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2007/04/30

4月の歌舞伎座。

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20日に行ってきました。簡単に感想なぞ。

4月の歌舞伎座は二代目中村錦之助襲名公演です。
夜の部の演目は以下の通り。

・実盛物語
・口上
・角力場
・魚屋宗五郎

「実盛物語」は、仁左衛門の実盛がとてもよくて、まさしく眼福。孫の千之助との共演もあって、他の時とは少し違う、みていて心に迫るものがありました。
千之助は、葵御前をかくまっている庄屋の孫、太郎吉の役。見せ場が多く、しっかり足をふんばって見得を切るところなぞ、おじいさま直々の指導があったんだろうと、あれこれ想像してしまいました。太郎吉は今は庄屋の孫ですが、実は実盛と共に葵御前を詮議にきた瀬尾十郎兼氏の孫。それを知った瀬尾は、その幼い子供に手柄を立てさせるため、自分の首をゴリゴリ切り落とさせます。それが、まぁリアルで、今の時代だったら(子供にこんな事をやらせるなんて!と)どこぞから文句が出てきそうな。こういうダイナミックな表現も歌舞伎の面白いところだと思います。
実盛は最後、お馬に乗ってパカパカ花道を駆け抜けていきます(本当に駆け抜ける)。その姿が清々しく、やっぱ仁左衛門はいいなーと惚れなおしてしまいました。馬役の人も上手でした。感心しました。

「角力場」は二代目錦之助が、放駒長吉と山崎屋与五郎の二役。長吉は元米屋の丁稚で素人角力上がり。その気質が抜けないながらも、当代随一の関取・濡髪に勝ったと虚栄をはるところの雰囲気があってとてもよかった。対する濡髪役は、二代目錦之助の父親代わりという富十郎。貫禄あります。富十郎の後見には、幼い息子が務めていたようです。

「魚屋宗五郎」では、勘三郎、勘太郎、七之助の親子共演でした。こういう世話物って、落語と同じで、演じ方によって、いろいろ変わってくるんだろうなぁと思いました。いい、悪いっていうのはわからないけれど、勘三郎が出てくると、フッと場の空気が止まるような気がしました。お酒を呑んでだんだん人が変わってくるところが面白かったです。

・・・てなわけで、5月は團菊祭。行くぞー。

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うわー。4月もおわりかーっ!

・・・この三連休は体調がイマイチだったせいもあって、遠出もせずごろごろ。28日なんて、起きたの1時です(昼の)。よく寝たので、重かった肩も少し軽くなりました。
今日はお天気がよかったので、3回も洗濯機をまわしました。仕事してると、お天気がいいからと一気に洗濯する事もできないからなぁ。それにしても日が落ちるのが随分と遅くなりましたね。今日は夫が仕事だったせいもあって、夕食の支度はのんびり始めればよかったのですが、いつまでも外が明るいので、安心していたらいつの間にか7時すぎ!

新文芸坐で、雷蔵の映画祭が始まりました。ここ。仕事と相談しながら、出来るだけ見に行こうと思っています。
フィルムセンターは今、今村昌平と黒木和雄の特集なんですが、そのあとはななな、なんと! 川島雄三の特集です。うー。うまく『州崎パラダイス』や『しとやかな獣』を見られるでありましょうか。

アッと言う間に過ぎてしまった4月ですが、5月は予定いっぱいでとんでもない事になりつつあって、楽しみばかりだから文句言ったらバチがあたるけど、でもでも、今からとっても不安な(無事に期限通り仕事が片づくのであろーか)今日このごろなのです。わはは。

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2007/04/29

久しぶりの友人達と飲みました。

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今日は朝からいい天気です。今年から4月29日は「昭和の日」になったそうな。

金曜日の夜は、友人達を誘って汐留のライオンへ。ここ。復元された旧新橋停車場の中に入っている店なので・・・というわけでもないのだけれど、旅仲間が総勢7名集まりました。個人的はちょこちょこ会ったりしていても、H氏とS氏は6,7年ぶりかぁ、Y氏と私は2年ぶり?なんていう感じで、結果的に久しぶりの友人達が集まった、ちょっと懐かしい会になりました。気の置けない仲間とのひとときは本当に楽しいです。お料理もなかなかおいしく、ビールもついついすすんじゃってアッと言う間に時間が過ぎてしまいました。
写真は、樽詰ギネスとヱビス生のハーフ&ハーフ。下にヱビスの琥珀色、上のギネスの黒と二段に分かれているのです。最初は「どんなもんかなぁ」と半信半疑で飲んでみたのですが、これが結構いけました。クセになりそう。ハーフパイントのグラスが、これまたかわいいのです。
場所もいいし、また行こうっと。

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2007/04/27

石井桃子さん100歳!

