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2008/12/17

ほんでもって今夜も鈴本。

16日。私のモットーは「(遊びは)行ける時に行く。出来るときにやっておく」であります(笑)。あとで後悔するの、ヤだからねーと言い訳しつつ今夜も仕事帰りに鈴本演芸場へ。お客さんの入りは半分強ってところでしょーか。何だかもったいない。今夜も楽しい会でした。

  落語 正蔵 『新聞記事』
  落語 市馬 『掛け取り』(狂歌、相撲、芝居)
  (仲入り)
  奇術 ダーク広和
  落語 白酒 『壺算』
  粋曲 小菊
  落語 雲助 『火事息子』

正蔵師匠の『新聞記事』は面白かった。こういう、ちょっと抜けていて、やりこめようと思っていたのに、逆にやられてしまうって噺、師匠の雰囲気に合ってる気がします。
白酒師匠はなんと『壺算』。上方落語ではCDやTVなどで聴いたことがありますが、東京では初めて。東京の落語の方がスッキリしてますね。白酒師演じる陶器屋(私には小僧さんに見えるのですが)が可愛らしく、愛らしくて愛らしくて。どことなく現代的な雰囲気がする『壺算』でした。面白かったー。白酒師で『芋俵』とか聴いてみたいなー。

市馬師匠はマクラもなく、いきなり年末の借金取りの話しになったので「もしや・・・」と思っていたら『掛け取り』でした。うれしー。師匠の十八番でありながら、実は聴くのは初めてであります。
年末にやってきた借金取りを、その人が好きなもので煙に巻いて、追い返してしまうって話し。今回は狂歌、相撲、お芝居好きの借金取りでした。
相撲では呼び出しから相撲甚句へ、お芝居では歌舞伎の一場面を見ているような。落語なんだか師匠の好きなものを並べているのかわからなくなるような気持ちよさでした。相撲甚句のよさは言わずもがなですが、お芝居の型をあれだけキチッと姿よく見せる人はそうはいないのではないかと思いました。あくまで高座での、落語のお芝居ですが。次から次へとやってくる借金取りを追い返していくだけという単純な話しの分だけ、噺家さんの芸のよしあし、引き出しの多さ、中身の多様さがものを言う落語であります。今度は『掛け取り美智也』(市馬師匠が三橋美智也の歌をうたいまくるらしい)を聴きたいよん。

『火事息子』は初めて聴く噺です。火事好きが高じて家を飛び出し、勘当となった大きな質屋の一人息子。全身に彫り物、ふんどしに半被、白足袋の火消しの姿で両親に会いますが・・・。
勘当したとはいえ、気になって心配でたまらなかったくせに、素直に帰ってこいと言えない父親、見得も何もなく、ただうれしい、息子がかわいくてたまらないという気持ちだけの母親、台所(だったかな)の隅で小さくなっている息子。3人の気持ちが渦巻いているような再会の場面がとてもよかった。特に父親の複雑な気持ちが手の取るようにわかります。かといって浪花節にならないところもいいねー。雲助師匠のうまさをたっぷり味わえた一席でした。

明日は『鰍沢』。仲入り前はまた市馬師匠だしねー。行けるときに行って、聴いておかないとねー(笑)。

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