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2008/11/30

ハモンドオルガンを聴く。

昨夜は新宿のライブハウスSOMEDAYでハモンドオルガンの会。オルガニスト山口綾規さんの教室の生徒さん、友人のオルガニストのみなさんが出る会です。私の友人も出演するので、それは行かねば!と出かけました・・・と言っても、ハモンドオルガンって何じゃ?というレベルなんですけど。

その前に同行する友人達と新宿で待ち合わせて花園神社の酉の市へ行きました。このお祭りは毎年11月の酉の日に行われる大鳥神社の祭礼で、ここで縁起物の熊手を買うのです。ちなみに三の酉まである年は火事が多いとか。で、昨日は三の酉でした。
関西の「えべっさん」みたいなもんですね。
花園神社の酉の市にはずいぶん前に一度行った事がありますが、その時は夜だったので、まわりの様子はよくわかりませんでした。狭い境内に屋台がいっぱい出ていて、テントを張ったおでんやお酒を飲ませる店もあります。見世物小屋まであった。雑然としていて、まがまがしくて、昔のお祭りの雰囲気がありました。私が子供の頃、お祭りってなんとなーく不健全な雰囲気があったもんなぁ。夫は3千円の熊手を買いました。

さて、ハモンドオルガンの会。店内は超満員。私たちのグループは運良く真ん中、一番前の席に座ることができました。
ハモンドオルガンは、見た目はクラシックなエレクトーン。聴いた感じはパイプオルガンほど大層ではなく、エレクトーンよりアナログって印象です。鍵盤は上下に二列あるし、何やらいろいろスイッチが並んでいるし、足下にはペダルがずらずら。両手両足を使ってそれを操るんですから、ピアノで左右違う指の動きができない私には神業であります。キャリアも年齢も様々な人が次から次へと登場して、曲目もクラシックからジャズ、ボサノバ、ポピュラー音楽、クリスマスソングとバラエティ豊か。こちらは飲みつつ、おつまみをつまみつつ、楽しく過ごしました。どことなーく懐かしく感じる音色は、昔のアメリカ映画を思い出させます。何だか無性に『ブルースブラザーズ』(ジョン・ランディス監督の映画)を見たくなっちゃったよー。

会は三部構成で、真打ちが続く第三部はさすがに聴き応えがありました。力強くもあり、ソフトでもあり。暖かい音色で様々な音楽を楽しめるのが、ハモンドオルガンの魅力なんでしょうね。私の友人は「練習不足で・・・」と謙遜していましたが、なかなか(^^)。彼女が演奏する姿は初めて見ましたが、雰囲気たっぷり、感情がこもっていてとてもよかったです。熱演でした。最後の山口綾規さんの演奏もすばらしかったです。
また、ドラムス担当の原田佳和さんもよかった。この人だけはずーっと舞台にいて、全ての音楽にドラムを合わせるのです。どんな音楽にもきちっと伴奏をつけてしまう技術にびっくり。思わず聴きほれたりして(^^)、さすがプロ。

終わったのは9時近かったのでしょうか。友人達と記念写真を撮り、おしゃべりしながら新宿駅まで歩きました。街はもうクリスマスの装いです。いい気分。

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2008/11/29

酉の市

酉の市
今夜は新宿のライブハウスで、友人出演のハモンドオルガンの会がありました。その前に一緒に行く友人たちと花園神社の酉の市に行きました。場所がら、水商売の人が多いようです。すごい混雑でした。夫は三千円の熊手を買いました。商売繁盛!

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『私が選んだ映画たち』

来月、新文芸坐では『野上照代が選んだ映画たち』なる特集上映があるそーな。もし私が好きなプログラムを作るとしたら・・・退屈しのぎに考えてみました(^^)。1日二本立て月曜日から土曜日までってことで。

 『人情紙風船』1937年 P.C.L. 監督:山中貞雄
 『風車』1938年 東宝映画 監督:岸松雄

 『洲崎パラダイス赤信号』1956年 日活 監督:川島雄三
 『大阪の宿』1954年 新東宝 監督:五所平之助

 『黄色地帯』1960年 新東宝 監督:石井輝男
 『たそがれ酒場』1955年 新東宝 監督:内田吐夢

 『淑女は何を忘れたか』1937年 松竹 監督:小津安二郎
 『秋たちぬ』1960年 東宝 監督:成瀬巳喜男

 『瞼の母』1962年 東映 監督:加藤泰
 『なみだ川』1967年 大映 監督:三隅研次

 『ある殺し屋』1967年 大映 監督:森一生
 『ひとり狼』1968年 大映 監督:池広一夫

監督一人から一作というのを約束事にしました。

『人情紙風船』は、これを見なきゃ始まらないってことで。戦前、20代の監督がここまで完成度の高い映画を作っていたという驚き。河原崎長十郎が雨の中、呆然と佇むシーンは映画史に残る名シーンだと思います。翫右衛門がまたいいんだなー。
『風車』は、のほほーんとした味のある映画。参勤交代の列からはぐれてしまったお侍と旅の踊り子との恋模様。黒川弥太郎が人のいいお侍にぴったりだし、踊り子役の明日待子(新宿のムーラン・ルージュ出身)がかわいいんだわ。

