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2010/04/24

『市馬・白鳥ふたり会』@湯島天神

20日。雨。ここで落語を聴くのは3回目かな。客の入りは半分ほど。実は白鳥師匠をちゃんと聴くのは初めて。市馬師匠は古典だし、白鳥師匠は新作だし、どんな会になるのかなーという楽しみと不安が半々の気持ちで出かけました。

 (開口一番)市也 『牛ほめ』
  市馬  『雑俳』
  白鳥  新作ネタ下ろし(前編)
 (仲入り)
  白鳥  新作ネタ下ろし(後篇)
  市馬  『らくだ』

市也さん、コロコロしてきました。
市馬師匠は出てきた時からテンションがおかしい。いろんな会で白鳥師と一緒になることはあっても二人会というのは初めてだそうです。あまり思いつかない組み合わせだもんなー。例の圓生襲名の事なぞにふれながらご隠居と八つぁんが出てきて『雑俳』へ。わーい。市馬師匠の「ご隠居と八つぁんシリーズ」は大好き。私もご隠居んちのお座敷で、猫なぞをからかいながらご隠居と八つぁんのやりとりをニヤニヤ聴いてるような気持ちになります。俳句から鈴廻しへ。途中でお客さんの携帯が鳴ったので、そこで八つぁんが一句。
『やっている さなかに携帯 鳴っちゃった』

白鳥師匠は舞台袖に小さな録音機を置いて「今日は最後に市馬師匠がドーンと構えていてくださいますから」と新作のネタ下ろし。「淀五郎」と「中村仲蔵」を足して談志をふりかけたような噺でおかしかった。客席は湧いていましたけどご本人はどうだったのか(^^)。白鳥師匠は落語の事を自分なりにきちんと考えている人なんだ思いました。人気のある理由がわかりました。「『芝居噺』をよく聴くけれど、自分は芝居のことなんて全然わからないので、わかる範囲で作ってみた」というのがいいやん。

客席がまだザワザワしている中に最後は市馬師匠。白鳥師のことを少し話してスッと『らくだ』。師匠の『らくだ』は何度か聴いているけれど、今までにない迫力でびっくりしたというか「何かあったんですか?」と訊きたくなってしまった。客席もスーッと静まっていきます。噺の筋とは別に、面の顔の裏にある人間の本性というか怖さがかいま見られるような一席で恐ろしゅうございました。市馬師匠の息にこちらが押し倒されるような感覚でした。落語は息ですねー。師匠が頭を下げた時、客席が噺の世界から一気に現実世界に戻ります。その一瞬が私はとても好きであります。

不思議なとても面白い会でした。白鳥師匠は好きになりました。で、やっぱり市馬師匠はいいですー。

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