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2009/06/30

「大阪の宿」@神保町シアター

29日。久しぶりに映画を見に行く。五所平之助監督の「大阪の宿」(1954年・新東宝)は大好きな映画なのであります。
東京から大阪へ左遷されてきた男(佐野周二)が下宿する土佐堀川沿いの旅館「酔月」を舞台に、様々な事情を抱えながら生きていく人々の姿をユーモアを交えて描いていきます。
とにかく脇役がいいんだなー。
特に酔月の女中二人、遠くに子供を預けて働いている戦争未亡人(川崎弘子)、失業中の夫にたかられ続ける女(水戸光子)がすんごーくいい。グッと感情を押し殺した表情がなんともいえない。
他にも労咳の父親のために苦労する少女、因業な酔月の女主人(三好栄子)、その弟で酔月で世話になっているオッサン(藤原釜足)、アプレな酔月の若い女中(左幸子)、佐野周二に思いを寄せる北新地の芸者(乙羽信子。かわいい!)。他にも細川俊夫に田中春男、多々良純と芸達者な人が大勢出てきて、こうなると、佐野周二の大根ぶりもかえっていい感じ。

登場人物の一人一人が背負っているものは重く、ややこしい事ばかりで、決して幸せとは言えない人ばかりが出てくるのに、画面にただよう空気は悲惨とは別のもの。それは何があっても人間は生きていかなければならないということが、この映画の根っこに流れているからなんだと思います。

戦後、急速に時代が変わり、誠意とか信頼とか思いやりとかが消えてしまうように思える世の中で、でも自分だけは人を信じて生きていきたいという主人公。その思いが時々空回りをして目指す結果に結びつく事はなくても、酔月の女中や友人たちは、彼の誠意を好ましく思い、お互いの信頼だけで深くつながっていきます。
これから先も、つらいことばかりだろうし、明るい展望なんてないけれど、信頼さえあれば、人は生きていけるし、生きていかねばならないんだということが、この映画のラストシーン、東京へ戻る主人公の歓送会の場面に凝縮されていました。みんなで炭坑節を歌いながらの泣き笑いの表情がすべて。五所平之助の演出のうまさにほれぼれしました。

様々なシーンの背景に、大阪の繁華街のネオンと川の流れが出てきます。水の都という言葉がしっくり。
主人公が女中二人を連れて大阪城へ遊びに行く場面が私は好きです。たった半日のお休みで(それも素直にはもらえないわけだけれど)すぐ近くへのお散歩のようなお出かけでも、彼女たちにとっては遠くへの旅行にも等しく、楽しかった思い出の一つとしていつまでも心に残っていくのでしょうね。

関係ないけど、私がよく行く湯ヶ島温泉の湯本館には、五所平之助の色紙がいくつかあります。流れるような繊細な筆遣いで、こっちもほれぼれ。

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2009/06/29

我が家のお風呂に浮かぶもの。

我が家のお風呂に浮かぶもの。
アカパックンなるものを買ってきた。お風呂に入れておくだけで、お湯に浮いている皮脂を吸いとってくれるそーな。湯船のぬるぬるも少なくなるとのこと。
沸かしなおしのお湯もきれいなそう。試しに昨夜から使っています。

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二週続けて「花形演芸会」@国立演芸場

先週、今週と二週続けて国立演芸場の花形演芸会に行ってきたのでメモ。

21日。第361回「花形演芸会」

  落語 馬吉  『浮世床』
  落語 上楽  『青菜』
  音曲バラエティー 東京ガールズ
  落語 馬石  『明烏』
  (仲入り)
  曲芸 翁家和助
  コント THE GEESE
  落語 白酒  『抜け雀』

お目当ては馬石師匠と白酒師匠。馬石師匠『明烏』はスッときれい。吉原が舞台なのにいやらしさが全然ないのは馬石師の色でしょーね。白酒師匠は熱演。『抜け雀』はこの冬、師の勉強会で聴いたけれど、その時よりもっとよくなっていました。テンポがあるし、登場人物の性格がよく出ていて、特におかみさんが強烈になっていました(笑)。
東京ガールズは一度見てみたかったのだ。駄洒落がきれいで嫌みがないです。
和助さんの包丁を使った芸にはびっくり。


27日。花形演芸会スペシャル。平成20年度花形演芸会受章者の会。表彰式付き。

  (開口一番) 辰じん 『壽限無』
  落語 菊志ん 『だくだく』
  ひとりコント オオタスセリ
  落語 三三  『短命』
  落語 菊之丞 『幾代餅』
  (仲入り)
  表彰式 大賞:該当者なし 金賞:扇辰 菊之丞 カンカラ 三三 銀賞:オオタスセリ 菊志ん ナイツ
  落語 圓太郎 『たがや』
  時代劇コント カンカラ
  落語 扇辰  『天狗裁き』

審査員の講評によると、審査員の意見がバラバラで、いっそ全員に大賞をという意見もでたのだけれど、資金難で全員分の賞金が出せないので、全員が金賞になったとのこと(^^)。

