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2007/05/15

やっぱり雷蔵の眠狂四郎!

今夜の映画は『眠狂四郎勝負』『眠狂四郎円月斬り』の2本立てでした。初雷さまの同僚二人も同行。二人とも面白く見てくれたようでうれしかったです。映画のよしあしは主観だから押しつけられるものでもなし。でもやっぱり自分が好きな映画は気に入って欲しいし、「よかった」と言ってもらえるとうれしいものです。

2本ともTV画面で何度も見ている映画ですが、映画館で見ると全然違う、映画の奥深さというのでしょうか、画面の奥行き、セットの美しさ、役者の(特に雷蔵の)細かい表情を体全体で受けとめられるようで、もう映画の世界にどっぷり。「大画面でみるとアラが目立って・・・」というのとは逆に「大画面でみると魅力倍増」というのは映画の質の高さを示す物だと思います。たとえそれが量産された映画の1本であっても。
毎度のことながら、雷蔵は画面の大きさに比例して魅力が増しますね。

私は雷蔵の眠狂四郎の中でよく出てくる「居酒屋で手酌で飲んでいる狂四郎」のシーンが大好きです。
『勝負』の中では、加藤嘉扮する勘定奉行と会った夜に居酒屋で飲むシーン、『円月斬り』では、看板後の居酒屋で夜鷹と二人で飲むシーン。特に「私にも子供がいた」と問わず語りに話し出す夜鷹を、手酌で飲みながら見つめる狂四郎(雷蔵)の表情といったら!「あさ、商売しょうばい」と化粧を始めて、口切りに自分を買わないかと(狂四郎に)声をかける夜鷹に、自分が飲んでいた盃を黙って差し出す狂四郎・・・。こういう瞬間に、私はグッとしてしまうのです。二人の間にあるのは、同情でも、男と女でも、友情でもなく、強いていうなら「同士」に近いものなのかしらん。あんな風に盃を差し出されたら、私なら絶対に泣いちゃう。泣いた後で笑い返しちゃう。
このシーンは『円月斬り』の中でも名場面だと思うのですが、あぁいう多少はキザな事も、嫌みなくさらりと演じられるところが、雷蔵のスゴイところなんですなー。

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