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2007/06/21

新文芸坐で『座頭市血煙り街道』を見ました。

池袋の新文芸坐で開催中の勝新特集。19日は私の大好きな『座頭市血煙り街道』がかかるので、同僚をさそって二人で行ってきました。TV画面では何度も見ている映画だけれど、映画館でみるのは初めて。やっぱりいいわ~。迫力が全然違います。

ひょんな事から母親を亡くした幼い男の子を父親の元へ連れて行ってやることになった市。道中、様々なことがありながらも、やっとこさ父親の住む宿場へやってきましたが、父親は行方不明、そして宿場は何やらよからぬ雰囲気・・・

で、今回の相手役は近衛十四郎です。この映画での私のお目当てはほとんどこの人だといってよろしい。謎の浪人って役どころなのです。近衛十四郎はほんとーに浪人姿がよく似合う。お武家の姿がよく似合う。ぱっと見た目はひょうひょうとしたやさしい人って印象なのですが、実は内に非常な厳しさを秘めていて、それがちょっとした表情やしぐさに出るからめちゃくちゃコワイ。かっこいい。

そしてなんと言っても最後の市(勝新)との立ち回りシーンがすごい。
TV画面で見るより雪の量が多いように見えました。しんしん降り続く雪の中、一人は武士の面目を保つため、一人はやっと会えた父子を救うため刃を交わします。あまりの緊張感に息が出来ませんでした。
いやー、なんつーか、近衛十四郎うますぎ。
二人の立ち回りをカメラは引いた映像でワンカットで狙います。今の時代劇にはない迫力。本当に刀を合わせているのですよ。このシーンだけでも見られてよかったぁ(泣)。

三隅研二監督の映像はシャープで美しい。余計な説明をしないところもいい。
そして最後に市は、見えない目から涙を一筋流すのです。映像は言葉よりも雄弁。来月にはスカパーでも放送されるので、ぜひぜひご覧くださいまし。

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