出演者が多く時間が限られていることに、自己紹介みたいな雰囲気だったので、大ネタではないけれど、自分の落語をしっかりやるというった感じの会でした。
菊志ん師匠は久しぶり。毎月やっている勉強会にも行きたいのだけれど、いつも他の会と重なってしまったり、仕事でいけなかったりなのよねー。勢いがあってうまい。
オオタスセリさんは初めて。こういう芸人さんは、なかなか見る機会がないのですが、毒があってすんごーく面白かったです。「普段、どういうことをやっているのか見てもらいます」と言っていたので、得意ネタなんでしょうね。特に最後の「夫が突然区会議員に立候補してしまった妻の応援演説」がよかった。
圓太郎師匠は、なかなか出会う機会がないのですが気になってる噺家さんで、テンポのいい江戸弁が気持ちよく、時事ネタを盛り込んで一気に聴かせました。さすが。

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2009/06/27

『吉坊の日』@いわと寄席

26日。前日に引き続いて神楽坂へ。上方落語の超有望株、桂吉坊さんの会です。去年も市馬→吉坊の順で見たなぁ。毎年この時期に、この会場でと決まっている会が多いんだなーと、落語を聴き始めて2年目になると、パターンが読めてきますね(^^)。
吉坊さんは東京ではなかなか聴けないので、東京で会があるときは、できるだけ行くようにしていまする。

  智之介 『牛ほめ』
  吉坊  『焼き塩』
 (仲入り)
  吉坊  『船弁慶』

智之介(ちのすけ)さんのやった『牛ほめ』は東京でもよく聴きます。上方落語の方が、ほめに行くおじさんの家の場所や建物の様子など、いちいち具体的でした。それから与太郎(とは言わないけど、主人公)が自分でほめ言葉を紙に書いて、それを懐に隠して読むところが違ったなー・・・と、大阪生まれ、大阪育ちの私が、東京の落語の視点から上方落語を聴いてますね(^^)。

吉坊さんはいつも少し上目遣いでひょこひょこ跳ぶように登場します。それがとてもうれしそうなので、こちらの気持ちも温かくなります。
『焼き塩』の前の長いマクラで、今やっているお稽古、踊りと仕舞のことを。それからお能のはなし。このマクラが二席目に効いてきます。
『焼き塩』はあまりかからない珍しい噺で、笑うことろが少ないですと吉坊さん。短い噺でしたが、いや、これがなかなか、サスペンスタッチでユーモアがあって、私は好きです。笑いが少ないとのことでしたが、東京の人にはこのくらいの方が受けるんじゃないかな。市馬師匠がやると面白そう。

『船弁慶』は鳴り物が入って、わいわいがやがやと賑やかで、おかみさんがうるさくて怖くて、舞台が長屋と大川で、暑い暑い大阪の夏が目に浮かぶ、川面を渡る風を感じる、上方落語らしい一席でした。よかったー。
最後のシーンでは、怒り狂ったおかみさんを平知盛に、船遊びの最中だった亭主のキィ公を弁慶に見立てて、お能の『船弁慶』のパロディになります。私はお能は知らないけれど、これ、お芝居でもありますねー(お芝居も、お能の『船弁慶』をアレンジしたもの)。私が初めて吉坊さんを見たのは『七段目』で、若いのに随分と芸達者な噺家さんがいるんだなーと感心いたしました。その感心を今回もまた。『船弁慶』なんて難しい噺だと思うけれども、臆することなくのびのびとやっているようで、それも見ていて感じがいいです。
いいものを見せてもらいました。

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2009/06/26

市馬師匠とお弟子さんたち。

25日。『柳亭市馬の会』@イワト寄席。

今席から二つ目になった市馬師匠の二番弟子、市丸改メ市江さんの口上がありました(^^)。仲入り後はこの会恒例の昭和歌謡ショー。

  (開口一番)市也 『転失気』
   口上:市丸改メ市江 市馬 市楽
   市江 『道具屋』
   市馬 『夏の医者』
  (仲入り)
   昭和歌謡ショー

市馬一門総出演であります。はっきり言って市馬師匠んとこのお弟子さんたちは、まだまだです。だけれども、なんともいえない、すっとぼけた雰囲気が3人のお弟子さんそれぞれにあって、全員がベロンと市馬師匠の着物の裾にしがみついてるようで、それを市馬師匠はシブイ顔をしながら愛情いっぱいで引き受けていて、結局、市馬師匠を見てるよーに、これからはこのお弟子さんたちも見ていく事になるのかなーと、口上を聞きながらぼーっと考えておりました。
普通は二つ目の口上なんてしないのですけど、今日は自分の会で、お馴染みのお客さんも多いからと市馬師匠の発案らしく、こういう事をしてもらえる市江さんは幸せ者であります。落語も一席。司会は総領弟子の市楽さん。

