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2010/05/19

口蹄疫のこと。ふたたび。

どうも腹立たしくてしかたがない。
ふたたび口蹄疫のこと。

感染地域の家畜は、感染していなくてもワクチンを打って全頭殺処分(生き物なのに処分という言い方は変ですが)という方針が出たとの報道が出ています。まだ確定ではないので、ここで騒ぐのもどうかと思うけれど、どことなく誘導的な報道の様子といい、なんだか無性に腹が立つ。
私が今回の事に気がついたのは2,3日前の事で、いろいろネットを読んでみて、とくに現地の農家や役場の人たちのブログなどを読んでいると、東京と現地の温度差に愕然とします。

被害にあっている農家の人たちの言葉は正直な気持ちだと思います。それを読んでいると、政府が今まで全力を尽くして対応したとは、到底思えない。最低限、もっと早い時点で、責任を持った人を宮崎に派遣して、現地の声をダイレクトに政府に伝えて、しかるべき方策をトップダウンでやるべきだったと思うのです。宮崎県も要望を出しているんだし。
こいう報道がでると、「今までほったらかしにしておいて・・・」という気持ちがわき起こるのは当然。ぶくぶく沈みかけている船から助けを求めている人を無視しておいて、船底に穴が開き始めてから初めて「こりゃ、大変だ!今から救助船を出しますから、でも定員があるから年寄りは我慢して若い人だけ乗ってください」と言ってるようなもんじゃないのかなぁ。

全てを奪われた人に今の状況はあまりにむごい。田舎のごく普通の人たちが、なぜここまで犠牲にならねばならんのか。畜産農家だけでなく畜産で仕事している人、町の商店、観光関連の人たちの生活もどうするのだろう。ブタや牛は綱をかけて押さえつけて薬を打つそうです。機械を壊すわけじゃない。人の気持ち、これからの生活、全てが「保障」という一言ですませていいのか。
これから政府がやろうとしているのは、一つの町の主力産業、ひいては一県の、地域の産業を破壊して、町を一つつぶそうというのだから、大臣の首をかけてやるようなものだと私は思います。理屈では、それが最良のやり方としてでも、誰かが責任をとらないとダメだろうし、そのくらいの覚悟がない人に、人はついていきはしません。
それなのにフジテレビのニュースでは、”「ここまで広がっている以上は、ちまちまやってもしょうがないから、そこまでやるかというところぐらいまで踏み込んでやりたいと思ってます」と述べた。”という赤松農水相。→ここ。「ちまちま」ですか。軽すぎだよ・・・

今回の政府の対応をみてると(特に赤松農水相)「本当にこの人たちに国の舵取りをまかせていいのだろうか」と疑問がわき起こります。一事が万事。これが宮崎ではなくて岩手だったらどうだったんだろう。
あぁ、なんで、こんなにトンチンカンな人たちを選んじゃったんだろう。
いま宮崎で起きていることは、他の地域の人も自分のことだと思って見てなきゃイケナイと思います。こんなんで新型インフルエンザなぞが流行したらどうなるんだろう。その時も「ちまちま」と言いかねない。
例えば、犬猫だけに感染する奇病が流行って、我が家の猫ちゃんが病気でもないのに殺されるって事になったらどーします?

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コメント

もう十年以上前のことを思い出しました。
この時は一つの会社で、地域の問題ではなかったですが。
食品の安全問題でした。
実に心が痛んだのは、ここに自分で育てていたものを
出荷していた人たち、加工工場などに勤務していた人たち、
その看板の元で商売をして生計をたてていた商店の人たち、
あとは民間企業だからTVの提供番組がなくなったので、
そこの人たちのこと。
あやこさんと同意見です。
で、この時、この会社では役員全員退任ですよ。
(もちろん、まったく関係のない部門であっても)

その時の社長のひとことばかりが、テレビでは何度も何度も
おもしろおかしく映されて本論からずれていた。
そんなことよりも原因究明や信頼回復に懸命になっていることに,
ふれてほしかったなあ。

のんびりしたことをいうようですが、日本の豚肉はおいしいと
評価が高いのです。それを、もったいないことを。

投稿: MINA | 2010/05/19 14:13

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