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2008/02/19

『熊谷守一展』@埼玉県立近代美術館

20080218_
←うっふん。

熊谷守一の回顧展をやっているので、北浦和駅近くの埼玉県立近代美術館に行ってきました。ここ
はっきりいってそんなに期待していなかったのです。代表作の何点かでも見られればいいかなーという気軽な気持ちで出かけたのですが・・・これが力のこもった展覧会でうれしい誤算。

赤や黒で輪郭をとり、その中を塗りつぶしたようなあの独特のタッチは一度見たら忘れられません。どこかで見たことがあると気が付く人も多いでしょう。
長い葛藤の末に熊谷守一がそのスタイルを見つけ(そのとき、熊谷守一は60歳近くになっていました)、自分のものにしていく過程を百点を越す油彩、また日本画や書で紹介しています。

今回、多くの作品を年代順に見ることで、パッと見た目には「簡単に」「単純に」描いているだけの、誰でも描けるような絵に思えるけれど、実はそうではなくて、対象のエッセンス、無駄なものを省いた真の姿を抜き出したものである事に気がつきました。展覧会の副題になっている『究極のかたち』。だから、ものすごく簡単な絵なのにパッと見ただけで何を描いているのかわかってしまう。熊谷守一は科学者と詩人の目を持った画家なんだと思います。本当にスゴイ。おまけにどの絵もかわいいのですよ。

美術館では1時間半ぐらいをみていたのに結局時間が足らず。最後は駆け足でした。心残りなので、もう一度行くつもり。
私はあまり図録を買わないのですが(キリがないので)、この展覧会の図録はなかなかいいです。思わず買ってしまいました。

埼玉県立近代美術館って初めて行ったのですが常設もなかなかいいみたいですね(今回はそれどころではなかった)。マン・レイが出てるし。小村雪岱の特集もあるみたいで、これは本腰入れて見に行かねば。

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コメント

はじめまして。突然の書き込み失礼いたします。

熊谷守一展、こちらのブログを拝見し、行ってみたくなりました。

埼玉県立近代美術館は、鉄道博物館等に続き、我が家から距離的に近いミュージアムですし。

とはいえ、私も数えるほどしか行ったことがないのですが、毎回見応えのある展示内容。熊谷守一展への期待も膨らみます。

投稿: 通りすがり | 2008/03/11 22:52

通りすがりさま:

コメント、ありがとうございます。
熊谷守一展は本当に見応え絵のある展覧会でした。学芸員の方の力の入れようを感じられました。ぜひお出かけください。私ももう一度行ってゆっくり見たいのですが、なかなか行けなくて。
企画展とのセットだと、常設展の方も割引で見られるようです。こちらもかなり興味津々。1日がかりで行かないとなー。

投稿: あやこ | 2008/03/15 19:18

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