自分の弟子の口上をやったり、その弟子に一席やらせたり、そこに市馬師匠の「甘え」があって、それを受け入れて(許して)しまうお客さんがいて、私はそういう高座の上の噺家さんと客席との関係が好きです。市馬師匠のファンというのは、落語はもちろんだけれど、時々かいま見られる師匠の人柄もたまらなく好きなんだと、私は思うよ。

結局、「誰か好きな噺家さんができる」っていうのは、落語もひっくるめて人柄とか、その人が醸しだすモノもまとめて好きになることで、その人間性が落語にも反映されるんですなー。私は「うまいけど(感心するけど)感動しない」よりは「イマイチなんだけど、目が離せない」って方がいいなー。

市馬師匠の落語は『夏の医者』。TVか何かで聴いた事があります。でも市馬師匠では初めて。昔話の絵本のページを一枚ずつめくっていくような、民話風の絵も見えてくるような、聴きながら何ともいえない不思議な気分になっていく一席でした。ヘロヘロになっている、うわばみの表情が最高。

仲入り後はタキシードに着替えてお馴染みの昭和歌謡ショー。いい気分の師匠を見てるだけで、わたしゃうれしいよ(^^)。

市江さんの口上で、少し長い師匠の挨拶の中にあったエピソード。初めて紋付きを作った市江さんは、一番に師匠に見てもらおうと紋付きを着て師匠の家に挨拶に行ったそうな。夜も遅い時間だったけれど、師匠はまだ帰っていなかった。おかみさんがいらして、「自宅からその格好で来たの?」ときくと、なんと師匠んちの裏の駐車場で着替えたと。夜中に駐車場で裸になって紋付きに着替える弟子。「よく通報されなかった」と笑いながら話す師匠の目は泣きそうになっていました。

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2009/06/25

昨日はバタバタ

すっきりしない天気が続きます。梅雨だから当然といえばそうなんですが、お天気が晴れないと気分もなんとなーく晴れません。嗚呼差からスカーっとするような青空が見たいよぉ。

昨日は昼休みに同僚が転んで骨折するというトラブル発生。雨で滑りやすくなっていたところに、体をかばって妙な転び方をしたようです。救急車を呼んで一緒に病院へ向かいましたが、今度は受け入れ先がなかなか決まらず。時間にすれば10分程度だったような気がしますが、気がもめました。徒歩10分圏内に大きな病院が二カ所もあるのに、結局電車で数駅先の個人病院へ。本人は意識がはっきりしていたし、さほど痛み苦しむという状態ではなかったので、こちらの気持ちも楽でしたが、これが息も絶え絶えの状態だったらと思うとゾッとします。

お医者さまの忙しさというのは義母の入院の時に見ています。どんな仕事でも忙しすぎるというのは、気持ちも体力も消耗する一方で、いい事なんて何もないです。がんばればがんばるほど、「それが当然」の状態になっちゃって悪循環なのよねー。余裕がないと何かあったときに対応できなくなる。
お医者さまや病院には、全ての人がいつかどこかで必ずお世話になる所なんだから、もうちょっとどうにかならないかなぁと思ったことでした。

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2009/06/24

市馬・喬太郎二人会@湯島天神

去年も行ったこの会。その時も雨だった。去年は市馬師匠と三三師匠の二人会でありました。

  (開口一番)市也 『子ほめ』
  市馬  『藪医者』
  喬太郎 『吉田御殿』
  (仲入り)
  喬太郎 『転失気』
  市馬  『不動坊火焔』

市馬師匠は着流しで登場。一昨日も大阪で喬太郎師匠との二人会だったそーな。大阪の話しから師匠・小さんの話し、お酒の話し、医者の話しとマクラをたっぷりとやって『藪医者』。市馬師匠の『藪医者』は一度寄席で聴いたことがあって、また聴きたいなーと思っていたのでうれしい。権助の「おーたのもうしますのぉー」という声がいいのよー。市馬師匠ならでは。

問題はそのあとの喬太郎師匠『吉田御殿』であります。R指定の落語でした(笑)。途中で「ものすごく珍しい噺を聴いてるのかも・・・」と気がつくわたし。どこまでいくのか少々不安になりました(^^)。でも面白かったです。以下自粛。

喬太郎師匠の『転失気』は、「仏に仕える身なれど、悪魔に魂を売り渡してしまった黒小僧」が最高。前座さんでよく聴く噺ですが、とても同じ話しとは思えないスピーディーで独創的な一席でした。これ、またどっかで聴きたいなぁ。この小僧さん、すんごーく好き。
真打の前座話が私は大好き。喬太郎師匠では、先月、ワザオギ落語会で聴いた『道灌』もとてもよかった。その噺家さんが力があるかどうか、前座話を聴くといっぺんでわかるよーな気がする。いつか市馬師匠で『子ほめ』聴きたいよーん。

