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2010/03/18

雀々・市馬二人会@国立演芸場

16日。雀々師ご贔屓のお客さんが多く(当然か)、関西弁が飛び交う客席はいつもと違う雰囲気です。

  ご挨拶 雀々・市馬
  市馬  『芋俵』
  雀々  『鶴満寺』
  (仲入り)
  雀々  『疝気の虫』
  市馬  『味噌蔵』

幕が開くと前座さんの変わりに両師匠が高座に。このお二人、今回が面と向かって話すのも初めてだそうで、ホストの雀々師匠がちょっと気をつかいながら先代小さんの思い出話しや、米朝一門と小さん一門の違いなどを話しつつ客席を温めていきます。「市馬師匠の歌を聞きたい」と雀々師からリクエストもあり。

雀々師匠の落語は初めて聴きました。自分が経験した事を面白おかしく、それでいて普通に話すマクラが最高におかしくてゲラゲラ笑いながら、こういう話しの感覚は関西人独特のものだなぁと思いました。普段の生活の中の面白い出来事を、普通に面白く話すっていうのは、生活の中に埋め込まれていて、上方の落語はその延長線上にあるような気がします。だからお客さんも「落語を聴かせてや」というよりは「何か面白い話しを聴かせてや」という要求が強いんじゃないかな。私も今は東京の落語を喜んで聴いていますが、ずーっと「なんやしらん、こっちの落語は辛気くさいな」と思っていましたから(^^)。

さてさて。二人会は、お互いの得意ネタを披露という感じで安心して聴いていられました。市馬師匠の『芋俵』はコロコロとかわいらしく、雀々師匠の『鶴満寺』は寺男の権助が強烈。鳴り物も入って春らしく賑やかで楽しい。上方版『疝気の虫』は東京で聴くのとは設定が違っていました。「あんころ餅と濃いお茶」なんだよ。雀々師は最後、「別荘が見つからない。別荘はどこだ?」言いながら、と立ち上がって座布団の裏から何からあちこち探しまわって、うろうろして、自分でメクリをめくって舞台袖に引っ込んでいきました(笑)。こういうのもアリかー。
最後は市馬師匠で『味噌蔵』。けちん坊のマクラだったので『片棒』かと思いました(^^)。時間に少し余裕があったせいかたっぷりでした。もちろん「磯節」を歌ったけれど、今回は何といっても「メッコーン!」のクジャクが噺の中に登場したのがビックリというか何というか(笑)。

「『動』の雀々、『静』の市馬」と正反対なのに終わってみれば妙にしっくり一体感のある楽しい会でした。またやってくれないかな。

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