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2009/03/30

松本清張生誕100年

今年は松本清張生誕100年にあたるそうです。そういえば書店で清張の本を見かける事が多くなりました。一時は本当に「消えかけた作家」になっていたのに。
本が好きだった父が好んで読んでいたのが松本清張でした。カッパノベルズは結構揃っていたような気がします。父の本で記憶に残っているのは、カッパノベルズの松本清張の文字と、山岡荘八「徳川家康」、司馬遼太郎「坂の上の雲」、柴田錬三郎「英雄ここにあり」。
父の本をこっそり読むようなことはほとんどありませんでした。なんとなーく、自分が読む本とはジャンルが違うような気がしていたのです。高校生の時に「英雄ここにあり」を読んだくらいかなぁ。すごく面白くて一気に読みました。私の三国志の知識はこの本が基本です(^^)。
清張を読んだのは結婚してからで、初めて読んだのは、夫が持っていた「点と線」だったか。「砂の器」「張り込み」「ゼロの焦点」「天城越え」「けものみち」と文字より先に映像が入ってきてました。

清張は、そんなに読んでいるわけではないけれど、やっぱり初期の短編に面白いものが多いように思います。野心と嫉妬。そして社会の中にある矛盾。人と人が関係していく中でいやでも生まれてくる負の部分、それがごく普通の生活の中に潜む怖さを推理小説の中にうまく描いているところに、多くの人の共感を得るのでしょう。読み物として面白いし。

で、松本清張生誕100年に合わせた企画がいろいろあるそーな。こんな公式HPが出来ていました。→ここ

世田谷文学館では『松本清張展』が開催されるし(ここ)、スカパーでは『松本清張映像の世界』という特集があります(ここ)。楽しみだなー。

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コメント

「消えかけた作家」といえば、私にとっては新田次郎がいますね。中学の時に少年向けに書かれたものを読んで、高校の時にはかなり読みました。「孤高の人」とか「八甲田山死の彷徨」とか(もちろん映画になる前)、その他諸々。最近では獅子文六がお気に入り。昭和10年頃の東京の風俗が克明に描かれている「悦ちゃん」は落語ファンも気に入ると思います。あやこさんは邦画をよくみるから、獅子文六のほとんどの小説が映画化されているのはよくご存じだと思います。「てんわわんや」とか「大番」とか。

投稿: 梅薫庵 | 2009/03/30 07:00

梅薫庵さん、お返事、遅くなってすいません(^^)。

獅子文六を読んだのは「箱根山」くらいかなぁ。おっしゃる通り、原作が獅子文六って映画はたくさんあります。読んでみたいなぁと思いつつも、なかなか読めないのが現実。
映画の「大番」は面白いですねー。以前、スカパーでシリーズが一挙放送になった時に見ました。見始めたら止まらなくなってしまった。
主人公の「ギュウちゃん」役の加東大介がぴったり。
時代の空気を醸しだす小説や作家は時代が変われば忘れられていくのは仕方のない事なのかもしれません。
でも力のある小説は、時と共に再び再評価されるものだと私は思っています(^^)。

投稿: あやこ | 2009/04/05 11:26

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