最後に出てきた市馬師匠はスッと『不動坊火焔』!やったー。去年、師匠の独演会で聴いて以来。ずーっと聴きたかった噺なので、めちゃくちゃうれしい。登場人物がそれぞれ勝手に大騒ぎしていて、それがとにかくおかしい。途中で歌も一曲入った。市馬師匠の落語を聴いてると「難しいことは脇においておいて、まずは楽しいのが一番」と、いい気分になります。

終わってみれば、市馬、喬太郎両師匠が、バチバチ火花を散らすわけでなく、どちらかが胸を借りるってわけでもなく、ほどよく適当にまったりと、二人の芸が混ぜ合わさった感じの会でした。これぞ二人会。よかったです。

※『藪医者』のマクラで市馬師匠が宮川左近ショウの名前を出しました。わー。宮川左近ショウ!反応したお客さんのほとんどは、私と同世代かその上の関西人が多かったのではなかろーか。
朝からずーっと宮川左近ショウのテーマソングが頭の中で鳴ってます。

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2009/06/22

会社近くにて。


↑再開発すすむ会社の近くに残る小さなおうち。人が住んでいるのかどうかは不明。
ココで働くようになった十数年前には、まだ八百屋さんや肉屋さん、花屋さんなどがあったのに、いつの間にかなくなってしまい、古い商店や民家も一軒二件と姿を消していきます。これから十年後には、このあたりの風景は、ガラリと変わっているでしょう。

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『華果西遊記』@国立劇場

19日。19時開演の社会人のための歌舞伎鑑賞教室です。
仕事帰りに行けるしお値段も手頃ってことで(あぜくら会会員価格で\3,420)毎回出かけています。本公演の前に30分程度の解説もあって、これも毎回趣向を凝らしたもので楽しい。今回も友人を誘って行きました。猿之助一門による西遊記です。

解説「歌舞伎のみかた」は笑三郎、春猿が舞台に出てきて「歌舞伎」の文字に表される「歌」「舞」「伎」の三つのテーマに沿って歌舞伎の紹介をしていきます。「歌」は音楽。大太鼓による効果音、『華果西遊記』で使われる義太夫、常磐津の聴きくらべでした。「舞」では春猿が女形の踊りを披露し、「伎」は見得、ツケ、後見といった歌舞伎独特の演出方法の紹介でした。特に後見(黒子)は歌舞伎では「見えないもの」というお約束があるなど、これから見るお芝居に関連した説明をギュッとコンパクトにまとめ、最後は、登場や退場、ここぞという場面では遠慮なく拍手をしてくださいと言って終わりました。

配役
孫悟空:右近 三蔵法師:笑也 猪八戒:猿弥 沙悟浄:弘太郎 西梁国女王:笑三郎 西梁国女王の妹:春猿

猿之助一門のお芝居は初めて。みんな澤瀉屋(おもだかや)なので、かけ声は「右近!」「笑三郎!」と名前を呼んでいました。役者さんそれぞれのご贔屓さんも、大勢来ていられるようで、いつも見てるお芝居とはちょっと違った雰囲気。

女ばかりの国にやってきた三蔵法師一行、恋煩いで寝込んでいる妹の様子をみてほしいと女王さまに乞われ、しばらく逗留することになりますが・・・
1時間ほどの上演時間がアッという間の楽しい一幕でした。若手中心のせいか元気な舞台で、沙悟浄役の弘太郎が一生懸命。右近の孫悟空をはじめ、猪八戒、沙悟浄みんなに愛嬌があって、天竺へ向かう長い旅の様子を彷彿とさせます。孫悟空はぴょんぴょん飛び跳ねながら常磐津に合わせて妖術をみせていきます。3人で(3匹か?)棒を使ったやりとりは、寄席の大神楽をみているよう。捕らわれた三蔵法師たちを助けに行く場面では孫悟空の分身(孫悟空のお化粧と格好をした子供達!)がいっぱい出てきて、右近の孫悟空とかっぽれを踊ります。かわいい。最後の立ち回りのシーンまで、歌舞伎の美味しいトコどりで一気に見せました。
客席も巻き込んで舞台を作っていくよう。歌舞伎には珍しいカーテンコールもありました。猿之助の演出力を強く感じました。一緒に行った友人たちも楽しんでくれたようヨカッタ。猿之助一門のお芝居、機会があればもっと見てみたいですー。

お芝居を見ると、また他の舞台も見に行きたくなりますなー。悪循環(笑)。

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2009/06/20

東京タワー

東京タワー
午後から仕事。外に出たら東京タワーがスゴイことになっていました(わかるかなー)。
夫は夕方から稲荷町で行われた白酒師匠出演の落語会に。私も行きたかったのですが、仕事を片付けないと月曜日からタイヘンな事になるので(泣)。
白酒師匠は『付き馬』と『らくだ』を最後までやったそうです。大ネタ二席。すごーくよかったそうな。いいなぁ。
これから夫と落ち合って晩ごはんです。お腹すいた。