美容院でみた女性週刊誌に、石井桃子さんが100歳のお誕生日を迎えられたという記事が出ていてびっくり!
失礼ながら、ご存命だとは思っていなかったのです。だって、『ノンちゃん雲に乗る』を読んだとき(小学校3,4年生だったと思うけど)ですでに何年も読み継がれている名作の部類に入っていたから、ずいぶんと昔の方だと(勝手に)思っていたのですよ。1911年生まれの祖母とほぼ同じ年代なんですね。今でも執筆活動を続けておられるとのこと。

『ノンちゃん雲に乗る』は確か、教科書か何かに少しだけ載っていて、それを読んで興味を持って本を買ってもらったのです。福音館の青い表紙の本。青インクのペン画の挿絵が好きでした。仙人みたいなおじいさんと一緒に、雲に乗っていろいろ見てまわる(というお話だったよね、たぶん)というのも、現実感がなくて好きなところでした。何度も繰り返し読みました。

今の子供たちも読んでいるのかなー。

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2007/04/26

ひさしぶりのお天気。

東京はほんとーに久しぶりに晴れました。4月の下旬とは、とても思われない肌寒い毎日でしたが、今日は少し汗ばむほど。やっぱりお天気はいいな~。からりと晴れると、気持ちもからりとするようです。

昨日は、千葉に住む同僚から、裏山で取れたというタケノコをいただきました。うれしー。すでに水煮状態なので、調理するのも簡単。さっそくタケノコごはんを作りました。さくさくと歯ごたえのある新タケノコには、少しえぐみもあって、これがまた春の香り。おいしくいただきました。今朝は珍しくもお弁当を作って(といっても、高崎のだるま弁当のお弁当箱にタケノコごはんと、おかずを少し詰めただけですが)持ってきました。夫は忘れずに持っていってくれただろうか・・・

昨夜、たまたまつけたTV(スカパーですが)で昔のTVドラマ(時代劇)をやっていて、その中で、どっかで見たことある人だなぁ・・・という人がいて、よくよく見たら大友柳太朗先生ではないですか!お歳はもう60過ぎかなぁ。でもあのご立派なお顔立ち、押し出しのよさは、往年のお姿そのままでした。「大友せんせい!」とTVの前で叫びそうになりました。でもチャンバラシーンがなかったのが残念。

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2007/04/24

書店に行って。

今日、仕事中にいきなり鼻血が出ました。わー。仕事のしすぎか?(笑)
激務が続く夫も昨夜(というか夜明け前)に帰宅したあと鼻血を出していました。うーむ。

勝谷さんが光文社から小説本を出版したというので、書店をまわるも見つからず。代わりに・・・と言ってはナンですが、幸田文の『さざなみの日記』(講談社文芸文庫)を買いました。幸田文を読むの、久しぶりだー。私は幸田文の随筆はあまり好きではないのですが(『崩れ』は別)、小説は大好き。静寂と隣り合わせのような文体が魅力的です。

そのとき新刊の棚に『1時間で読める夏目漱石』なる本を発見して手にとってみました。中身は「吾輩は猫である」の要約と漱石に関するアレコレ(生い立ちとか)とがセットになった小冊子。うーむ。こんなの読んで面白いのかなー。
だいぶ前ですが、夫が『あらすじで読むミステリー』というのを見かけたと言ってきました。ミステリーをあらすじで読んでどーすんだ!と夫婦で大笑い。

