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2009/07/07

「桂雀三郎独演会」@内幸町ホール

5日。雀三郎師匠は初めて。ゲストは市馬師匠。

  雀太  『天狗刺し』
  雀三郎 『胴乱の幸助』
  (仲入り)
  市馬  『あくび指南』
  雀三郎 『三十石』

雀太さんの『天狗刺し』。珍しい商売をしたらもうかるだろうと「天すき」の店を出すことにした男。「天すき」とは「天狗のすき焼き」のこと。で、天狗を捕りに鞍馬山まで行きますが・・・。「珍しい物=天狗」という発想が上方(笑)。東京だと「なんで天狗なんだ?」とはてなマークがついちゃうんじゃないかなー。「天狗?おもろいなー」と受け入れちゃうのが上方。妙な雰囲気の落語でした。おもしろかった。

市馬師匠の出囃子が、いつもよりカネと太鼓がドンドンチキチンと天神祭りのお囃子のように賑やかで、一瞬ちがう出囃子だと思ってしまいました。上方風の出囃子なんでしょーか(^^)。こういうところも雰囲気が違っていいですなー。
お稽古の話しから『あくび指南』。いろんな噺家さんで『あくび指南』を聴いているけれど、「あくびの稽古をする」っていうちょっとヘンだけど、それだけって噺のせいか、登場人物が個性的だったり強烈だったりする印象があるのですが、市馬師匠は、みんな普通の人。お稽古してもらう方が職人なので威勢がいいけどそれだけ。だからとーっても穏やかな『あくび指南』なのであります。それがいいんだなー。夏の昼下がりのぼやーっとした空気があって、聴いてるこちらもあくびがしたくなるけれど、落語の最中にあくびしちゃマズイだろうと、こめかみに力を入れてグッとがまん。

お目当ては雀三郎師匠の『三十石』。好きな噺なのです。去年の暮れに市馬師匠で聴いていてそれはそれでよかったけれど、これはやっぱり上方の噺。噺家さん云々じゃなくて高座の雰囲気が上方じゃないとなーと思ったことでした。『あくび指南』に続いて、この噺も眠くなる。いいですなー。

おだやかーな会でとてもよかったです。上方落語は夏に聴くのがいいんじゃないかと思ったりして(^^)。蝉がミンミン鳴いていて、風鈴がリンリン、縁側から涼しい風が吹いてきて、ゴザの上で昼寝をした子供の頃の夏休みのヒトトキを思い出します。お昼ごはんはもちろんお素麺。蒸し暑い日曜日の午後に、市馬師匠の『あくび指南』と雀三郎師匠の『三十石』を聴く贅沢。大阪で市馬師匠で『三十石』を聴きたくなりました。

雀三郎師匠がマクラで市馬師匠と歌の会をやりたいと。やって欲しいなぁ(^^)。

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