『洲崎パラダイス赤信号』。洲崎(赤線)の入り口で営業している一杯飲み屋を舞台にダメダメの男と女のダメダメなおはなし。こういうのが「ドラマ」なんだと私は思いますです。新珠三千代のきれいなこと。
『大阪の宿』は東京から大阪に左遷されてきた男が下宿している宿を舞台にしたお話し。余計な説明はいっさいせず、でも見ているうちに登場人物に何があったのか、心の動きがわかってしまうのが、監督のうまさ。音羽信子がいい。

『黄色地帯(イエローライン)』。今から50年近く前に、こんなにシャープでおしゃれな映画があったってことを知ってほしーです。神戸のカスバのセットが見事。
『たそがれ酒場』。繁華街にある(新宿か渋谷か)大衆酒場の開店前から閉店まで。そこで繰り広げられる様々なドラマ。出演者はもちろん、演出がうますぎ。

『淑女は何を忘れたか』。桑野通子が出てるんで(^^)。
『秋たちぬ』。『あにいもうと』、『稲妻』とどれにするか迷いました。つまんないハッピーエンドじゃないところがよろしい。

『瞼の母』。これも沓掛時次郎とどっちにするか迷いました。でもなー。日本人ならやっぱりコレでしょー。「泣ける映画」が見たいならこの映画。オールセットでの長回し、ローアングルと、加藤泰の映像の魅力が堪能できます。特に浪花千栄子と錦之助のシーンは名場面です。
『なみだ川』は地味な映画だけれど、三隅研次監督の、そして主演の藤村志保の代表作だと思います。ダメダメの兄役の戸浦六宏がまたよくて。別に泣かそうっていう映画じゃないのですが、ラストで藤村志保が「兄さん!」と叫ぶシーンで見ている方も感情が一気にでちゃう。映画館で見たときは、年輩の男性が残らず泣いていました。

最後は市川雷蔵主演の映画で。すごく悩んだ(^^)。
『ある殺し屋』は時代劇俳優と思われている雷蔵が、実はスーツが似合ってサングラスも似合って、おまけにいい男でかっこよくてクールでインテリっていうのがよくわかる映画。余計なものを削ぎ落とした森一生の演出はかっこいいし、映像もきれいです。さすが宮川一夫。
最後の一本は、私の中では雷蔵の遺作である『ひとり狼』。

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2008/11/28

京橋『きむら』

京橋『きむら』
先月、フィルムセンターで映画を見た帰りに、たまたま入った店。とてもよかったので、今夜は同僚を誘って行きました。
見た目は敷居が高そうなんだけど、実はお値段手頃な小料理屋さん。ロールキャベツとカニコロがおすすめですが、他の料理も丁寧に作ってあって、どれもとてもおいしい。大満足です。同僚と二人、すっかり和んでしまって、あれこれ話し込んでしまいました。おなかいっぱい。

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2008/11/27

本日のお昼ごはん

本日のお昼ごはん
東京は朝から冷たい雨。で、お昼ごはんは、えび天そばにゆで卵を入れてもらって500円。おつゆがおいしいし、ここのお蕎麦は値打ちがあります。まわりはオジサンばっかりの立ち食いですが。
会社に帰る道すがら、いつも立ち寄る本屋さんへ。高城高の新刊『風の岬』がまだ出てないなーと思いながら『オール讀物』を買いました。時々掲載の松井今朝子さん『圓朝の女』が楽しみだし、時代小説特集だし、『顔面総博2008』が載ってるし。

今日はなぜだか時間が過ぎるのが早いです。いつも早いけど、今日はその三倍くらい早い感じ。朝も気がつけば出かける時間になっていたし、仕事も大したことしてないのに、もうお昼。うひゃー。


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2008/11/25

20分で晩ごはん

20分で晩ごはん
久しぶりに(笑)晩ごはんを作ってみました。ごはんが炊きあがるまでの20分で晩ごはん。あまりもののレンコンとミョウガをマリネの素に漬けたのはイマイチ。ベーコン、玉ねぎ、ジャガイモ、人参、椎茸でスープ。これは夫の朝ごはんにもなりまする。

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本日のおやつ

本日のおやつ
石和温泉に行った同僚のおみやげ。本当の桃みたいだけどお菓子。てのひらにのるほど小さいのだ。かわいー。
ごちそうさまでした。

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2008/11/24

イラッシャイマセ〜

イラッシャイマセ〜
本日はお仕事。なんとか目標まで仕上げて、残りは明日。帰ろうと下に降りたらエレベーターホールの自動販売機が『イラッシャイマセ〜。アタタカイノミモノハイカガデスカ〜』と声をかけてくれました。は〜。夕食、何にしようかなぁ。

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鈴本演芸場11月下席夜の部

23日。鈴本演芸場の夜の部は、白酒、三三(さんざ)両師匠が交代でトリ。昨日は、三三師匠がトリで、白酒師匠が仲入り前で菊志ん師匠が代演と、私の好きな若手の噺家さんが勢揃い。秩父宮ラグビー場で早慶戦を見たあと上野へ。
17時開場の30分前に着いたのに、演芸場の前は長蛇の列。開演時にはほぼ満席となりました。

 (開口一番)辰じん 『子ほめ』
  落語  三之助 『初天神』
  曲独楽 紋之助
  落語  一左  『幇間腹』
  落語  さん喬 『そば清』
  糸繰り ニューマリオネット
  落語  文左衛門 『道灌』
  落語  白酒  『転宅』
 (仲入り)
  漫才  遊平・かおり
  落語  菊志ん 『芝居の喧嘩』
  奇術  ダーク広和
  落語  三三  (新作落語)