戸板康二の『歌舞伎 ちょっといい話』を読んでいます。歌舞伎座の、その月の演目や出演者にちなんだあれこれを綴った短文集。筋書(パンフレット)に連載されたものなので、どれも軽く読めるものばかりですが、これが上質のお茶うけって感じで実に気持ちがいいのです。それは歌舞伎に対する深い造詣があってこそのもの。ちょいちょいと聞きかじった知識で、でっち上げたものではない魅力があるのです。

『1時間で読める夏目漱石』があるのなら、そのうち『1時間で見られる小津安二郎』や『1時間でわかる黒沢明』なんつーDVDが出るかもしれないなー。
(あらすじ本とか、作家や小説に興味をもつ「とっかかり」としては否定しないけれど、それでわかった気になって自己完結ししゃうのはどーかなーと思うのですよ)

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2007/04/22

MAXCOFFEE発見!

MAXCOFFEE発見!
会社近くの自販機にMAXCOFFEEが並んでいるのを発見!ついに東京進出か?(それに100円!)

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これからお仕事

これからお仕事
夫は会社で徹夜。まだ帰れないというので着替えを持って行った足で私も会社へ向かいます。仕事する気分じゃないんだけれど、今のうちにやっとかないとなー。その前にコーヒー飲んでます。さっき買ったばかりの本を読みながら一息。

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2007/04/21

旧新橋停車場

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昨日は午後から半休をとって、歌舞伎座の夜の部へ。開場は4時からで、少し時間があるので、以前から一度行ってみたいと思っていた旧新橋停車場へ行ってきました。ここ
日本で一番最初に鉄道が敷かれたのが、ここ新橋から横浜間。1914年に東京駅が開業して当時の烏森駅が新橋駅となるまで、今は汐留の高層ビル群に中にある新橋停車場が東京の玄関口だったのです。百鬼園先生は随筆で、今の新橋駅は烏森駅でウソの新橋駅だ、なんて事をぷりぷりしながら書かれています。
汐留の再開発に伴い発掘調査が行われ、当時と同じ場所に新橋停車場が復元されました。

会社の近くだというのに、汐留に行くのは今回が初めて。案内板がオシャレすぎて少し迷いました。高層ビルに囲まれて、新橋停車場は「小さな家」状態。駅舎とホームの一部が復元されています。駅舎の中はほとんどは「銀座ライオン」になっていました。出土品の展示は想像していた以上に狭い場所に少しだけでしたが、汽車土瓶やプレートなどなど興味深かったです。

ホームの端にゼロキロポストが立っていました。これこそ正真正銘、日本の鉄道のゼロキロポストです。

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2007/04/19

録画してある映画の選別

寒い。天気予報では、今日が寒さの底だといっているけれどホンマかいな。今さら冬物を着るわけにもいかない4月も半ばになってからのこの寒さは何とかしてほしいですー。

今夜もさっさとおうちに帰って9時からNHKBSで『眠狂四郎無頼剣』を見ました。DVDを持っているから、なにもわざわざTVで見る必要はないといえばそうなんですが、それでも見たい女心(^^)。12本作られている雷蔵の眠狂四郎の中で『無頼剣』の雷蔵が一番美しいです。本当に「美しい」という言葉がぴったり。口惜しげにキッとにらむ表情など惚れ惚れします。来月、新文芸座で上映される『無頼剣』も見に行く予定なのですが、大画面でみたら、腰が抜けちゃうだろうなぁ。

おうちのDVDのHDがいっぱいになってきたので、DVDにダビングして保存する映画の選別。自分がどういう映画に魅かれるのかが何となく見えてきて、ちょっと楽しい作業です。頭っから「これは消す」「これは残す」と決められる映画はいいのですが、「残すほどではないけれど、でも気になる」ってあたりの映画が自分のことながら興味深し。例えば最近みた中では、鈴木英夫監督の『脱獄囚』とか。池部良の刑事、佐藤允の犯人、そして池部良の妻役の草笛光子がいいのです。

映画に限らず、この「一番でも大のお気に入りでもないけれど、でも気になる」ってところにあるものが、自分自身に一番近いところにあるモノなんじゃないかという気がしてきた。

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2007/04/17

さむい・・・

桜が終わって、街は一気に新緑の季節。街路樹の緑もちらちらと目につくようになってきて、春爛漫!・・・と言いたいところだけれど、この寒さは何じゃ?
今日は温っかシャツを着て、薄手だけどニットのアンサンブルに総裏のスプリングコートという格好だったのにぶるぶる。おうちに帰ったらストーブつけちゃいました。これじゃ体調くずすよねぇ。