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2009/06/19

新にっかん飛切落語会第8夜@紀伊国屋サザンシアター

12日。この会、以前はイイノホールでやっていたそーです。その時なら会社から近くてよかったのになぁ。6時半開演だったので会社を出るまでが大変。開演ギリギリに滑り込みました。
生で落語を聴くのは半月ぶりでございます。

  (開口一番)?(お名前聞こえず。雰囲気では鯉昇師匠のお弟子さんのような) 『牛ほめ』
  市馬  『転宅(リクエストに応えて歌付き・笑)』
  ざこば 『子はかすがい』
  (仲入り)
  喬太郎 『頓馬の使者』
  鯉昇  『佃祭』

「浜町あたりの・・・」と『転宅』が始まると、市馬師匠はいつも「お富さん」の一節を少し歌うのだけれど、今回はお客さんの拍手が大きく、師匠は照れくさそうにパッと扇子を開いてパタパタ扇ぎながら「みなさんも好きだねぇ」と結局ワンコーラス歌ってしまいました(^^)。市馬師匠の落語を聴き始めて、まだ1年。なーんか少しずつ師匠の落語が変わってきてるよーな気がします。いい意味で。この日はトップバッターということで、さらりと。

ざこば師匠は大阪から。昔は朝丸と言ったのよねー。「ウィークエンダー」のレポーターをやってました。ちゃんとした落語を聴くのは初めてです、たぶん。ぐっと泣かすのではなく、ひょうひょうとした『子はかすがい』でした。子供の虎ちゃんがかわいい。お父ちゃんが好きで好きでたまらないっていうのが、よくわかって、子供が親に寄せる思いを強く感じた一席でした。大阪人の私には、上方の言葉もしっくりする。「おおきに、はばかりさん」とは明治生まれの祖母が言っていました。今の人はもう言わないかな。いい言葉です。

喬太郎師匠は、マクラで終電車で見かけるカップルの生態を散々やってから『頓馬の使者』へ。「このまま新作落語だと思ったでしょ」という喬太郎師匠の、してやったりという表情がおかしい。喬太郎師匠の高座は、今回のように誰かとの組み合わせで聴くことがほとんどで(そこまで手が回らない)、さほど聴いているわけではないのだけれど、いつも自問自答しながら話しているような印象を受けます。落語の世界と現実の自分との間で行ったり来たりしているような。その浮遊感が、たとえ古典落語でも、どこか現代的な雰囲気を感じるところなのかもしれんなーと思いました。

鯉昇師匠の『佃祭』。なんて贅沢!さらりとしてるのに豊潤。

あぁ、やっぱり生で聴く落語はいいなぁ。

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2009/06/18

昨日の事とか今日の事とか明日の事とか。

昨夜はお肉の日。「お肉食べたい。ステーキ食べたい」というH嬢のリクエストで、原宿の「あずま」なるステーキ屋さんへ行って散財してきたのでした。女4人でキャーキャー騒ぎながら、楽しいヒトトキを過ごしてきました。頻繁には行けないけれど、1年か2年に一度くらいは、こういう贅沢もいいものであります(^^)。おいしかった。
鉄板焼きって目の前で調理してくれるから楽しい。

同僚から「インチとセンチの両方の単位がついた物差しを探してほしい」と依頼あり。仕事で必要な事務用品を整えるのも私の仕事の一つであります。
で、カタログをいくつか見るも、インチのついた物差しがない。会社に出入りしている文具屋さんの営業氏にきくと、なんと、メートル法でインチの物差しは売ってはいけないことになっているそーです。びっくり。「個人輸入のネットショップとかで売ってはいますが、ウチのような代理店は扱えないんです」。知らない事はいっぱいあります。

19日夜、NHK-BS2で「よみがえる落語名人芸」なる番組あり。→ここ
松鶴の「高津の富」、文枝の「三十石」。みなきゃ。

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昨日の晩ごはん。

本日の晩ごはん。
友人たちとステーキを食べに行きました。贅沢しました。おいしかった〜。
目の前で焼いてくれるのをみながら、きゃーきゃー騒いでおりました。まんぞく。

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2009/06/17

天からオタマジャクシが降ってくる。

ただいま午前5時。昨夜は晩ごはんに卵かけごはんが食べたくなって、帰宅後ご飯を炊いたのはいいけれど、炊きあがる前に寝てしまいました(泣)。朝ご飯にしよう。
卵屋さんがやってる卵かけごはんのサイトを見ていたら、猛烈に食べたくなったのでした。→ここ
そんなわけで、こんな時間に目が覚めてしまった。夫もごそごそ起きてきたので、夫婦でスカパーの映画見ながらボーっとしています。

天からオタマジャクシが降ってくるニュース。最近はカエルになったり小魚になったりしています。竜巻説、鳥説、イタズラ説などがあるよーですが、私は「おーい、出てこい」説を唱えたい。星新一の『おーい、出てこい』を読んでください。そのうちいろんなモノが落ちてくるのだ、きっと。
ところが、夫はもっと恐ろしい説を唱えています。ご近所の某国による風船爆弾説です。風船爆弾にオタマジャクシちゃんを入れて飛ばしているのです。なるほど。能登半島で大量に見つかったというのも納得。このあと、早朝の我が家ではもっと恐ろしい会話がかわされたのでした。怖いよー。