紋之助さんは何度も見てますが、独楽を落とすミスは初めて見ました。ものすごーく貴重な体験だったかも(^^)。「がんばれー!」と客席から声がかかるのは、紋之助さんの人柄故か。みんな、固唾をのんで見守っていました。
若手の噺家が続く中でどっしり重しになっているのが、さん喬師匠。存在感というか、醸しだすモノがぜーんぜん違います。さん喬師匠って、こんなキャラクターもやるんですか・・・と『そば清』。面白かったー。いいものを見せて(聴かせて)もらいました。これだけでも来たかいあり。満足。

仲入り前の白酒師匠は『転宅』。池袋で聴いて以来2度目です。師匠の雰囲気にすんごーく合ってる噺だと思います。登場人物が愛らしいのよねー。
代演の菊志ん師匠は、相変わらずバタバタバタと出てきて『芝居の喧嘩』。初めて聴いた。
幡随院長兵衛と一派と水野十郎左衛門の一派とが芝居小屋で喧嘩をする話しで、これはお芝居のワンシーンになってるし、映画でもシチュエーションを変えてよく出てきます。
小さなギャグがつまっていて、途中で左官屋長兵衛が出てきたり『お菊の皿』に行きかけたりと笑いが多く客席は大いに盛り上がっていました。ほーんと頭の回転が速い人だと思います。私のイチオシの若手真打ち。

トリの三三師匠はヒョコヒョコ登場。何をやるのかなーとという客席の期待の中(たぶん、あの場にいたほとんど全員は古典しか頭になかったと思う)、あっさりそれを裏切って新作落語でした。三三師匠も新作落語をやるんだーとそっちにびっくりしました。
振り込め詐欺の電話がかかってきた元スリのジイさん。今から現金(孫が事故をした、その示談金)を取りに行くというので、ジイさんは退屈しのぎにからかってやろうと思います。ところが・・・
こういう風に軽く裏切られるのも寄席の面白いところでしょうか。最初は「??」って感じだった客席も次第に(あきらめてからは・笑)噺に聴き入っていました。出来とかそーゆのはわからないけれど、私は面白く聴きました。

・・・てなわけで、聴き応えのある楽しいヒトトキでした。私にとって落語は、(好きな)落語家の落語を聴くってことです。で、お目当て以外に「このヒトいいやーん」と思える人と出会えるのも楽しい。
またいい番組だったら(^^)、寄席に行こうと思うのでした。

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2008/11/23

外苑前のイチョウ並木

外苑前のイチョウ並木
今日は恒例のラグビー観戦。秩父宮ラグビー場で早慶戦です。私は今シーズン初ラグビー。前半は接戦でしたが、終わってみればダブルスコアで早稲田の勝利。後ろの席の慶應ファンのグループがブツブツ話しているのが面白かったです。早稲田は数年前のチームのような迫力は感じられないけどボールを繋ぐ意識は慶應を上回っていました。
バックスタンドだったので絵画館前のイチョウ並木を眺めながらラグビー場に入りました。結構色付いていました。
これから上野に移動して、鈴本演芸場に行きます。

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2008/11/22

丸の内地下

丸の内地下
秩父宮へラグビー観戦に行く夫と別れて私は東京駅で下車。丸の内の丸善でぶらぶら。
たまには大きな本屋さんに行かねばなりませんなー。長谷川伸の『日本仇討ち異相』が出ていてコーフンいたしました。ふんふん。
地下を歩いて駅まで。平日は人出があるのでしょうけど、休日の地下道はひっそり。1960年代のSF映画みたいで、ちょっとクール。

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うどんや

うどんや
仲入り前の喬太郎師匠は『時そば』と思わせておいて『うどんや』。柳家の噺って感じです。市馬師匠でも聴いてみたいなぁ。談春師匠は人情噺と思わせておいて『不動坊火焔』。うれしー。好きな噺なのだ。
帰りにはもちろんうどん屋へ。体の芯から温まりました。

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本日のおやつ

本日のおやつ
落語を聴きに大船まで来ました。今日のお目当ては市馬師匠ではなくて談春師匠です。開演まであと少し。ロビーで羽二重だんごをたべてます。

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2008/11/21

なんとなーくやる気の出ない一日

なんとなーくやる気の出ない一日
今日は仕事したくない病。そうも言ってはいられないのですが(泣)。残業はしないつもりで会社帰りにどこへ寄り道しようかとあれこれ。こういう時間が一番楽しいです。映画を見ようか、美術館に行こうか。いろいろ調べていたら、白酒、菊志ん、三三と、鈴本の番組が私好みなので今夜は寄席に決定。
そこへ夕方になって友人から飲みに行かないかとお誘いあり。ハイハイ行きましょー。てなわけで、寄席はやめて久しぶりに飲みに行きました。新橋『蛇の新』。おしゃべりに花が咲いて楽しかったです

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お寒うございます。

おはようございます。数日前からから急に寒くなってきました。今朝は特に寒い。空は高くきれいだけどね。本格的な冬の事を思えば、文句も言ってはいられないけれど、寒いのは寒い。ぶるぶる。