夫は相変わらず仕事が忙しいようで、日曜日は帰宅が6時でした。翌日の朝の。そのまま1時間仮眠してまた会社。昨日も今日も遅かったけど、仕事しないと翌日から携帯おいて失踪せねばならないそーです。「それで仕事はすんだのかね?」ときいたら、黙ってうつむいてしまいました(笑)。
私はここにきてやっと仕事が一段落。いつものペースに落ち着いてきたので、毎日定時退社です。るんるん。でもでも。5月は大変なんだよなー。GWで労働日数が少ないところに、前半は雷蔵の映画祭、後半は大相撲に歌舞伎座と(團菊祭のチケットをとってもらったのだ!)、半休2日、全休1日をとるのでお仕事ピチピチ。できるだけ前倒しで片づけていきたいところなんですが・・・、今週は夜、BSで雷蔵の『眠狂四郎』が放送中なんですよん。

今日は『女妖剣』でした。明日は『炎情剣』、明後日は『無頼剣』です。後半2本は三隅研次監督らしい大好きな映画。『炎情剣』の玉緒ちゃんの目の美しさにご注目。

裏金問題で東北の高校の野球部が解散したそうな。高野連から除名されたら大変だから、その前に自主的に解散したって事らしいのですが、何となく気にくわない。嫌な感じ。お金をもらった方も、渡した方も、それを裁く方も、何となく嫌な感じ。
今年、高校生になった甥っ子は、小学校入学時から野球をしていて、高校も硬式野球部があるっていうのが第一条件だと言っていました。義弟が熱心って事もあるけれど、週末は5時起きで練習&試合の日々。それを10年近くずーっと続けているっていうのは偉いなぁと思うのです。甥っ子は所属していた地区の野球チームのレギュラーになれるかなれないかっていうレベルらしいのですが、それでもくさらず練習に行くっていうのは、ちと感心します。
たぶん、その東北の高校の野球部員も、大多数はそういう生徒だと思うのです。その高校に進学できて野球部に入れたっていうとき、本人も家族も喜んだだろうなと思うと、なんだかなーって思っちゃうんだよね。頭の芯がスッキリしない感じ。

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2007/04/16

きみは「カロリーヌのつきりょこう」を知っているか?

友人が日記で子供達と図書館へ行く話しを書いているのを読んで思い出しました。

子供の頃に私が大好きだった本は2冊あって、1冊は「おばけとももちゃん」(のっぺらぼうのおばけにクレヨンで顔を描く話し・・・だったと思う)、もう1冊は「カロリーヌのつきりょこう」。特にカロリーヌは繰り返し繰り返し読んだので、今でも頭の中で反復できます。

赤いサロペットパンツを着てブロンドの髪の毛をポニーテールにしているカロリーヌが、おともだち(犬とか猫とか)と一緒にパーティをしたり、遊びに行ったり、冒険をしたりするお話しです。今どきのアニメちっくな絵とは全然ちがう、洒落たリアルな絵。大人が出てこなくて、全てをカロリーヌとおともだちだけでやってしまうのが、幼心にわくわくするところでした。そして海水浴をするにしても、おうちを作るにしても、ホームパーティをするにしても、当時(昭和40年代はじめ)の我が家とそのまわりの生活からは、想像できないようなオシャレ度で、もううっとり。今でも思い出すのは、芝生のお庭に大きなテーブルを出してパーティをする場面で、カロリーヌがデコレーションケーキのように大きなアイスクリームをみんなに取り分けてあげるんですよ!デコレーションケーキみたいなアイスクリームを!(確かにアイスクリームだったと思う)
雪印のカップアイスしか知らない私は「ケーキみたいなアイスクリーム」というだけで夢にみそうでした。

