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2007/05/08

『大魔神』はこわい。

天気予報通り昼前からお天気。気温もぐんぐん上がって、昼休みに外に出たら汗だくになってしまいました。明日はもっと暑くなるそーな。一気に初夏です。
化粧品が底をついたので、仕事帰りに新宿伊勢丹へ。ついでに雨傘とバックを買いました。あぁ、お買い物をすると気分が晴れ晴れとします。

帰宅後、『大魔神逆襲』を見ました。これで録画しておいた大魔神シリーズ3本、全部みました。第一作の監督は安田公義、二作目は三隅研次、三作目は森一生と、大映京都撮影所のそうそうたる監督がメガホンをとっています。第二作も捨てがたいけれど、私は第一作目が好きです。実によくできているので感心しました。

戦国時代、平和なとある国の家老(五味龍太郎)が謀反をおこして城主と奥方を殺害、お城をのっとり自分が城主となります。幼い子供達は家来の小源太(藤巻潤)に助けられ、魔神を封じ込めてある山奥深くにかくまわれます。それから10年。城下の人々は城主の圧政に苦しめられていました。成長した若君(青山良彦)と姫(高田美和)はそれを知って城主を倒す事を心に誓います。が、山を下りた小源太がつかまり、彼を助けに行った若君もつかまって、二人は処刑される事になりました。過酷な労役と年貢に息も絶え絶えな領民たち、最後の希望でもある若君の処刑、姫は魔神に何とか助けてくれと祈ります。・・・と、魔神が動きだし、大魔神となって山を下りていくのでした・・・

この大魔神が怖い。めちゃくちゃ怖い。表情も目も怖いけれど、何が一番怖いって、ドスンドスンと地響きをたてながらやってくるのが怖い。ただやってきて、むやみやたらに物を壊して踏みつけて行くだけなのに、それだけだから余計に怖い。火攻めにしたり、鎖で絡ませて動けなくしたりと、やられる方も一応いろいろ手は打つも全く歯が立たず。何をどうしたってビクともしない圧倒的な「力」が、ただドスンドスンとこちらむ向かってやってくるっていうのは恐怖です。おかげで夢に見ました。あまりに怖いので目が覚めてしまった。こんなに大魔神が怖いのは、自分の心にやましいところがあるからじゃないかと、少し考えてしまいました。

映画に話しを戻します。大魔神が出てくるのは最後の最後です。それまでのドラマがしっかりしているので(徹底的にいじめられる領民、憎々しさこの上なしの五味龍太郎の城主、心正しい若君と姫)大魔神が怒って暴れるのが納得出来ます。見ている方も姫と一緒になって「大魔神よ、起きてくれ・・・」と祈らずにはいられません。歯止めがきかなくなった大魔神が勢い余って領民も踏みつけようとしてしまうところもよかったです。出演者が大映京都のお馴染みのみなさんで、それもうれしい。

美術を担当した内藤昭さんの本に、この撮影についての話しが書かれていました。東宝の『ゴジラ』を見て、自分たちはもっといいものを作ろうという気概に溢れた撮影現場だったようです。ホント、全然手を抜いていないもん。特撮ものだとバカにするべからず。大人向けの映画です。
(3本で終わってよかったよ。だらだら続けていたら、そのうち『ガメラ対大魔神』なんていうのも出来てた・・・だろうなぁ)

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コメント

見晴らし塔がつぶされるシーンや
おでこの釘で城主を刺してのシーンが印象的です。
三作目のモル役(マグマ大使)の雪の中でのお祈りもネ!

投稿: てん | 2007/05/09 11:30

おでこに釘を突き刺したまま、のしのし歩く大魔神も怖い。なにもかも全てが怖いです(^^)。
第二作目で、何か不吉な事がおきる前兆として、埴輪顔の大魔神のお顔が赤くなるところもよかったなー。赤魔神。

>>三作目のモル役(マグマ大使)の雪の中でのお祈りもネ!

どっかで見たことある子役だなーと思っていたら、そうでしたか!ジャニーズ顔の今でもじゅうぶん通用するかわいらしい子でした。

投稿: あやこ | 2007/05/12 09:47

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