喪中のはがきがボツボツ届きます。昨日は高校時代のクラブの顧問の先生から。今年の春に奥さまが亡くなられたそう。まだ60代なのになぁ。びっくりです。卒業後、先生のご自宅へ一度遊びに行ったことがあるし、定年で退職後はご夫婦で絵を楽しまれていて、お二人で個展を開かれた時は、たまたま大阪へ帰っていたので、心斎橋のその画廊へ見に行きました。奥さまは私の名前を覚えていてくださって、いろいろお話しをしたのを思い出します。奥さまに先立たれて、先生はさみしい思いをされているのでは・・・。

身近な友人とは時々連絡をとりあっているけれど、古い友人とはすっかりご無沙汰。今では年賀状のやりとりだけになりつつあります。みんなどうしてるのかなぁ。久しぶりにお手紙を書いてみるかーと思う朝です。

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2008/11/20

市馬落語集@鈴本演芸場

18日。6時開演だったので大あわてで退社。演芸場に着いたときはすでに前座さんが始まっていました。盛況で立ち見のお客さんもいました。いやー、ほんとーに楽しい会でした。

 (開口一番)市丸 『道具屋』
  漫才 ホームラン
  落語 市馬 『初天神』
  歌  市馬 『あいてえなぁ ふるさとに』『俵星玄蕃』
 (仲入り・CDの販売とサイン会)
  落語 市楽 『やかん』
  曲独楽 紋之助
  落語 市馬 『井戸の茶碗』

市馬師匠の高座は先月の「市馬落語集」以来なので一ヶ月ぶり。久しぶりだからってわけじゃないけど、わたし、師匠の落語を聴くのが好きなんだわーとしみじみ。落語(テキスト)が持つ面白さに、師匠の人柄とか落語に対する姿勢とか個性とか経験とかテクニックなぞがパラパラと、ほどよくまぶさっているよーな。だから聴いていて気分がいいのだ。

総領弟子の市朗改メ市楽さんが落語を、開口一番が二番弟子の市丸さん、高座返しが三番弟子の市也さんと市馬一門総出演。そういう事もあって、仲入り前に出てきた市馬師匠はマクラで弟子を持った心境をあれこれ。弟子=子供ってわけで、子供が出る話し『初天神』へ。
初天神へお参りに行った父子。子供が「何か買ってくれー」とダダをこねます。この子供がこまっしゃくれた子供で、父親は仕方なしに、飴玉、団子、凧を買ってやりますが・・・。エピソード一つ一つに落ちがあって、笑いの多い気楽な噺であります。これを師匠は実に気持ちよくやりました。父子の関係、にぎやかな縁日、しぶしぶながらも子供のためにいろいろ買ってやる(はめになった)父親。それぞれの場面に説得力があって、情景が目に浮かびます。縁日に行く時のワクワクした気分がよみがえってきました。子供の頃、父と弟と3人でお祭りの縁日に行った時のことを思い出してしまったよ。

終わったあと、いったん引っ込んだ市馬師匠は袴をつけて再び登場。最近はお約束になりつつあるお歌のコーナーで、わざわざ袴をつけてきたんだからもしや・・・と思っていたら、うれしや『俵星玄蕃』!ナマ俵星は初めてでございますー。大盛り上がりでした。

二つ目となった市楽さんは初めて。前座時代とは随分印象が違って見えました。二つ目昇進がよほどうれしかったんだろうなぁ。弟子三人の入門時の話しなどをマクラでして、笑いをとっていました。これから精進していい噺家さんになってほしいです。
曲独楽の紋之助さんは好きなんだよね。こういう芸があるのかーとちょっと驚きですよん。この人の舞台も明るくて楽しいです。
『井戸の茶碗』はネタ下ろしなのかな。ちょっとカミカミで、時々ハラハラ。でも終わって時計を見ればたっぷり40分。その時間を感じさせませんでした。

今回は何と言っても『初天神』に『俵星玄蕃』。特に『初天神』は客席と一体になったよーな気がしました。みんな、自分が子供の時の事を思いだしていたんじゃないかな。お客さんも市馬師匠の落語が好きで、師匠の噺を楽しみに来ている人ばかりで雰囲気がよかったです。はねた後は出口に師匠が出てきてお見送り。顔なじみの方も大勢いらしていたようでした。

次は来月早々の横浜にぎわい座での独演会。『二番煎じ』をやるようで、これまた楽しみでございます。

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2008/11/18

やっぱり市馬師匠はいいです〜

やっぱり市馬師匠はいいです〜
鈴本演芸場で市馬師匠の会。師匠の高座も落語を聴くのも一ヶ月ぶり。なかなか機会がなかったのよ。いやぁ、やっぱりいいですなー。嫌な事も面倒くさいことも、どーでもよくなります。
師匠は『初天神』と『井戸の茶碗』。『初天神』がよかった。仲入り前に唄のコーナーがあって、なんと『俵星玄蕃』!師匠の『俵星玄蕃』は初めて聴いたよー。紋之助さんの曲独楽もあったし楽しい会でした。

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2008/11/17

フィーバーはまだ続く(笑)

昨日、パーティーをした友人カップルは、諸般の事情で来年の春に結婚式をします。その時は親戚だけの内輪の会というので、友人とのパーティを先にやったのです。
で、その後、結婚式がすんだ来年の初夏を目安に何かしようと、友人たちがごそごそ。年越し、1年がかりの結婚イベントですかー。まるで落語家や歌舞伎役者の襲名披露興行ですな(笑)。

・・・というところに、別の友人から第一子誕生との報あり。いやー。今年は私のまわりでは、本当におめでたい事が多い。結婚、出産といくつ話しを聞いたでしょう。あやかりたい人はどんどんあやかるように(^^)。