見開きの絵には、カロリーヌをはじめ、おともだちの面々がいろんな事をしている(状態になっている)のが丁寧に描かれています。
例えば、月面ではクレーターにはまって「助けてくれー」と叫んで(たぶん)いるコとか、海水浴ではシッポを蟹に挟まれて「ぎゃー」と泣いて(たぶん)いるコとか、おうちを建てるところでは壁紙のノリが頭や手足にひっついて「なんとかしてくれー」と言って(たぶん)いるコとか、今思い出しても笑えるシーン満載。あのコはこんな事をしている、このコはこれからどうするつもりなのかな、などと想像しながら読んで(見て)いくのがものすごく楽しかったのです。

カロリーヌシリーズは小学館の「オールカラー版世界の童話」の中に入っていました。何冊くらいあったんだろう。私はその中で「日本の神話」「日本の絵話」を持っていました。他にもあったかも。私の神話の知識はいまだにこの「日本の神話」にたよっています。「絵話」の中には今から思うと「信貴山縁起絵巻」とかが載っていたんだよねぇ。鉢の上に乗った米倉が飛んでいくはなし。また読みたいなぁ。

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2007/04/15

「ハンカチ王子」というと「ウメボシ殿下」が思い浮かぶわたし。

ぐずぐずと少し体がだるいので、昨日は1日ごろごろ。今日はどこぞに出かけたい気分だけれど、夫は昨日、今日とお仕事だし、私も少しは家のこともしないと。夫は仕事が忙しくて、今日さぼったら、明日から会社にいけなくて、携帯ももたず失踪するしかないそうです。「それでもお客さんに追いかけられるかも」と泣きながら会社に行きました(笑)。

昨日は地上波で大学野球の中継がありました。いきなり放送が始まって夫ともどもびっくり。これもハンカチ王子効果なんでしょうねー。「ヨンさま」と同じようなノリだと思います。先日、美容院で見た女性週刊誌に「神宮球場へ応援に行くならこれくらいは覚えておきたい」と、早稲田の校歌と応援歌「紺碧の空」の歌詞が載っていました。うーむ。

スカパーで『腕におぼえあり』の放送が始まりました。村上弘明が主人公の青江又八郎にぴったり。しかーし。かつての東映時代劇の皆々様のチャンバラを見始めた目には、どれものんびりと見えまする。このドラマに限らず。
ほれぼれするようなチャンバラには、うまい斬られ役の存在がかかせないわけで、例えば大友柳太朗の「せんせいっ!座敷でそんなに刀をふりまわすと危険ですっ!」と画面に向かって注意したくなるような、ほとんどめちゃくちゃに見える(でも斬ってる)チャンバラをささえたのは、あの迫力に向かっていく斬られ役がいてこそ。殺陣の段取りというのは呼吸なんだろうなと思います。そしてうまい斬られ役が、チャンバラスターを生み育てて行くんでしょうねー。
それから近衛十四郎にしても大友柳太朗にしても、うまい人はみんな立ち回りがピタッとスッと終わります。どんなにすごい立ち回りでも、終わり方があっけない。それでまた余韻がジーンと残るんですな。

私がよく読んでいるブログで「時代小説なら山本一力より乙川優三郎」という一文があって、さっそく乙川優三郎の『生きる』を買って読みました。うううーむ。これは私好みかも。

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2007/04/13

『座頭市血煙り街道』のチャンバラを見よ。

東映チャンネルで『素浪人 月影兵庫』という昔のTVドラマをやっていて、これが結構面白い。1965年に放送された第一部。当時の人気番組だったそうな。我が家はチャンネル権を持っている父が洋画党だったので、その頃は『スパイ大作戦』とか『ナポレオンソロ』とかを見ていたのでした。

主役の月影兵庫を演じるのは希代のチャンバラスター、近衛十四郎。この人の立ち回りは本当にスゴイ。いつ刀を抜いたのか全然わからん。そして速い。速いけれどちゃんと斬っています。刀に力があるですよ。ドラマでも毎回見惚れるようなチャンバラを見せてくれます。
かっこいいなぁ・・・と思いつつ見ていたら、『座頭市血煙り街道』が見たくなりました。

