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2010/02/03

柳亭市馬独演会@横浜にぎわい座

2日。一ヶ月ぶりの市馬師匠だー!それだけで満足。

いちおう、私の中の決め事として、時間や場所など「無理しないとダメな落語会には行かない」というのがあって、その基準でいうと横浜まで行って帰ってくるのは結構タイヘンなのですが、でもにぎわい座だけは、なぜか別なんだよねー。「会社帰りに横浜で飲もうと言ったら絶対断るのに、なんで落語ならOKなんだ」と同僚に言われました(^^)。
今回も開演ギリギリに滑り込みました。桜木町の駅から走ったぜー。

  市江 『権助魚』
  市馬 『一目上がり』
  ゲスト  白山雅一 歌謡声帯模写
  (仲入り)
  市馬 『ねずみ穴』

久しぶりの市江さん。いつの間にか噺家さんらしくなっていました。権助のすっとぼけぶりがおかしい。
市馬師匠の『一目上がり』は初めて聴いた。八っつあんとご隠居のボヤーっとしたやりとりから始まったので、『道灌』か『雑俳』かと(両方とも好きなのだ)ワクワクしながら聴いてたら何と『一目上がり』。これまた楽しい一席でした。師匠の「八っつあんとご隠居」シリーズ、大好きなのよー。ボヤボヤとした古風でのんびりとした雰囲気が何ともいえません。まだどっかでやってくれないかな。

白山先生はお元気で何より。いつものように灰田勝彦の「篠懸の道」から始まります。今回はかけ声の上手なお客さんがいて、歌右衛門と勘三郎(先代)のやりとりでは「成駒屋!」「十七代目!」と絶妙のタイミングで声がかかりました。ほーんと、こういうのはタイミング。舞台と客席の呼吸もタイミング。

最後はネタだしの『ねずみ穴』。この噺は20年ほど前に家元で聴いたのが印象強くて、以来、誰の噺を聴いてもどうしてもひきずられてしまう。とにかく兄がこれ以上もなく嫌なヤツで絶対に許せなくて、北風がとても強い寒い寒い夜で、火事の描写がすごい。でも市馬師匠の『ねずみ穴』は、それとは違う。一つ一つの場面や人物の描写はあっさりとして、噺の持つ全体の雰囲気、筋立てに重きを置いた演出のように思えます(市馬師匠の『文七元結』も同じだと思う)。だから悪いというのではないですよん。好みの問題。
ラストシーンのトントーンと畳みかけるような話しぶりは見事だったし、ホッとして思わず笑っちゃうし、私は市馬師匠の『ねずみ穴』は骨格がしっかりしていて聴きやすく、とてもいいと思いました。でも家元版をよしとする夫が聴いていたら「あっさりしてるなー」と言うだろうなと思いましたとさ(^^)。
(去年聴いた、さん喬版『ねずみ穴』もまた違った印象で、それはそれでとてもよかった。こうなると雲助版、白酒版でも聴いてみたくなりまする)

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コメント

こんばんは
小生も昨夜いってまいりました。というか、市馬の会で可能なものは出かけています。
師匠の噺はおっしゃるとおり骨格がしっかりしていて聞きやすく、小生は大好きです。

投稿: | 2010/02/03 22:12

桂さま。コメントありがとうございます。
そうですか。昨夜はニアミスしていましたね。
私も市馬師匠の会はできるだけ行っています。無理しない範囲でですが。←じゃないとキリがなくなるので(^^)。
市馬師匠の落語はいつも安心して聴いていられます。思わせぶりなところがないのも好きです。
どっかの寄席でトリをとってくれれば、10日間、毎日楽しみにできるのになぁ。
これからもよろしくお願いします。

投稿: あやこ | 2010/02/04 00:16

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