ところで「フィーバー」って言葉、懐かしいですなー。友人のメールに「フィーバー」の文字があって、久しぶりに目にする言葉で懐かしいと共に何だか新鮮。車だかのTVCMでもBGMにビージーズの『Night Fever』が使われていて、フィーバー再ブームの予感。とにかく我が家では今、何でもかんでも「フィーバー」です(笑)。

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2008/11/16

本日のおやつ

本日のおやつ
昨日のパーティで新郎新婦から配られた手作りのお菓子。新郎は料理上手なのだ。カップケーキは何と新婦作!すっごーい(笑)。
おいしくいただきました。

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これからも晴天ナリ

・・・というわけで、帰宅後すぐに夢の中へ(最近は疲れるとすぐに寝てしまう。体がついていかんのだ)。一眠りしたら頭が(いくぶん)スッキリしました。

本日は(すでに昨日になってしまいましたが)友人の結婚祝いのパーティ。新婦の友人を中心に40名が集まりました。持ちよった写真をプロジェクターで壁に映しながら友人たちのスピーチが続きます。パワーポイントで写真を整理してスピーチに望む人もいて、まるでプレゼン(笑)。

いろーんな趣味をもつ仲間が集い、楽しく過ごせるヒトトキをもてるのは、新郎新婦の人柄であろうとボンヤリ考えておりました。30代から40代という人生で一番忙しい年代となり、一頃のように頻繁に連絡を取り合ったり、会ったりする事はグーンと減ってしまったけれど、それでもやはり大切な仲間であります。結婚パーティでありながら半分は同窓会のような感じ。2時間半がアッという間で、二次会もアッという間で、一日がパワフルに過ぎていきました。幹事団(笑)の一人だったので、終わってホッとしたのか、いささか疲れてしまい、二次会後はさっさと帰宅。

最初の出会いから1年ほどで入籍してしまうのだから(という我が家も会って三ヶ月で入籍でしたが・笑)、それもこの春までは顔見知り程度だったんだから、どこに、どういう縁が転がっているかわかりませんなー。新婦の友人ばかりの会でも、にこやかにスッと入ってくる新郎の心の広さに感心しつつ、いい人をつかまえたなーと(お料理がめちゃくちゃ上手だし)改めて彼女の幸運をうれしく思うのでした。
そうそう、今日のお祝い会では新郎新婦の希望で電子レンジを記念品に贈りました。それを会場に持ち込んで、芳名録かわりに参加者がサインをするという趣向。

これからもよろしくね>お二人さん

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2008/11/15

おめでとう。

おめでとう。
今日は友人の結婚お祝い会。遠くは関西から40名が集まりました。数年ぶりに会う友人もいて同窓会状態。楽しいひとときでした。

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2008/11/14

好きな映画の好きなシーン

好きな映画の特に好きなワンシーンとか、このシーンがあるからこの映画が好きとか、この映画は好きじゃないけどこのシーンだけは別ってことがあります。

例えば・・・

「グロリア」(カサヴェテス版)で、ナイトガウンを羽織ったジーナ・ローランズがスクランブルエッグを作ろうとするのだけれど、うまくいかなくて、かんしゃくおこしてフライパンのままゴミ箱に捨てちゃうところ。

デートリヒが口紅を塗るところ(白黒映画でも色は絶対真っ赤)。「間諜X27」のラストがそーだったっけ。

「素浪人まかり通る」のラストシーンで天一坊と吉宗が顔を見合わせるところ。

「足にさわった女」のオープニング

・・・なーんてことを、「長屋紳士録」で笠智衆が、のぞきからくりの呼び込みを歌って、それに飯田蝶子が相の手を入れるシーンを見ながら思ったのでした。


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2008/11/13

今日はいい天気…でした。

今日はいい天気…でした。
久しぶりのお天気。気持ちいい。襟足をきれいにしたばかりなので、お日様の視線をぽかぽか感じます。夜になったらきれいなお月さま。いいきぶん。

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今日のあれこれ。

社員旅行の写真を見つつ「随分太ったなー」と我ながら感心してしまった。もうパンパン。結婚して17年。その間に10キロも太ったからなー。最近は空気を吸っても太る気がする・・・(笑)。食べる量はそんなに変わっていないと思うんだけど(思ってるだけかもしれんが)、仕事の途中で甘いものを食べる事が多いし(ヘロヘロになっている時に、甘いお菓子を一口食べるだけで、ホッとするんだもん)お酒も飲むようになったし。
少し摂生しようと心に誓ったのでした。(何度目かだけど)

最近、卵かけごはんが好きになりました。子供の頃は好きで、毎朝食べていたのだけれど、成長と共に生卵の生臭さが鼻につくようになって食べる事も少なくなりました。それがここにきてイキナリ卵かけごはん。それも炊きたてアツアツのごはんじゃないと・・・ってわけで、帰宅してからごはんを炊くので、夕食が11時頃になったりして、健康的なんだか不健康なんだかよくわからんです。

今日のお昼、神宮前で爆発事故がありました。夫の会社が近くなので、少し心配になりました。お昼時、ふらふら歩いていてドーンと巻き込まれていたらどうしよう。家の中、どっ散らかっているのに、親戚がドドドっといっぱい来られたら困る・・・なぞとあれこれ考えてしまいました。掃除しよ。