座頭市シリーズの17作目(1967年)で監督は三隅研次。モダンな画面、闇と光を感じさせる見事な照明、泣かせるラストシーンに、何かの始まりを感じさせるシャープなオープニングと三隅研次の映画の中でも大好きな一本なのですが、それはともかく、この映画の一番の見どころは、誰が何と言ってもぜったい、勝新と近衛十四郎の雪の中の立ち回りシーン。何度もDVDで見ているのに、見るたびに「はぁぁぁぁ。とんでもないもの見ちゃったなぁ・・・」としばし呆然としてしまうくらいスゴイです。未来永劫、このチャンバラを越えるシーンは撮れないと思う。

近衛十四郎の殺陣はとにかく速い。同じくらい勝新の殺陣も速い。自分の殺陣に自信と誇りを持っている二人の真っ向勝負。近衛十四郎、真剣です。真剣だからめちゃくちゃコワイ。近衛十四郎がうまいなぁと思うのは、自分に向かってくる刀をきちんとよけて払っているところ。後ろからきた刀を、背中に刀をまわしてガシッと受けとめるシーンなんざ、並みの技ではございませぬ。途中、この二人をそばで見ている高田美和の手がガクガクと震えているシーンが挿入されますが、演技ではなく本当に震えているんだと思いました。目の前でこんなのやられちゃ。
この場面は段取りなしで撮られたとかいうはなしですが、いくらなんでもそれはないと・・・・思うけれど、逆にあの立ち回りをあの迫力で段取り通りにしていたら怪我すると思う。近衛十四郎が勝新を斬っちゃうんじゃなかろうか。

うう。思い出しつつ書いているだけでもワクワクしてきた。
わたくし、チャンバラを見るなら近衛十四郎と大友柳太朗のお二人だと心に決めております。

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2007/04/12

そんなこんなで木曜日

風邪がなかなか抜けない。鼻のあたりがボヤボヤしてだるい。花粉症かしらん。でも以前、病院でみてもらったら花粉症じゃないと言われたんだけどなー。家に帰ったらすっきりするので、会社行きたくない病かもしれん(笑)。
会社を休むほどでもないので、毎日お仕事。そのかわり定時に帰宅して、夜はさっさと寝る生活です。昨夜は飲みのお誘いがあったのですが、上記の理由でお断り申しました。すまぬ。

夫の足はギブスがとれました。腫れが残っているので、シップとサポーターに変わりました。
「夫がねんざした」と言うと、「私も経験ある」という人が結構大勢いてびっくりです。たかがねんざでも、放っておくと同じ所をまたねんざして、いつまでも痛みがとれなくて、場合によっては足の動きが不自由になるそうな。で、みなさん決まって「足が(内出血で)黒くなったでしょ」と言います。幸い夫はそこまではいかなかったのですが(病院に行かなかったらそうなっていたかも)、「足が黒くなる」というのはインパクト強くて、我が家では夫としょちゅう「放っておくと同じ所をまたねんざして足が黒くなるぞ」と言い合っています。

あぁ、今日はいい天気だなー。

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2007/04/11

本日のお昼ごはん。

本日のお昼ごはん。
朝からどーしても天丼が食べたくて、でも会社近くの天ぷら屋さんは敷居が高いので天丼弁当にしました。目の前で揚げてくれます。550円。これで風邪も治ったかなー。ズルズル。

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2007/04/08

『日本写真開拓史・関東編』@写美

午後から選挙に行って、その足で恵比寿の写真美術館へ。マグナム展・・・ではなく、今日で前半が終わってしまう『日本写真開拓史・関東編』を見てきました。ここ。幕末から明治の初めにかけて日本で撮られた写真を発掘する展示会です。古い写真自体への興味はもちろんですが、ちょんまげ姿の日本人のリアルな姿をじっくり見てみたかったのです。映画やTVドラマや時代小説の中のちょんまげの人たちとは違う姿をね。

当然だけれど、一人一人の表情が泥臭くて鋭い。着物の着方も少しだらしがないように見えるのは、普段着の着物の着方なんでしょうね。戦前の映画でも女優の着物に着方は、お腹の上に帯が乗っている感じで、衿の合わせ方がひどくゆったりしています。それが楽で動きやすい普段の着方なんでしょう。今の時代劇みたいに、がっちり着ていたらしんどくて仕方がないだろうと、めったに着物を着ない私も思います。

