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2009/08/26

『新宿末広亭―春夏秋冬「定点観測」』

20090826_
ふらりと入った古本屋さんで見つけて、ふらりと買ってしまいました。
今から10年前、1999年から2000年にかかて、新宿末廣亭の全番組(一ヶ月あたり10日間興行が3回、それぞれ昼席と夜席があります。だから月に6回)に行った記録です。文章はまだほとんど読んでいませんが(^^)、番組表を見ているだけでも面白い。亡くなった師匠のお名前があるし、番組の様子も今とは違うし(この10年で元気で才能あふれる若手が一気に表に出てきたんですねー)、喬太郎、たい平師の真打披露興行があって、菊之丞師匠がまだ二つ目で『湯屋番』やって、市馬師匠がちょこちょこ出て『高砂や』や『のめる』なぞをやってる。お客さんも少なくて、今の落語ブームとやらの、にぎわい前夜って感じです。著者の長井好弘さんが「あとがき」に『寄席演芸の低迷という状況が、今後好転するとは思えません』と書かれていて、さもありなん。私もこの頃、何度か夫に連れられて寄席には行ったことがあるけれど、さほど面白いとは思えなかったもん。

この頃、前座や二つ目でがんばっていた人たちが、今の落語の面白さを支えている部分が大きいのだろうし、落語にあんまり人気がなかった時代に噺家をめざして入門するっていう事からして、「(そういう人たちは)ちょっと違うよなー」と思ってしまうのであります。

なにはともあれ、寄席の番組表は、その時代の落語の世界をよく表すものだとあらためて感じました。私も行った寄席の番組表はとりあえずきちんとおいておこう。

それと感心したのは(落語協会の噺家さんに限りますが)さん喬師匠、権太楼師匠、川柳師匠が、今と変わらず出まくっていること。すごい。今もこの師匠方の寄席への登場回数って多いですもんねー。人気も落語のパワーも変わらずってことです。もっとスゴイのは川柳師匠がやっぱり『ガーコン』しかやっていないことです(笑)。私が初めて見たとき(たぶん15,6年前)も『ガーコン』だった。
ずーっと変わらず淡々と落語を続けていくのが、いかに難しいことなのか、ちょこっと感じてしまいました。

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