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2009/02/21

鈴本演芸場中席夜の部千秋楽

・・・てなわけで、昨夜は市馬師匠がトリの番組の千秋楽。私はいつものように途中からでしたが、客席はまんべんなくお客さんが座っている状態で、どこに座ろうか少し悩んでしまいました。

  落語 さん喬 『天狗裁き』
  落語 志ん五 『新聞記事』
  (仲入り)
  ギター漫談 ぺぺ桜井
  落語 花禄 『権助提灯』
  紙切り 正楽
  落語 市馬 『味噌蔵』

短い時間でスッと噺の世界を作り上げて、終わるとそれがスッと消えていく、さん喬師匠の高座は毎回楽しみでした。『天狗裁き』も面白かったなー。
志ん五師匠の『新聞記事』はおかしくて。時間が少し長いので、おとぼけぶりもたっぷり。
花禄師匠は骨のある、がっちりしたところに、ほのかな色気も感じました。噺家の自分をちょっと離れて見ているようなところがあるのかしらん。雰囲気ありますねー。『権助提灯』も面白く聴きました。

で、市馬師匠。マクラで「お客さんに名前でも職業でも、差し障りのある噺をしちゃいけない。差し障りのない噺というのは泥棒とけちん坊の噺」という話しになったので、これは『片棒』か『味噌蔵』か、今日は寒いから『味噌蔵』かなーとドキドキしていたら、『味噌蔵』が始まりました。うれしいぞー。『味噌蔵』は私が初めて聴いた市馬師匠の落語で、「この人についていこう」と心に誓った(^^)、自分にとっては大事な落語なのだ。

吝嗇家の味噌問屋の旦那。おかみさんが実家で無事出産したので、そのお祝いに出かけます。あまりのけちん坊ぶりにストレスたまりまくりの番頭さんに奉公人たちは、鬼の居ぬ間にとご馳走を取り寄せお酒を飲んでどんちゃん騒ぎを始めます。そこに今夜は泊まると言っていたはずの旦那が帰ってきます・・・

本当に市馬師匠の噺は嫌みがないので、旦那のけちん坊ぶりも素直に笑っちゃうし、奉公人達が羽目を外す様子も共感しちゃうし、自分も宴会に参加しているような気になってしまいます。途中で歌う磯節も市馬師匠ならではの美声で聴かせて最初から最後まで気持ちいい。最後まで一気に聴かせて、打ち出しとなりました。

2月21日は師匠が小さん師匠のところに入門した日だそうな。それが29年前。今日から30年目に突入ですね。

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