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2008/06/01

よみうりホールで『片棒』を聴いた。

昨日は有楽町のよみうりホールで落語会。演目は以下の通り。

  三三 『五貫裁き』
  正蔵 『子別れ』
 (仲入り)
  市馬 『片棒』
  喜多八 『鰻の幇間』

幕があくと舞台には三三、正蔵両師匠。「あの人の、あの噺が聞きたい」と題されたこの落語会は、お客さんではなくて出演者が聞きたい噺をリクエストする会なのだそうです(笑)。市馬師匠は鈴本演芸場に出演中で、喜多八師匠は二日酔いで途中で行き倒れているらしくまだ来ていないということで、とりあえず両師匠がお互いにリクエスト。で、上記の演目になりました。
「市馬兄さんは・・・」というところで、師匠の一番弟子、市朗さんが舞台に呼ばれて、みんなに代わってリクエストをすることに。うんうんうなりながら市朗さんが出した演目は「らくだ」「大工調べ」「御神酒徳利」でした。

『五貫裁き』は初めて聴きました。夫によると談志が作った噺だとか。夫が話してくれた談志版よりは、すっきりとした噺でした。ちなみに三三は我が家では大注目株。
『子別れ』は談春で聴いたことがあります。「子はかすがい」っていう話しです。談春の子供は屈折したところを感じさせましたが、正蔵の子供はスッと一本気なところを感じました。結構聴かせてくれまして、ホール中に鼻をすする音が響きました。

仲入り後はお待ちかねの市馬師匠。すっかり湿っぽくなった雰囲気を察してか、「では、リクエストにお応えして『片棒』をやります(笑)」。やったー!わたし、まだ生で『片棒』を聴いたことがないのだ。うれしー。

吝嗇家で一代で築いたこの身代を、3人の息子の誰に継がせようか悩んだ旦那は、自分が死んだとき、どういうお弔いをするかを聴いて決めようとします。長男は超豪華に、次男はお祭り騒ぎ、三男はケチケチ。次男のお祭り騒ぎが一番の聴きどころで、市馬師匠は自慢の喉を大いに披露。木遣りにお囃子、「お祭りマンボ」まで歌うのだ。とにかく楽しい楽しい噺です。師匠も本当にうれしそうで、聴いている方も楽しくて、その楽しいのカタマリがホール中にコロコロとたくさん転がっている感じ。

4人が4人とも持ち味を出した、かといって肩も張らない会でした。いい気分で会場を後にすることができました。

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