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2009/06/15

結婚記念日の夜は・・・

今夜は落語
内幸町ホールで『落語の鉄人』なる落語会。お目当ては駒次さんの『鉄道戦国絵巻』。面白いよー。大笑い。しん吉、梅團治師匠の落語も楽しく聴きました。
会場で会ったI氏とガード下の沖縄料理店で一杯。知らない名前の料理をいろいろ頼みました。飲んでる途中で大雨。夜中のスコールです。沖縄料理にこの雨は雰囲気合うかもしれないけど、帰るのが大変。変な天気。夫に電話したらすでに帰宅していて「洗濯物がびしょ濡れだよー」と。言う前に取り込めっ!
そういえば、今日は私達の結婚記念日なのでした。19年目に突入です。来年は、なんちゃら婚とかで、何か買ってもらえるのかな。

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2009/06/14

沼津といえば…

沼津といえば…
ベアードビールでしょ。
お酒好きの従姉妹が一緒だったので、お昼ごはんはベアードビールへ。おいしいビールにお料理で、すっかりいい気分になりました。
その後、タクシーで柿田川の湧水地へ行きました。きれいな清水がものすごい勢いで湧きだしています。もったいないくらい。川を渡ってくる風は気持ちいいです。
三島で関西に帰る従姉妹と別れ、私達も新幹線で東京へ。ひかりだったので、40分。iPodで聴いていた市馬師匠の『寝床』、最後まで聴けなかったよ。

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太郎杉

太郎杉
天城山隧道から一本杉の巨木、太郎杉をみて、今夜は下田泊という母と叔母を道の駅で下ろし、私達は修善寺経由、沼津へ。沼津といえば…

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天城山隧道

天城山隧道
10時に宿を出てタクシーで天城山隧道へ行きました。旧道をいくこの道は、何ともいえないいい雰囲気。

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2009/06/13

天城ホタル祭り

天城ホタル祭り
実家の母や叔母、従姉妹を連れて伊豆の湯ケ島温泉に来ています。湯ケ島温泉はホタル祭りの最中。夕食後、宿の名前の入った提灯を貸してもらって、ぶらぶら出かけました。
いやー、びっくりした。今が源氏ホタルのピークだそうで、数えきれないほどのホタルの乱舞。あんなにホタルが飛んでいるのを見たのは初めてです。ホタルの光って想像以上に強いのですね。
会場の川辺りは灯りを消して真っ暗。『お母さーん、○○ちゃーん』と迷子になったお父さんが何人もいました(笑)。

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2009/06/12

今日の空@新宿

今日の空@新宿
今夜は落語会。落語を聴くのも、市馬師匠の高座も半月ぶり。やっぱり生で聴く落語はいいなー。

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2009/06/11

真夜中の独り言。

最近、帰宅するとすぐに寝てしまい、3時頃にごそごそ起きだし、外が明るくなってくるとまた寝て、いつもの時間に起床という、何だかよくわからない生活リズムになっています。昨夜はスーパーで、きれいな舞茸を売っていたので(なんと160円)晩ごはんに、舞茸ご飯を作ったのはいいけれど、ご飯が炊きあがる前に寝てしまいました。いかんなー。

昨日は昼間にしばらく会っていない友人の事を漠然と思い出していたら、その友人から夜になって携帯にメールあり。びっくり。来月になったら久しぶりの友人達に声をかけて暑気払いをしようと話しがまとまる。何だかワクワクします。また爆食か(笑)。

今月の新刊本を見ていたら、気になる本がいくつか。他にも探したい本があるので、大きな本屋でうろうろしたい。

今月のお芝居は、国立劇場の歌舞伎鑑賞教室のチケットをとっているくらいで、歌舞伎座へ行く予定はたたず。播磨屋の幡随院長兵衛は見たいのでありますが。昼の部の「角力場」も見たいであります。もちろん「女殺油地獄」も。「角力場」の劇評の中に、この配役で「引窓」を見たいとあって、まさしくその通り。吉之丞のお幸を見たい。「さよなら公演」中にやってくれないかなー。

限定発売の超長期熟成エビスを飲んだ。すっと飲みやすいと思いました。そんでもってコクがある。私好みのビールであります。

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2009/06/10

栴檀は双葉より芳しく、ジャワスマトラは南方だ

うー。もう半月も落語聴いてない。来週から少し忙しくなるので(プライベートが)、その分、前倒しで仕事を片付けているのですが、こんなに毎日仕事ばっかりしてたらバカになってしまう。
おうちに帰ったらパソコンも立ち上げない日が多く、いろいろ不義理をしています。すいません。

