« 市馬師匠とお弟子さんたち。 | トップページ | 二週続けて「花形演芸会」@国立演芸場 »

2009/06/27

『吉坊の日』@いわと寄席

26日。前日に引き続いて神楽坂へ。上方落語の超有望株、桂吉坊さんの会です。去年も市馬→吉坊の順で見たなぁ。毎年この時期に、この会場でと決まっている会が多いんだなーと、落語を聴き始めて2年目になると、パターンが読めてきますね(^^)。
吉坊さんは東京ではなかなか聴けないので、東京で会があるときは、できるだけ行くようにしていまする。

  智之介 『牛ほめ』
  吉坊  『焼き塩』
 (仲入り)
  吉坊  『船弁慶』

智之介(ちのすけ)さんのやった『牛ほめ』は東京でもよく聴きます。上方落語の方が、ほめに行くおじさんの家の場所や建物の様子など、いちいち具体的でした。それから与太郎(とは言わないけど、主人公)が自分でほめ言葉を紙に書いて、それを懐に隠して読むところが違ったなー・・・と、大阪生まれ、大阪育ちの私が、東京の落語の視点から上方落語を聴いてますね(^^)。

吉坊さんはいつも少し上目遣いでひょこひょこ跳ぶように登場します。それがとてもうれしそうなので、こちらの気持ちも温かくなります。
『焼き塩』の前の長いマクラで、今やっているお稽古、踊りと仕舞のことを。それからお能のはなし。このマクラが二席目に効いてきます。
『焼き塩』はあまりかからない珍しい噺で、笑うことろが少ないですと吉坊さん。短い噺でしたが、いや、これがなかなか、サスペンスタッチでユーモアがあって、私は好きです。笑いが少ないとのことでしたが、東京の人にはこのくらいの方が受けるんじゃないかな。市馬師匠がやると面白そう。

『船弁慶』は鳴り物が入って、わいわいがやがやと賑やかで、おかみさんがうるさくて怖くて、舞台が長屋と大川で、暑い暑い大阪の夏が目に浮かぶ、川面を渡る風を感じる、上方落語らしい一席でした。よかったー。
最後のシーンでは、怒り狂ったおかみさんを平知盛に、船遊びの最中だった亭主のキィ公を弁慶に見立てて、お能の『船弁慶』のパロディになります。私はお能は知らないけれど、これ、お芝居でもありますねー(お芝居も、お能の『船弁慶』をアレンジしたもの)。私が初めて吉坊さんを見たのは『七段目』で、若いのに随分と芸達者な噺家さんがいるんだなーと感心いたしました。その感心を今回もまた。『船弁慶』なんて難しい噺だと思うけれども、臆することなくのびのびとやっているようで、それも見ていて感じがいいです。
いいものを見せてもらいました。

|

« 市馬師匠とお弟子さんたち。 | トップページ | 二週続けて「花形演芸会」@国立演芸場 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 市馬師匠とお弟子さんたち。 | トップページ | 二週続けて「花形演芸会」@国立演芸場 »