるらしい。行っちゃおうかなー。

菊之丞師匠は長講二席。お目当ては『唐茄子屋政談』だったのですが、この日は『大山詣り』がとてもよかった。私はこの噺の筋があまり好きではないのですが、菊之丞師匠はサラッと明るい噺にして、素直に聴かせてくれました。
大山にも、一度行ってみたいなーと思っていたら、今日、放送のNHK「芸能花舞台」が何と大山詣り。案内が地元出身の三三師。舞踊と小唄と最後に落語をほんの少し。大山詣りの紹介番組として見ると面白いです。三三師の知られざる一面もかいま見られます。再放送は日曜日。

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2010/07/08

明日はお芝居。

風邪ひくわ、仕事は忙しいわで、週の初めからヘロヘロでしたが、何とか復活。今日はお天気がよくて、それだけでも気分がよろしい。明日は久しぶりの大歌舞伎だしねー。有給取って演舞場に立てこもります。風邪だ何だと言ってられないですよん。気合いで治す。

明日の演舞場のお目当ては、夜の部で、成田屋の「暫」で風邪菌を撃退し、播磨屋の「傾城反魂香」でボロボロに泣きます。「傾城反魂香」は3年前にほとんど同じ配役で見て、初めてお芝居みて芯から心を揺さぶられた演目なので楽しみ楽しみ。舞台上の役者さんの気持ちに、客席のこちらも同化すると申しましょうか。
昼の部は「金閣寺」がかかるのでつい。派手な衣装に派手な演出で、好きな演目なのですよ。

9月の演舞場は秀山祭で、演目も発表になりました。→ここ
もちっと重々しい時代物があるともっとうれしいですが。「沼津」は見ておきたいなー。

ニュースにも出ていましたが、澤村籐十郎丈が松竹座の初日の舞台に。→ここ。うれしいよ。

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2010/07/04

新文芸坐落語会

2日。映画館での落語会は始めて。大きなスクリーンの前に高座があって、噺家さんは上手の幕の裏から出てきます。映画館のスクリーンってこんなに大きいのかぁ。

  一之輔 『あくび指南』
  馬石  『駒長』
  彦いち 『掛け声指南』
  (仲入り)
  市馬  『寝床』

一之輔さんは客席の様子を探るようにして『あくび指南』。2年前に初めて一之輔さんを聴いたのがこの噺でだったなー。登場人物が幾分乱暴なのはそのままだけど、かなり練られたようでずーっと聴きやすかったです。
馬石さんはマクラで自分が兵庫出身という事をお話し。言葉の面で難しいのは、どうしても関西の言葉は母音が残ってしまうので、それをたまに指摘されるとおっしゃっていました。同じ事を私も時々夫に言われます。自分は完璧な共通語だと思ってるんだけどなー(^^)。
『駒長』は初めて聴きました。短いけどドラマがあって私は好きだな。噺の中に上方の人が出てきます。馬石師匠の上方の言葉はさすがに聞きやすい(イントネーションがちゃんとしているので)。感心したのは上方の言葉と江戸の言葉をきちんと区別しているところ。よく上方弁につられないなぁ。

彦いち師匠は2度目。新作落語は続くとしんどいですが(熱演になる場合が多いので疲れちゃう)、合間に入るのは大歓迎。お客さんを楽しませようというサービス精神があるもん。長いマクラの中での池袋の思い出、特に圓丈師匠を中心に新作落語の会をしていた時の話しはとてもよかったです。新しい落語を作るんだっていう熱みたいのを感じられました。また楽屋に貼りだしてあったタイムスケジュールの話題にもなりました。「面白いから持ってきたんですけど」と懐から出した紙には「一之輔さん○○分、馬石師匠○○分・・・」という最後に市馬師匠の欄には「存分に」。存分にかぁ。今夜はどうなるのだ?

トリの市馬師匠は「存分に」やる気で(笑)。6月末には志らく師匠のお芝居に出演されていたので、その話しをしながら落語は『寝床』。落語をやるのは久しぶりのご様子。歌いたい雰囲気もありましたが、義太夫とぶつかっちゃうので、がまん。本当に我慢している様子が面白い。安心して聴ける市馬師匠の鉄壁の『寝床』を聴きながら、翌日は義太夫節の会に行く予定だったので、いい予行演習にもなりました。1時間近くの長講でしたがそんな時間は感じさせず。さすがでありまする。
お客さんは少なかったけど、座り心地のいい椅子でのんびりしながらのいい時間でした。

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貨物部

貨物部
昨日は国立劇場で義太夫節の会。終わってから友人ちのホームパーティに参入。飲み部はすでに終了して、テーブルの上を片付けて、模型部が始まっていました。今回は貨物部。いやー。趣味人の世界は奥が深すぎ。

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2010/07/01

おこづかいが、ガッポカッポと…

おこづかいが、ガッポカッポと…
…貯まるといいなー。
同僚が、鎌倉に行ったおみやげに買ってきてくれました。

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