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2007/09/08

ごろごろしながら映画を見る。

台風一過でいいお天気。洗濯日和なのはいいけれど朝から蒸し暑い。それでもあの殺人的な8月の暑さを思うと、なんとなーく穏やかな暑さですけどね。ビールがおいしーです。

昼前から夫は仕事に行きました。私はごろごろしながら録画してある映画を何本か見ました。

『その前夜』(1939年・東宝)は戦死した山中貞雄を悼んで仲間たちが作った映画。
新撰組の洗濯物を請け負っている元旅籠の洗濯屋(中村翫右衛門)、そこに長逗留している浪人の絵描き(河原崎長十郎)、浪人を慕う芸妓の長女(山田五十鈴)、新撰組隊士と恋仲になる次女(高峰秀子)。新撰組や長州藩と多少なりとも関わり合いのある彼らの数日間が淡々と綴られていきます。そして祇園祭の夜、池田屋事件が起きたのでした・・・
決して歴史には名を残す事はないけれど、様々な事情や思いを抱えながら自分たちの生活を守って生きていく人たち。市井の人の視線でみた世の中っていうのは、山中貞雄の『人情紙風船』にも通じるものがあるのかなーと思いました。100人いれば100通りのドラマがあるってことです。期待していなかったんだけど、いい映画でした。
中村翫右衛門がよかったなー。言葉は悪いけど家族やまわりの人たちへの愛情はたっぷりで、自分の生活が大切で、せっせと仕事して、とっても人間らしい。あぁ「お兄ちゃん」だなーって感じ。

『夜の蝶』(1957年・大映)は銀座を舞台に張り合う二人のママ、京マチ子と山本富士子のおはなし。狂言回し役のホステス斡旋人・船越英二がとってもいい感じなのに、途中で影が薄くなってしまうのが残念。最後はまた出てくるけどね。でもわかりやすくて面白い映画でした。京マチ子と山本富士子ですよ。迫力ありすぎ。

『とむらい師たち』(1968年:大映)は死者を商品としか扱わない昨今の葬儀屋に対して怒り心頭のデスマスク屋(勝新)が、自分の理想の葬儀屋を始めるおはなし。仲間が伊藤雄之助に藤村有弘なんてクセありすぎ。おまけに脚本が藤本義一です。当時の社会が持っていた不安がにじみ出てくるような映画でした。
万博(もちろんエキスポ70)の造成地が出てくるのが貴重です。

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