「人付き合い磨く落語」・・・なる記事が、日経の土曜日版「NIKKEI PLUS1」の「なんでもランキング」に出ていました。
古典落語を対象に『現代社会にも通じる「処世術」を聴ける演目』を、落語家や落語に詳しい識者など12人にきき、ポイント制で順位をつけたものだそーです。

1位はダントツで『百年目』、2位以下『井戸の茶碗』『居残り佐平次』『天災』『らくだ』『小言幸兵衛』『大工調べ』『壺算』『厩火事』『中村仲蔵』

ふむ。なんか難しそうな噺が並んだよーな。

夫と話し合ったところ、我が家ではダントツで『子ほめ』、以下、順不同で『穴子のからぬけ』『付き馬』『鰻の幇間』ってところでせうか。
でも「人付き合い磨く落語」なんてテーマじゃなく、「疲れた時に聴く落語」ってした方がいいなー。

同じ落語でも噺家さんや、自分の体調でも受ける印象が違うから、一概に言えないですけど、私はぜったい市馬師匠の与太郎。『かぼちゃ屋』『厄払い』、与太郎がかわいくて、ほんとーに楽しい。子供や小僧さんが出てくる噺もいいですなー。『初天神』『真田小僧』。白酒師匠の落語もいいなー。
・・・てなわけで、本日のお昼休みはiPodで市馬師匠の『厄払い』を聴いておりました。

いつか市馬師匠で『子ほめ』を聴きたい。「栴檀は双葉より芳しく、ジャワスマトラは南方だ」ですなー(笑)。

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2009/06/08

落語のディナーショー

吉坊さんのHPを見てたら、8月に大阪の新阪急ホテルで、談春のディナーショーがあるというのを知りました。→ここ
ひゃー。いちまんごせんえ~ん。「ひょえ~」と言いながら夫に話しをしたら(夫は談春ファン。なかなか聴きにはいけないが)「ふーん・・・」とまんざらではなさそうだったので(東京開催だったら行く気なのか??)ファン心理とはわからないもんであります。
落語のディナーショーって、マイク持ちながらテーブルを回りつつ落語をするのか?なぞと言いながら夫とわらっておりました。実際は席を移動して聴くよーですが。何やるのかな。
これが市馬師匠だったらどうすっかなー。そもそも市馬師匠だったら最初っから落語やんないでしょ。なら本当のディナーショーか(笑)。
でも、いちまんごせんえん、出すかなぁ・・・。悩むわたし。

ちなみに東京の料亭、金田中で、お食事と馬石師匠の落語を聴く会があります。→ここ
こっちはスゴイぞー。にまんごせんえん。でも金田中なら当然ですか・・・
馬石師匠は何をやるのかなー。「船徳」かなー。

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2009/06/07

今日の空@浜離宮

今日の空@浜離宮
今日は某サイトで知り合った皆さまと銀座でランチオフ。その後、浜離宮に行きました。天気がよくて気持ちいい。大きな池は海水を入れているそうで、汐の干満で水位が変わるとか。外のお堀にクラゲが浮かんでいました。
その後、水上バスに乗って浅草へ。ちょっとした東京散歩となりました。

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久しぶりのいい天気!

もう10日以上、落語を聴いていないよーな。池袋演芸場には行きたいのですが、時間がねー。7時頃までに池袋へ行くの無理じゃ。
今月後半にいくつか落語会の予定を入れてあるせいもあって、今はせっせとお仕事を片づけています。昨日も午後から仕事。肩が張って仕方がないので、夜は夫と健康ランドへ。マッサージをしてもらって、少しスッキリした。
昨夜はお月さまがきれいでした。今日は朝からいい天気。これから出かけて友人達とランチオフです(^^)。

★国立劇場の今年の予定が出ました。→ここ。12月の公演が楽しみだなー。

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2009/06/06

乗りつぶしノート


新潮社から「日本鉄道旅行地図帳」なる地図が出ています。→ここ

鉄道路線を、ちゃんとした地図に正しい縮尺で載せた地図。今までなかったというのが不思議なくらい・・・というか、鉄道趣味が「商売になる」とやっと皆さま、気が付かれたようで(^^)。
現在営業している路線の他に、廃線も載せているところがミソ。サイズも持ち運び出来るハンディタイプです。
このシリーズがとりあえず完結したので、おまけで『乗りつぶしノート』が出ました。「日本鉄道旅行地図帳」の白地図版で、今まで自分が乗った事のある路線をぬりつぶしていきます。
鉄道趣味の中に、全路線を乗ってしまうものがあって(完乗)、私たち夫婦には、その趣味はないけれど、乗りたくなる気持ちはよーくわかります。乗ってない部分があると気になるのですなー。落語でいうと「聴きつぶし」か(笑)。そんなのがあるかは知りませんが。

