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2010/01/19

壽初春大歌舞伎@歌舞伎座


17日夜の部。数日前に電話したら一等の結構いい席が出ていたので買ってしまいました(^^)。後ろの方だけどど真ん中で、舞台全体がよく見えてよかったです。
1月の歌舞伎座はいいですなー。お正月の飾り付けに客席には着物姿が目立つし、華やいだ雰囲気。

 ・春の寿
 ・菅原伝授手習鑑「車引」
 ・京鹿子娘道成寺「道行より押戻しまで」
 ・与話情浮名横櫛「木更津海岸見染の場」「源氏店妾宅の場」

『春の寿』は雀右衛門のための舞踊なのに、雀右衛門がお休みで残念でした。代演は魁春。

今回のお目当ては『車引』。芝翫が桜丸を初役で、吉右衛門の梅王丸、幸四郎の松王丸、富十郎の時平という重々しさ抜群の配役です。梅王丸の拵えがスゴイ。巨大な刀を3本も差してます。体の大きな吉右衛門が見得をきると、それがいちいち決まっていてかっこいい。ぞくぞくします。芝翫は女形らしく優しい雰囲気で、手の仕草がとても美しかったです。末っ子で体は小さいけれど、強い兄ちゃんについて気持ちだけは負けないぞ!というところでしょうか。富十郎の時平は品を感じさせながらも悪のにおいがプンプンしていました。
このお芝居は何と言っても幕切れの様式美につきます。それぞれの役者さんの立ち位置とか見得のきり方とか、このセンスには本当に感心します。舞台がパッと明るくなるようでよろしゅうございました。

『京鹿子娘道成寺』は勘三郎。これまで、籐十郎の自己主張迫力満点の道成寺、三津五郎の坂東流の粋で洒落た道成寺(すごく好き)を見ました。勘三郎の道成寺は、落語で言うと「本格本寸法」という感じで楽しく見ました。濃い日本茶でおいしい和菓子をいただいたよう(変な例えですいません)。
途中の手ぬぐいまきでは、突き出されたいくつもの手の間をすり抜けて、私の膝の上にポトンと一つ、落ちました。ラッキー!今年はいい事ありそうな(^^)。
最後は團十郎が『車引』の梅王丸真っ青の姿で登場します。お正月から成田屋の姿を拝めるのはありがたい。邪気が払われるというのでしょうか。

『与話情浮名横櫛』は、染五郎の与三郎に福助のお富。福助はやりすぎることなく抑えた演技でよかったです。でも染五郎の与三郎が線が細いので、「年増女にうっかりはまって身を持ち崩した若旦那」って感じでした。それが妙に説得力あり。錦之助の金五郎がスッキリいなせな江戸の鳶頭って雰囲気がよく出ていて気持ちよかったです。最後に和泉屋多左衛門役で歌六が出てきてうれしー。歌六が出ると芝居の雰囲気がぐっと締まります。いいなぁ。

お正月らしい華やかさに溢れていて、楽しいヒトトキでした。歌舞伎座でのお芝居見物は、何だかワクワクしますなー。もう一度くらい行けるかな?

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コメント

あやこさま、こんにちは!

初春大歌舞伎、いいなー。私も行きたかったんですが
正月早々大風邪引いて寝込んだり何だりで、結局見送りまして
ございます。1月の歌舞伎座はいいですよねー。「ハレ」な感じが致します。
手ぬぐいまきもゲットされたとのこと。まさに「こいつぁ春から縁起がいいや」って感じで・・・羨ましい限りでございます(笑)。

私も来月は久々に歌舞伎座へ参ります。
残すところも少なくなり、さよなら公演もいよいよ佳境ですね。
最後の月ははどんな演目になるのかしらと気になります。

投稿: hikaru | 2010/01/19 11:28

hikaruさん、こんにちはー。
昨夜、NHKのハイビジョンで去年の歌舞伎座、「仮名手本忠臣蔵」の放送がありまして、hikaruさんに連れて行ってもらって初めて歌舞伎座に行った時の事をあれこれ思い出しておりました(^^)。おかげさまで、今ではすっかり歌舞伎にハマっておりまする。

3月、4月の演目は、歌舞伎座内の掲示板にはすでに発表になっているそうです。8月公演と同じ、三部構成になるようですよん。
4月の最後の最後は「助六」でおしまいみたい。
3月は「菅原伝授手習鑑」に「弁天小僧」で、吉右衛門が南郷力丸(弁天小僧はもちろん菊五郎)だそうなので、これは絶対に見たいと思っておりまする。

投稿: あやこ | 2010/01/24 06:46

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