« お壕 | トップページ | 私はいま・・・ »

2008/10/19

花形演芸会@国立演芸場

18日。第353回だそーです。どういう主旨の会なのかイマイチよくわからんのですが(若手中心の回なんだろうけれど)、仲入り前のゲストが談春師というので、夫に頼まれてチケットをとりました。談春師の独演会のチケットはなかなかとれないので、こういう会に地道に行くのだ。落語では他に菊之丞師、扇辰師と興味もあるし。
満員御礼の札がかかっていました。お客さんの多くは談春師がお目当てだと思われまする。

  (開口一番)こはる 『真田小僧』
  講談 一龍斎貞橘 『荒木又右衛門』
  落語 菊之丞 『天狗裁き』
  コント カンカラ
  落語 談春 『百川』
  (仲入り)
  奇術 谷岡百合恵
  パントマイム ふくろこうじ
  落語 扇辰 『妾馬』

妙に色物さんが多くてそれぞれ持ち時間が長くて変な感じでした。いや、みなさん熱演で面白く見ましたが・・・寄席と同じように思っちゃいかんですね。夫は「『国立』だからみんな平等にしないといけないんじゃないのー」と言っていました。

前のコントで散々にかき回された後だったので、談春師は何となくやりにくそうな。マクラもなく『百川』。河岸の若い衆のやりとりがおかしい。談春師にはきっと、わざと斜に構えてしまうようなところがあって、それが噺にもちょっと出ているよーな気がします。

前座のこはるちゃんは、何だか知らないうちにぐーんと上手になっていました。今まで聴いた中では一番聴きやすかった。
菊之丞師の『天狗裁き』も楽しく聴きました。『天狗裁き』は初めて聴きました。「夢の酒」と「大岡政談」を足して適当にわけて天狗をふりかけたような噺なんですね。特に木にぶら下げられて、天狗が出てくるところからサゲまでは私も一緒に雲の上に乗っているような気分になりました。

で、特筆すべきはトリの扇辰師。談春師を聴いたあと、仲入りで帰る人が結構いたのがよほど悔しかったのか、予定の30分を大幅に越える50分の大熱演。これがよかった。
『妾馬』は市馬師匠で一度聴いています。市馬師匠は最後、八五郎にグッと語らせて客席を涙、涙にしたのですが、扇辰師匠はそこを「所詮、長屋住まいの職人のアンちゃん」って風にサッとすませていました。私はどちらもいいと思うけれど、夫は扇辰師の方があっさりとしていていいと言っていました。泣かせる噺じゃないってことか。でもわたし、『妾馬』だけは、誰の噺を聴いても泣いちゃうんだよね。そして扇辰師の八五郎は、母親の話になると急にオイオイと泣き出したり、ガラは悪くても心優しい、いい兄キという感じがよく出ていました。地味に見えるけど力のある噺家さんであります。

終わったのは9時半で、どこで夕食をすませるか悩んでしまった。落語を聴いたあとは、おでんかお鮨なんだよねー・・・で、結局回転寿司(笑)。

|

« お壕 | トップページ | 私はいま・・・ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« お壕 | トップページ | 私はいま・・・ »