武士は腰に二本差しているのを見て「なるほどー」と、当たり前な事に感心してしまいました。100年前の日本人と現代人とが、こうして出会っても結構カルチャーショックなのに、西洋と日本が初めて出会ったときの驚きは、どれほどのものだったのでしょう。古い写真の中から、お互いの興味と戸惑いが沸き立ってくるように感じました。

ベアトの『愛宕山から見た江戸のパノラマ』は本で見た事がある写真ですが、改めてじっくり見ると武家屋敷の整然とした佇まいの美しさに打たれます。今の雑然とした町並みを思うとき、日本が何を失ってしまったのかが見えてくるようです。

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2007/04/07

今日はぐうたら日

風邪をひきました。熱は出ていないけれど関節が痛くて鼻水ずるずる。昨日は仕事帰りに東京都写真美術館で開催中の『日本写真開拓史』を見に行こうと思っていたけれど、さっさと帰宅。薬を飲んで寝たら少しよくなりましたが鼻水が止まりません。ズルズル。

今日は休息日にして朝寝。午前中はスカパーで『緋牡丹博徒』。藤純子はお竜姐さんが一番しっくりします。きれいだし、かっこいい。どっから見てもヤクザらしくない、良家のお嬢さんにしか見えない藤純子が、着物を粋に着て、ガバッと足を広げて仁義を切ったり、キッと相手をにらんで「死んでもらいますばい」と啖呵をきるシーンなぞ本当にしびれます。このシリーズはスカパーで一通り見ましたが、一番は「お竜参上」でございます。あぁ、それにしてもお竜姐さんの歌う主題歌は何とかならんかー(笑)。

あとはBSとスカパーで放送した植木等追悼番組、無責任もの2本を見ました。「無責任」といいつつ、植木等演じるサラリーマンはよく働きます。今のサラリーマンより、よっぽど真面目でモーレツ。本当に無責任なのは、何のために働いているのかわからなくなって、毎日決まった時間、会社の机の前に座って、無気力に働いている圧倒的多数のサラリーマンの方じゃないんですかねー。『ニッポン無責任時代』を見ながら、そんな事を思いました。

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2007/04/04

夫が怪我をする。

・・・というわけで、この週末は同僚を誘って夫と4人、谷中墓地から東博へとお花見散歩をしたり、日曜日は水元公園へ・・・と出来事はいろいろあったのだけれど、最後の最後に夫が怪我をして終わってしまいました。いやはや。

水元公園でヒバリの鳴き声がピロピロ聞こえてきて「あぁヒバリだヒバリだ」と空を見ながら歩いていたら、「うわー」という夫の声。右足を穴ぼこに突っ込んでいるではないですか。足首をくじいた様子。巨大な公園の中だから車を呼ぶわけにもいかず、夫も「だいじょうぶ」と言うので、公園の外まで結構歩いて、喫茶店でひと休み。タクシーを拾っておうちに帰りました。しばらく安静にしていたのだけれど、夕方になって足首がだんだん腫れてきたので、ネットで応急処置の仕方をみて(こういう時にネットは便利)、とりあえず薬を塗って氷で一晩冷やしました。今から思うと、最初から冷やしておけばよかったんですけどね。
月曜日の朝になると、少しは腫れもひきましたが、足を床につくと痛いというし、とにかくお医者に診てもらって歩きやすいように足を固定させてもらった方がいいよと、夫は病院へ、私は会社へ。昼前に診察がすんだという夫から電話。「ギブスをはめられちゃったよ。おまけに松葉杖」。なんと!靱帯損傷全治4週間!すごい事になってしまいました。

私は仕事がてんこ盛りなのに残業もせずに帰宅。ギブスの上からはく靴下がほしいというので、あれこれさがして介護用の靴下を買いました。靴下の口が広くて締め付けが緩いのです。血が下にたまらないよう、なるべく足は上にあげておくようにと言われたらしく、夫は正々堂々とごろごろしています。怪我をした足を床につけてはいけないそうで、そのための松葉杖らしいのですが、この狭くて散らかり放題の家の中で松葉杖をついたらそれだけで危険!家の中では杖なしでOKという事にしました。
慣れないせいもあるのでしょうけれど、松葉杖をついて歩くのは本当に大変みたいです。月曜日に病院から帰るときは、駅前まで普段なら5分もかからないところ、20分もかかってしまって泣きそうになったと言っていました。

