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2009/03/01

最近読んだ本

『女は同じ物語』山本周五郎@ハルキ文庫
山本周五郎の短編は、図書館の本であらまし読んでいるのだけれど、ハルキ文庫のシリーズは読みやすい事もあってついつい買って読んでしまいます。その前に読んだ『赤ひげ診療譚』も面白かった。通勤電車の暇つぶしにアッという間に読んでしまいました。
山本周五郎の短編はどれもとーっても映画的。

『團十郎と歌右衛門』中川右介@幻冬舎新書
帯には「歌舞伎界トップの座をめぐる、美しき闘争」とあります。なんだかすごい・・・。
戦後、時代が変わり歌舞伎界も変わって行く中で、芸術院会員、人間国宝、文化勲章と権威をバネに歌舞伎界のトップに上りつめていく六代目中村歌右衛門(1917-2001)と、市川宗家の跡継ぎとして歌舞伎界を背負っていこうとする十一代目市川團十郎(1909-1965)。この二人を軸に戦後の歌舞伎界の動きを追ったドキュメンタリーというところでしょーか。二人のあれこれはもちろんですが、私はその背景にある戦後の歌舞伎界の動きに興味をもって読みました。なんで8代目幸四郎は東宝へ行ったのか、他の本でいきさつはなんとなく知っていましたが、この本で「なるほどねー」と納得。
著者の中川右介さんはクラシック畑の方だそうで、歌舞伎界に直接関係がないって事もあって、いろいろ書けた部分もあるかと。お芝居好きは大いに楽しめる本だと思います。

『殺意』松本清張@光文社文庫
光文社文庫のこのシリーズはむかーしカッパノベルズで刊行された自選短編集の復刊とのこと。昭和30年代の時代の空気を感じつつ、嫉妬や妬みなど人間の負の部分は今も昔もかわらない。旅行の友に買い、往復の車中で一気読み。

『東海道品川宿』岩本素白@ウェッジ文庫
再読。ウェッジ文庫はシブい本を出しているんですよねー。この本も暇つぶしに時々読んでいるんですが、随筆とはこういうもんだと思わせてくれる一冊。江戸から東京に変わる頃の品川宿の景色や、そこに住まう人たちの息づかいを感じることができます。

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