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2007/12/18

平日のお休みのお楽しみ。

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今日は有給をとってお楽しみのお芝居見物。ここ数ヶ月、このひとときが何よりの楽しみになりました。朝からお天気がよくて気分最高。みんながひーこら働いている時に好きなことをするこの贅沢!わはは。そのかわり、昨日はたっぷり残業したもんね。

開演が12時なので、少し早めに家を出て山種美術館へ行きました。ここ。「秋の彩り」なる企画展が開催中。「秋」というには少し遅いけれど、それでもじゅうぶん楽しませてもらいました。東山魁夷の『秋彩』はじめ、小品ながらも名作揃いでまさしく目の保養。

今月の国立劇場は忠臣蔵外伝三作。『堀部彌兵衛』『清水一角』『松浦の太鼓』です。
歌舞伎を見るようになるまで、私は「歌舞伎」というのは江戸時代に作られた古くさい演目ばかりをやっていると思っていたのですが、そうではないんですね。『堀部彌兵衛』は昭和14年、『清水一角』は明治6年、『松浦の太鼓』は明治の初めにそれぞれ初演されています。だから言葉遣いも現代的でわかりやすいです。

劇評をみていると最初の二作に関してはあまり評判がよろしくありません。曰く、盛り上がりにかけて退屈。まぁ、そうなんですが(笑)、師走に忠臣蔵のお話しを、つらつら見物するというのはいいなぁと思うし、何より肩肘張らずに見られるのがよろしい。ただ、同じような調子の演目が並んだので、真ん中の『清水一角』をもうちょっと毛色の違うものにしてもよかったのでは?と思いました。

『堀部彌兵衛』は吉右衛門の頑固じじいぶりがいいです。こういうお話し、結構好き。そして堀部彌兵衛の妻・たね役の中村吉之丞。先月歌舞伎座の『ども又』にも出ていたけれど、老女役でよく見かける女形です。この人が出てくると芝居のグレードが30%くらい上がる気がする。名脇役。長生きしてください。ホント。

『清水一角』は染五郎奮闘公演でありました。酔っぱらいのダメ男ぶり全開。

でもやっぱり『松浦の太鼓』はいいなぁ。大した話しではないし、心の底から感動するという話しでもないけれど、吉右衛門が愛嬌たっぷりに楽しげに演じていて、見ていて気持ちがいいのだ。うーん。私が市川雷蔵の映画の中で『赤い手裏剣』が好き!というのと同じような感じ・・・って言ってもわからんか。
役者だけが楽しくても見ている方は面白くないし、観客におもねるとだらしなくなるし、そのあたりの案配がほどよくていい感じ。気持ちよく劇場を出られました。

今回、大高源吾をやった染五郎。いずれ吉右衛門がやったお殿さまをやる時がくるのだろうけれど(あと30年ぐらい先かなぁ)、それをぜひ見てみたいです。

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