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2008/11/11

昨日今日あれこれ。

さすがに疲れたのか昨日は目が覚めるともう10時。午後から久しぶりに床屋さんで顔剃り&マッサージ。土曜日には友人の結婚祝いの会があるので、それに合わせて・・・ということにしておこう(^^)。予定が合わなくて行けるのは夏以来。本当は一月半に一回くらいの割合で行きたいのですが。さっぱりして気持ちがよろしい。これも習慣ですなー。
夜は12時前に寝てしまう。眠いです。

社員旅行明けの今日は、何となく落ち着かない。お土産を渡したり旅行の話しをしたり。私の席の真後ろが、今年の幹事の席で、朝から写真の整理中。数年前までは、フィルムを渡して、幹事はそれを現像して、写真をアルバムに入れて、回覧して、焼き増しの希望をきいて・・・と大変だったのですが、今はデジカメのデータをまとめて、会社のサーバーに入れて、見るのもダウンロードするのもご自由に・・・とメール送って完了なんだから変われば変わるものです。

ここんとこ落語を聴きに行っていないけれど、別に飽きたわけではなくて、行く機会がないのであります。行けそうな市馬師匠の落語会がなくて、昼間の寄席には行けないし(11日、12日は代演で池袋の昼の部のトリなのにー)少々欲求不満。来週は行きますが。末廣亭12月上席夜の部はトリなので・・行きたいです。

そのかわりと言ってはナンですが、今月は見たい映画がいろいろかかるのだ。映画月間としておこうっと。
今夜は神保町シアターで『州崎パラダイス赤信号』。好きな映画に順番はつけられないけれど、好きな映画を選ぶなら、その中に絶対に入れる一本。映画館では初めて見たけど、いやー、惚れなおしました。鬼才・川島雄三。なんでこんな映画が作れるんだろう。

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2008/11/09

社員旅行で鬼怒川、日光へ。

我が社には社員旅行があります。年に一度。自由参加ですが費用は会社もち。参加率は毎年半分くらいです。社員旅行を続けるのかやめるのかと毎年話題になるのですが、社員の親睦という意味で結局やめずに続いています。忘年会と暑気払い以外は会社がらみの飲み会というのはほとんどないし(仲のいい同僚同士で飲みに行くことはありますが)、一緒に仕事をしている人がどういう人なのか知るためにも私はいいことだと・・・思っています。

なので私はできるだけ参加したい・・・のですが、なかなか予定が合わないのよねー。法事と重なったり誰かが病気になったり。で、数年ぶりの参加です。
今年は初めて金曜日の夜から出かけることになりました。鬼怒川温泉の金谷ホテルに一泊して、翌日は日光を観光して帰るコース。

金曜日は早じまいで4時半終業。そのままバスに乗り込み鬼怒川に向かいます。渋滞にひっかからず順調に進んだので7時過ぎにはホテルへ着くことができました。
さすがにいいホテルなので、居心地がいいです。うー。昼過ぎにはチェックインしてのんびりしたかったー。
さっそく温泉に入って8時20分から宴会。お料理は会席料理です。地元の食材を使ったお料理の数々はどれも手が混んでいてとても美味しかったです。大満足。特に那須牛のビーフシチューは絶品。思わず携帯で写真に撮って夫に送ってしまいました(笑)。そのまま二次会に突入し、お開きとなったのは午前0時を回っていました。そのあとまたお風呂に入って、同室の同僚と3人、おしゃべりをして寝たのは2時近かった。もう修学旅行ですなー。

土曜日は9時出発。日光東照宮へ向かいます。バスガイドさんは若いのに慣れた感じで、時々ちょこっと本音が出るところが面白く、ガイドも的確で車内でも飽きることがありませんでした。ガイド付きの旅行はいろいろ知ることができていいですね。最初は遠くに見えていた男体山がだんだん近くになってきます。

東照宮では特別参拝というのをしてもらいました。巫女さんのガイドがついてぐるりと一回り。境内はものすごい人出で、特にアジアからの観光客が多いです。聞こえてくるのは韓国語と中国語ばかりなり。陽明門のゴテゴテさに感心し、眠り猫のかわいらしさいにホッとしました。

参道沿いのドライブインで昼食後、階下のお土産屋さんで物色。観光地らしい正しいお土産がてんこ盛りで同僚と大興奮でした(笑)。三つ葉葵のご紋入りのTシャツに心を奪われつつ同じデザインのファイルを夫へのお土産に買いました。裏には徳川家15代歴代将軍名入り。

華厳の滝へ向かいます。いろは坂の混雑が心配だったのですが(先週は渋滞で3時間かかったそーな)走ってみると道路はガラガラ。紅葉は盛りを過ぎていましたが、いろは坂の下の方はきれいでした。
迫力のある滝に見とれたあと、再びバスに乗り込み一路東京へ。日光から宇都宮までの有料道路から見る紅葉が見事でした。きれいだったなー。紅葉が多いのか紅い色が目立ちます。
帰りも渋滞とは無縁で、華厳の滝から都心の会社まで、2時間半でついてしまいました。

雨にも降られず、新しい経験もできて、美しい風景を見られて、お食事もおいしかったし、温泉にも入れたし、楽しい旅でありました。明日からがんばるぞー!←単純(^^)

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2008/11/08

聞かザル言わザル見ザル

聞かザル言わザル見ザル
昨日は夕方まで仕事をして、その後バスに乗って鬼怒川温泉へ。一泊二日の社員旅行です。団体旅行も楽し。
今日は日光東照宮へ行きました。
心配していた混雑もそれほどではなく、バスは東北道を順調に東京に向かっています。