ギブスは包帯で固定してあるので、今朝はその包帯を交換しました。締めぐあいがよくわからないので、何度かやりなおし。おかげで遅刻じゃ。夫が怪我をすると妻も大変ですー。

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3月の映画メモ

(日本映画専門チャンネル)
「かげろう絵図」1959年・大映 監督:衣笠貞之助 出演:市川雷蔵、山本富士子、滝沢修

(衛星劇場)
「帝銀事件・死刑囚 」1964年・日活 監督:熊井啓 出演:内藤武敏、鈴木瑞穂、信欽三
「銭形平次」1951年・大映 監督:森一生 出演:長谷川一夫、三條美紀、長谷川裕見子
「暗殺」1964年・松竹 監督:篠田正浩 出演:丹波哲郎、木村功、岡田英二、岩下志麻
「銭形平次捕物控 美人蜘蛛」1960年・大映 監督:三隅研次 出演:長谷川一夫、水谷良重、中村玉緒、三木のり平
「実録三億円事件 時効成立」1975年・東映 監督:石井輝男 出演:岡田祐介、小川真由美、金子信夫
「氾濫」1959年・大映 監督:増村保造 出演:佐分利信、若尾文子、沢村貞子、川崎敬三

(東映チャンネル)
「孔雀秘帖」1960年・東映 監督:内出好吉 出演:東千代之介、里見浩太郎、花園ひろみ、雪代敬子、黒川彌太郎
「浪人市場 朝やけ天狗」1960年・東映 監督:松村昌治 出演:市川右太衛門、東千代之介、近衛十四郎、伊藤雄之助、山形勲、山村聰、大川恵子
「怪人まだら頭巾 紅ぐも地獄」1961年・東映 監督:小野登 出演:里見浩太郎、扇町景子、円山栄子、水木淳子
「いれずみ判官」1965年・東映 監督:沢島忠 出演:鶴田浩二、大木実、藤純子、河原崎長一郎、藤山寛美、芦屋雁之助、桜町弘子、南田洋子
「風の武士」1964年・東映 監督:加藤泰 出演:大川橋蔵、桜町弘子、大木実、久保菜穂子

(チャンネルNECO)
「誘拐」1962年・大映 監督:田中徳三 出演:宇津井健、高松英郎、万里昌代、川崎敬三、中田康子、小沢栄太郎
「大番」1957年・東宝 監督:千葉泰樹 出演:加東大介、淡島千景、仲代達矢、河津清三郎、原節子
「続大番・風雲篇」957年・東宝 監督:千葉泰樹 出演:加東大介、淡島千景、仲代達矢、河津清三郎、原節子
「続々大番・怒濤篇」1957年・東宝 監督:千葉泰樹 出演:加東大介、淡島千景、仲代達矢、原節子
「大番 完結篇」1958年・東宝 監督:千葉泰樹 出演:加東大介、淡島千景、仲代達矢、原節子
「下町」1957年・東宝 館浴:千葉泰樹 出演:山田五十鈴、三船敏郎、田中春男、淡路恵子、多々良純
「たそがれ酒場」1955年・新東宝 監督:内田吐夢 出演:小杉勇、高田稔、野添ひとみ、津島恵子

(フィルムセンター)
「狐の呉れた赤ん坊」1945年・大映 監督:丸根賛太郎 出演:阪東妻三郎、沢村マサヒコ、橘公子、羅門光三郎、阿部九州男、原健作

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2007/04/03

全治四週間

全治四週間
日曜日に足をくじいた夫。昨日、病院に行ったら靭帯損傷全治四週間といわれてギブスをつけられてしまいました。松葉杖つき。今日は雨で足元が悪いので私もお付き合い。診療もすんでこれから出勤です。

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2007/04/01


今日は水元公園に来ました。桜もきれいですが、柳の若葉がぼんやりとした風情で見ているだけで気持ちいいです。池でオタマジャクシを見つけたり、ザリガニ釣りをする親子がいたりと春ですね〜。
公園の奥までくると、ここはどこじゃ?というような緑深い風景がひろがります。

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