『乗りつぶしノート』を買ってきて、今まで自分が乗ってきた路線を、ぬりぬりしてみました。
結婚してからは夫と話しながら思い出していけますが、問題は独身時代。丁寧にメモして残しておくって事をしないので、「うー。乗ったような気がする。乗ったことにしておこう」と、すごーく適当。すんません。子供の頃の事になったら見当も付きません。大阪市内には、ちんちん電車も走っていたし、トロリーバスにも乗った。母の話しでは琵琶湖へ海水浴(湖水浴か)に行くのに近若鉄道にも乗ってるらしい。高校卒業時に北海道へ行った時は、網走から湧網線に乗って旭川、富良野まで行ったのは記憶にあるのだけれど、そこから先が不明。

でも、「あの時は・・・」といろいろ思い出していくのは楽しいです。
また「この路線は、こういう風につながっているのか・・・」と新たな発見もあり。
時刻表の路線図を見てると、小海線は小淵沢から小諸まで東西に走っているような印象があったのだけれど、実際は南北なんですねー。ちょっとした社会科のお勉強きぶん。

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2009/06/05

クオカードになるあなた。

昼休みに前を通ったコンビニの店先で、おねーちゃんが「ただいま入会していただいた方には、もれなくクオカードになりまーす」と声を張り上げていました。何かの会員になると、もれなくクオカードになれるそうです(笑)。

過日、蕎麦屋さんで晩ごはんを食べていると、やってきた年配のご婦人。店の人に「わたし、アレルギーなんだけど、お蕎麦を食べても大丈夫かしら?」ときいていました。
「蕎麦アレルギーならダメだと思いますけど・・・」
「蕎麦アレルギーなのかどうかはわからないわよ。この天丼って野菜天?」
「エビと野菜の天ぷらです・」
「エビはダメなのよねー。じゃ、カツ丼」

先日、秋芳洞でおきたガス中毒の悲しい事故。修学旅行生たちは大阪は高槻市(たかつきし)の児童でしたが、TVのニュース番組で「こうき市」と言っていました。間違えるのはわかるけど、ニュースの前に予習はしておきませう。

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2009/06/04

昼休み

いつもの店でいつものお弁当を買って、駅前の書店に寄り道。このコースは、けもの道みたいなもんです。間に銀行が入るときもあります。
先日掃除をしたときに、読みかけの本もいっぱい出てきたので「当分の間は本を買わない」と言っていたのに、新人物文庫の「新撰組顛末記」を買う。結構評判になっている本で、発売間もないのに、すでに二刷になっていました。

「東京人」をパラパラと立ち読み。後ろの頁の今月のイベントなどが、あれこれ載っているところに、喬太郎師匠が横浜でやる独演会の事がちょこっと出ていました。ゲスト出演する市馬師匠のことを、『一部に熱狂的に支持されている柳亭市馬』と紹介していました。一部ですかー(笑)。そうですか。

ドラッグストアで買い物。あれだけ大騒ぎしたマスクの売り場をチラッとのぞいてみたら、ウイルス用のマスクがいくつか売ってありました。あの騒ぎはいったい何だったんだろー。

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2009/06/02

落語の中の好きな女性

色川武大の『寄席放浪記』を読んでたら、矢野誠一との対談で、矢野誠一が昔(金馬や志ん生が生きてる頃)『落語白書』という同人誌を出して(1号だけだったそうですが)、その時に噺家さんに「あなたの一番好きな落語の中の女性は誰ですか?」というアンケートをとったという話しが出てきた。返事の中で一番多かったのは「厩火事」の、おさきだったそうです。2番は「品川心中」のお染。
なるほどなー。

わたし、「厩火事」はどうも苦手なのです。市馬師匠でも雲助師匠でも聴いたけど、やっぱり苦手。

髪結いの、おさきは年下の亭主(もちろん髪結いの亭主で、主夫なわけですが)が、自分の事を思ってくれているか心配で仕方がない。相談したご隠居の入れ知恵で、亭主が大切にしている皿をわざと割って、その時に、真っ先に自分の事を心配するか、皿の事を心配するかで亭主の気持ちを確かめようとするって話し。
で、この、おさきが私はどうも気に入らない。気に入らないから噺全体も楽しめない。なんかイヤなんだー。
たぶん、私は現代人の私の視点で、この落語を聴いているんだと思う。「そういう了見でどーすんだ」と、おきさに対して思っちゃうんですなー。それでもって、殿方はおさきのような女性が好きだろーなー(かわいいんだろうなぁ)というのも、なんとなーくわかる気がするのであります。

「品川心中」のお染は好き。一人で死ぬのはイヤだから、誰か適当な人はいないかと、貸本屋の金ちゃんを選んじゃうところなんて、いいじゃないですかー。で、この金ちゃんは『幕末太陽傳』でこの役をやった小沢昭一のイメージですな、ぜったい。

他に(私が)好きな落語の中の女性って誰だろう。
「堪忍袋」のおかみさんか、「締め込み」のおかみさんか、「夢の酒」の(若い)女房もかわいいなぁ(・・・って怒ってる人ばっかり・笑)。

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