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2010/01/28

第9回ひぐらし寄席「馬石と仲間たち」@日暮里サニーホール

久しぶりの落語だー。半月ぶりだー!

 (開口一番)志ん坊 『手紙無筆』
  馬石  『堀之内』
  談修  『宮戸川』
 (仲入り)
  馬石  『夢金』

たった半月でも、ほーんとに久しぶりに落語を聴いた気がします。体が生の高座に飢えていたような感じ。カラカラに喉が乾いていたところに冷たい水をごくごく飲んだような気分です。早く市馬師匠の高座も聴きたいであります。
馬石師匠の会で前回に続いて2回目。手作りの暖かい雰囲気の会です。
前座の志ん坊さんは何度か聴いているけれどハキハキした口調に好感が持てます。もうすぐ二つ目かなぁ。楽しみですね。高座に上がる前に「サゲまでやっていいよ」と言われたそうで「初めてサゲまでやります」と『手紙無筆』。最初に前回この会で前座を勤めた市也さんの事を少し話題にしたりして(^^)。

馬石師匠は「高座に上がったとたんに頭が真っ白になっちゃいました」と言って、マクラを話しながら何をするかさぐっているようす。こういう自分の会ではマクラで楽屋の裏話のようなことを話題にする事があるのが楽しい。今回も今席鈴本でのちょっとした失敗談から、その時高座にかけた『堀之内』へ。

生で『堀之内』を聴くのは二度目で、前回は忘れもしませぬ、10年以上前に池袋で志ん朝師匠で聴きました。真打披露の会で、その時真打になった何人かのうちの一人が市馬師匠だったのですなー。その時の事を思い出しつつ楽しく聴きました。下品にならずサッと聴かせてくれるのがよかったです。

ゲストの談修さんは船橋で馬石師匠と二人会をしている仲とのこと。この会に立川流の噺家さんが出るのは初めてで「アウェイです」なぁんておっしゃっていましたが、私にすればこういう機会でないと立川流の噺家さんを聴く機会がないので貴重。はっきりと言葉にはできないけれど、やっぱり色の違いは感じるもので、なんつーか、背負ってる背景の違いというのかなぁ。そういう色の違いが高座に混じって別の色に変わっていく雰囲気が楽しい。

最後はネタだししてあった『夢金』。夫は「題名でネタバレしちゃうからなぁ」と、あまり好きな噺ではないような事を言っていたけれど、私は結構好きで、筋より雪が吹きつける冷たく静かな夜の大川を目の前に見せてくれたらそれで満足。主人公の船頭が、屋根船の中にいる浪人に呼ばれて、舟を止めて中に入っていく時の仕草が、ていねいできれいで、とてもよかった。バリバリに凍っている蓑や笠、かじかむ指。小村雪岱が描く挿し絵の世界のようでした。

やっぱり馬石師匠はいいであります。鈴本の2月下席夜の部のトリをとるそうなので行くつもり。
次回のこの会は4月19日(月)でゲストは一之輔さん。ネタだしの一席は『お直し』。

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