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2008/11/07

シネマ歌舞伎で「らくだ」

いつも読んでいるブログで、この夏、歌舞伎座で上演された「らくだ」が、シネマ歌舞伎になると知りました。

シネマ歌舞伎

私はシネマ歌舞伎を映画館で見たことはないし、やっぱり劇場で見るのが一番!だとは思っていますが、「らくだ」だったら見たいですー。

落語の「らくだ」をお芝居にしたもので、大家にお通夜のお酒と煮しめを出させるため、ヤクザの半次、紙屑屋の久六が、死人の「らくだ」(←人の名前)に『カンカンノウ』を踊らせるってところから、大家が持ってきたお酒を飲んでいるうちに、酔っぱらった久六と半次の立場が逆転しちゃうってところまで。三津五郎の半次、勘三郎の久六のコンビはもちろんだけれど、とにかく「らくだ」役の亀蔵が絶品。自分でやってて、よく笑わないなーと感心してしまった。
夏の上演のときは、歌舞伎座が大爆笑に包まれました。私の隣に座っていたご婦人は、筋をよく知らなかったようで、半次が久六の背中に、よっこらしょと「らくだ」を背負わせるところから「え・・・?ウソ。いやだ・・・(笑)」と、嫌がっているのか、喜んでいるのかよくわからない反応でした。

プロの下座さんによる『カンカンノウ』もよろし。途中で常磐津に変わっちゃうし(笑)。
シネマ歌舞伎、夫を連れて見に行こうかしらん。

あー、何だか市馬師匠の「らくだ」を聴きたくなってきました。

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2008/11/06

晩ごはん

晩ごはん
夫と帰りが一緒になったので地元で豚カツを食べました。おいしいのだ。

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便利になるっていうのは・・・

私の仕事は事務です。昔と違って今はパソコンに向かっている時間が圧倒的に長いです。特に昨日、今日と一日中パソコンの画面を見ているので(数字のチェックも画面上でするので「見ている」というよりは「見つめている」に近い)目がショボショボです。ぜったい体に悪いと思う。

私が社会人になった頃はパソコンなんてなかった。バカでかい給与計算機(机一つ分くらいあった。8インチのフロッピーを使っていた)はあったけど。初めて会社にパソコンがきたのは給与計算が主な目的で(当時勤めていた会社は社員が300名くらいいた)NECの9800シリーズでした。5インチのフロッピーを入れる穴が二つありました。システムを入れる穴とデータを入れる穴です。予備にデータをコピーしておく時は、上の穴(Aドライブ)にデータが入ったフロッピーを入れて、下の穴(Bドライブ)に上書きしてもいい(もしくは新しい)フロッピーを入れて、「AからBへコピーする」という作業をします。逆にすると大変なことになるんですな。私は300人分の給与データを真っ白にした事があります。わはは。
今から思うと古くさいことこのうえないけど、当時は随分便利になったと大喜びでありました。

昔は2人、3人でやっていた仕事が今は一人でできます。その分仕事が楽になったのかというと・・・大して変わらないというか、作業は楽になっても、手間が増えて面倒くさくなってるよーな気がする。
例えば請求書一つにしても、昔は自分ちの請求書を出せばそれですんでいたのが、今は客先がそれぞれ自社のシステムに応じた請求書なり納品書、事務データを送るように言ってくるから、極端なはなし、客先ごとに違うシステムを立ち上げて、その会社に応じた伝票を作って送らねばならんのだ。それで話しはすまなくて自社の売上管理もしないといけないから、客席用の請求書と自分の会社向けの請求書と2通作るので、忙しいときなんか「何やってんだ?」と思いますですよ(泣)。

「便利になる」というのは、「シンプルになる」って事だと私は思うのですが、実際はどんどん面倒くさく、こんがらがっていってる気がするにゃー。

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2008/11/05

歌舞伎座「さよなら公演」リクエスト

建てかえの決まった歌舞伎座の「さよなら公演」にむけて、「好きな歌舞伎20選」を募集中です。

歌舞伎美人のサイト

参考演目が出てまして、つらつら眺めていたら、あれも見たい、これも見たいと、あのお芝居はよかったなーなぞと、あれこれ思うだけで楽しくなってきました。
播磨屋で『松浦の太鼓』を見たいです。好きなんだよねー。いい気分になれるもん。ごきげんなお芝居です。『番町皿屋敷』はTVで見ただけなので、これも見てみたいだす。

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2008/11/04

紙だらけ&最近読んだ本

仕事に行くつもりだったのだけれど、お天気が悪くて気分がのらないので、出かけず家の掃除をする。←仕事よりこっちの方が大切なような・・・

それにしても片づきませんなー。とにかく紙が多い。クレジットカードのお知らせ、証券会社からのお知らせ、銀行からのお知らせ、保険会社からのお知らせ、どっかでもらってきたチラシ、何かのパンフレット・・・とにかく我が家は紙だらけ。世間はそんなに私にお知らせしたいんかー。うっかり大事なお知らせを捨てかけたりアブナイアブナイ。「封筒をあけて中をザッと確認して見られてマズイところはビリビリやぶくなりシュレッダーにかけるなりしてゴミ袋に捨てる」っていう作業で一生のうちどのくらいの時間を使っているのだろう・・・と誰か計算してくれないかと思ってしまったことでした。

