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2007/03/27

ヤセの断崖といえば「ゼロの焦点」

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日曜日に能登半島の地震がおきたときは夫とTVを見ていて、突然、津波注意報の臨時ニュースがでたから「また地震かなぁ。大きいのかなぁ」と話していたところにフラフラと家が揺れました。船に乗っているような感じ。新潟の地震の時も同じような揺れ方でした。そのあとすぐに能登半島で大地震のニュースがでました。

TVニュースで被害にあった町や避難所の様子を見ていると、驚くほど高齢者ばかり。これが、これからの日本の姿なのかと思うと、いろいろ考えさせられました。例えば、自宅で介護している寝たきりの家族がいた場合はどうなるんだろうとか。まさか介護ベットを避難所に持ち込むわけにはいかないだろうし、病院だってすぐに対応してくれるかわからない。おしめを変えるのだって大勢の中じゃ難しい(大人のうんちは臭いのだ)。

能登半島は観光も重要な産業の一つだと思いますが、輪島塗の工房が被害を受けたり、温泉旅館の設備が壊れたり、交通が遮断されたりと、せっかく能登空港も出来て「これから」って意気込んでいたところだろうに、打撃はどれほどでしょう。

能登金剛のヤセの断崖も崩れてしまったそうです。
ヤセの断崖と言えば松本清張の「ゼロの焦点」。犯人が犯行を告白する重要な場所です。犯人が最後に危ない所に行くというのは、この小説から始まったのではないでしょうか。

新婚早々、夫が突然失踪してしまう・・・という謎から始まるこのドラマは、映画にもTVドラマにもなっていますが、やっぱり野村芳太郎監督の映画が一番面白いです(1961年・松竹 脚本:橋本忍 カメラ:川又昂)。冬の北陸のきびしい自然と生活の描写がすばらしく、特に妻(久我美子)が犯人を追いつめていく、ヤセの断崖でのクライマックスシーンは、一歩踏み出せば奈落の底という恐ろしい風景と犯人の心情が重なって、息詰まる名場面でした。川又昂のカメラがいいんだなー。
ヤセの断崖はもう映像の中でしか見られないのですね。

写真は、数年前に行ったヤセの断崖。

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