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2009/07/20

第15回特撰落語会「ちょっと気の早い圓朝祭」@日本橋社会教育会館

19日。暑い。会場に着くまでにバテちゃう。

 (開口一番)小んぶ 『子ほめ』
  菊之丞 『酢豆腐』
  さん喬 『福禄寿』(圓朝作)
 (仲入り)
  正雀  『真景累ヶ淵 豊志賀の死~お久殺し』(圓朝作)

空席があったようなので、二日前に予約。
菊之丞師匠はトップバッターということで軽く『酢豆腐』。わたくし、実はこの噺を聴くのは初めてなのです。『ちりとてちん』は聴いた事がありますけど、「豆腐の腐ったの」というのがどうも気持ち悪くて。でも菊之丞師匠は、そこをさらりと収めて逆に夏らしい一席にしていました。知ったかぶりの若旦那が最高。

さん喬師匠の『福禄寿』。なんと雪のしんしんと降る年末の噺です。真夏に雪景色を目の前に出してくる、さん喬師匠の力強さに感動。
何をしてもうまくいかない商家の長男。いい商売の話しがあるからと母親に300円という大金を無心します。母親が死んだあとを引き取って立派に成人させてくれたことを恩に思っている異母弟は、その300円を用意して、こっそり母親に渡します。母親は長男に300円を渡しますが・・・。
今でもよくある話しだなーと思いつつ聴いていました。ダメダメな息子、どうしても面倒をみてしまう母親。ダメダメ息子のダメダメぶり(根性のひねくたところ)の表現が見事で、そこに雪景色がぴったりで、じっくり聴きほれました。

正雀師匠の落語は初めて。寄席で一度見たことがあったのですが、その時は落語をせずに師匠・彦六(先代の正蔵)の話しと踊りで終わりました。その印象がとてもよかったので、一度落語を、それも圓朝ものを聴いてみたかったので楽しみでした。
いいですねー。ただでさえめちゃくちゃな噺を、陰々滅々にしないところが、とてもよかった。流れるような口跡、緊張する客席の空気を時々フッと抜いて、次はどうなるんだろうと聴いてるこちら側を引き寄せていきました。

夏らしい落語会でした。
帰りは途中下車して土用の鰻を食べて帰りました。

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