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2007/06/08

『勇気ある追跡』@ジョン・ウエイン

20070607_
実はわたくし、ジョン・ウエインも好きなのだ。すいません。←と、なぜかあやまってしまう(笑)

今年はジョン・ウエインの生誕100年にあたるそーです。そうなんかー。で、今週はBSでジョン・ウエインの映画を放送していて、水曜日は『勇気ある追跡』(1969年・パラマウント)を見ました。好きな映画なのだ。
その昔、この手の映画はTVの洋画劇場でちょくちょく放送していて、それで何度か見た事がありますが、字幕スーパー・ノーカットは初めて。デジタルリマスター版って事もあるんでしょうけど、画面の美しさにほれぼれしました。ハリウッドの事はよく知らないけど、この映画のカメラマンって有名な人なんですかね。舞台の半分はコロラドの山の中で、季節でいうと秋の終わり、日本でいうと錦秋の八甲田や白神山地を背景に・・・って感じなのです。本当にきれい。

父親を殺された男勝りの少女が仇をうつため、大酒のみの連邦保安官・コクバーン(ジョン・ウエイン)、テキサスレンジャーの青年と共に先住民地区に逃げ込んだ犯人を追うってはなし。老境にさしかかったジョン・ウエインがいいんだなー。生活のみならず、人の考え方にも近代化の波が押し寄せる中、存在そのものが少々時代遅れになりかけている南軍くずれの連邦保安官の孤独ってのがにじみ出ていました。本人はそれでいいと思っているし、別に辛気くさくもなっていないんですけどね。
それにしても、久しぶりに西部劇をみると時代劇、それも股旅ものと相通じるものを感じてしまいます。ジョン・ウエインは三船敏郎だなー。渡世人というより浪人ですが。

また映画俳優というのは佇まいが大切というのを痛感。馬に乗っている時の姿勢のよさ(ほれぼれ)、ライフル銃をかまえる時のかっこよさ(時代劇でいうと抜刀したときの姿のよさってとこ)、壁に片手を付いて話しを聞いている時の存在感。演技力だけじゃぁダメなのだ。
『リオ・ブラボー』とか『静かなる男』とか、他のジョン・ウエインの映画も見たくなりました。

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コメント

『勇気ある追跡』
これ、ウェイン自身もお気に入りの1本だったようですね。
少女役のキム・ダービーも印象的な女優でした。
後年は保守系タカ派で聞えたウェインですが、演技力を支える人間的魅力というか「信念」に満ちた人であったのは確かで、こういう部分は訓練では形成できないので、やはり優れた才の主だったと思います。

『静かなる男』
ぜひ観てください、。スッキリしますよ。
全盛期の赤塚不二夫の漫画を見るような大らかさとユーモアがあり(赤塚氏自身、この作品はじめ、多くの映画を作品上に活かしていますが)、クライマックスの村中を巻き込む大ゲンカのシーンの楽しさ(^^)。
死にかけていた老人まで飛び起きて見物に走ったり、上品な婦人連も望遠鏡で見物しつつ賭けをしたり(名女優ミルドレッド・ナドヴィックなど、キャストも濃いです)、こういうノリって貴重だなあと思います。

それとは別に、ハリウッドの暗部を描いた広瀬隆著『誰がジョン・ウェインを殺したか』『億万長者はハリウッドを殺す』も、機会があれば一読をお薦めします。

投稿: Ryo | 2007/06/12 19:43

Ryoさん、こんにちはー。

ジョン・ウエインは、演技派ってわけじゃないけど、「演技力を支える人間的魅力」全開なんですよー。一昔前には、洋の東西を問わず、そういう役者さんがいっぱいいたように思います。

『静かなる男』はむかーし見て、大好きな映画になりました。ジョン・ウエインは西部の男じゃないけれど、やっぱりジョン・ウエインで、監督ジョン・フォードの詩情豊かな演出も相まって、見終わったあと気持ちがよくなる映画ですよね。
わたし、この映画の赤毛のモーリン・オハラも大好きなのです。
あー、本当に見たい見たい。

投稿: あやこ | 2007/06/15 12:49

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