紙ついでに最近読んで面白かった本。

・『ボン書店の幻』内堀弘(ちくま文庫)
昭和の始めの数年間、洒落た装幀の詩集を出していた小さな出版社がありました。ボン書店。どんな人物が、どうしてこういうステキな本を刊行していたのか。古書店主でもある著者が、ナゾに包まれたボン書店、そして刊行者の鳥羽茂を姿を追い求めます。
残されているのはわずかな数の本だけ。著者の地道な作業の末、霧の中からボン書店と鳥羽茂が徐々に姿を現すところに感動しました。忘れられていた人が確かにいたという実感。
単行本は1992年に出版されています。その後にわかった事が「文庫版のための少し長いあとがき」に書かれています。これがまたスゴイ。「いなかった」人が一気に実体をもって目の前に現れる驚き。
人の記憶に残らなければ、その人は「いない」「存在しない」ことになるんだろーか。自分の存在は、今、私のことを知っている人の記憶がなくなれば、永遠に消えてしまうものなんだろーか。・・・なぁんて事をふと考えてしまったのでした。

・『暗い海 深い霧』高城高(創元推理文庫)
昭和30年代の前半に発表された短編を収録。時代は東西冷戦の真っ最中。舞台は北海道、それも釧路や根室、稚内といった最果ての地。ハードボイルドとサスペンスと足してクルクルとマドラーでかき回したような感じ。クールな文体でストーリーもしぶい。50年ほど前の小説ですが、ディテールは時代を感じさせても小説は古くさくありません。時代を越えて楽しめます。どのお話しも日活か新東宝の映画になりそーです。石井輝男監督のラインシリーズって感じ。

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2008/11/03

『秋津温泉』

1962年・松竹。何だか妙に好きな映画。スカパーで放送があったので、録画して見ました。
岡田茉莉子の映画出演100本目を記念して岡田茉莉子が企画、作られた映画です。主演はもちろん、衣装も岡田茉莉子。監督はこの映画のあと結婚する事になる吉田喜重。原作は藤原審爾です。

終戦間際、焼け出されれ、津山の山奥にある秋津温泉へ流れ着いた学生、周作(長門裕之)の面倒をみる旅館の一人娘、新子(岡田茉莉子)。労咳で自殺まで考えた周作を新子の明るさが救います。その後、町へ戻った周作ですが、生活は荒れ、どうしようもなくなると導かれるように新子の待つ秋津温泉へ向かいます。お互いひかれ合いながらも、どちらかが近づこうとするとスルリと逃げ出す繰り返し。山奥の温泉場に縛り付けられるように周作を待つ新子。優柔不断なダメダメ男の周作。初めての出会いから17年。数年ぶりに再会した二人ですが・・・。

春の桜、冬の雪と季節ごとの表情豊かな背景が美しい。そこにたたずむ岡田茉莉子のきれいなこと。着物もすてきで、繰り返される印象的なテーマ曲も雰囲気にばっちり合っていて、上質な恋愛映画です。
周作が来たときいて、雪の中、下駄を脱いで走り出す新子のかわいらしさ。津山駅での別れのシーン。いいなぁ。最初は明るく屈託のない新子が、旅館も人出に渡してしまい最後は重い表情に変わっていくところが見事。余計な説明のない脚本もよくて、主役二人の表情の変化で時の流れが感じられます。でもでもやっぱり、この映画は映像美ですねー。

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2008/11/02

せっかくの連休になに・・・

なーんの予定もないのであります。天気もいいのになー。

昨日は起きた時に喉が痛くて声が出なかった。明け方になると寒いくらいなのに布団を蹴って寝ていたのが原因と思われます。おまけに前日、よくしゃべったからなーと大事をとって(?)休息日。夫は秩父宮へラグビーを見に行きました。
私は録画してある映画を見ながらごろごろ。『西鶴一代女』を見ました。「美しい」ってだけで運命に翻弄され、利用され、男のなぐさみ者になって落ちていく女の話し。もうちょっとブサイクだったら、こーんな不幸にはならなかったのであります。人間、ほどほどがいいのだ(・・・というような事を訴えている映画ではないと思いますが)。しかーし、これだけやることなすこと、裏目裏目に出てしまう人がいるのでありましょーか。主人公の田中絹代がきれいですなー。夜鷹にまで落ちた田中絹代を見てると、『サンダカン八番娼館』を思い出しました。

今日は・・・寝すぎで背中が痛い。休息日で家にいるという夫に付き合って、私も再び休息日。午前中は歌舞伎チャンネルで『加賀見山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)』を見ました。御殿女中の仇討ち物。女ばっかりで、見どころ多く、こゆーいお芝居を菊五郎(岩藤)、玉三郎(尾上)、菊之助(お初)でたっぷり見せてもらいました。おもしろかったー。この間、友人のウィーン土産にいただいたザッハトルテのような濃厚さでございました。
お話しには関係ないけど、左団次が花道を歩いてくるシーンで鳴っていたのが「老松」で、これは志ん朝師匠の出囃子でありまして、変な感じでした。その左団次が舞台中央に座るとピタッと鳴りやむから、このまま頭を下げて一席始まるよーな気分になりました(^^)。
そーいや『銀座百景』って映画では市馬師匠の出囃子(「吾妻八景」)がBGMに聞こえてくるシーンがあったんだよねぇ。一気に気分が落語になってしまうのであります。

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