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2007/01/22

「十時半睡事件帖 東海道をゆく」

白石一郎の『十時半睡事件帖 東海道をゆく』を読みました。「とときはんすい」と読みます。
十時半睡は福岡藩の元総目付。嫡男に家督を譲って隠居するところ、藩内の改革のため、乞われて非常勤の総目付となります。今は福岡から連れてきた若党と江戸住まい。そこでさまざまな事件に遭遇するっていうお話で、何冊か本が出ていますが、どれもとってもおもしろい。今回は、病に伏せっている息子の様子を見に、福岡まで、まずは東海道を上っていきます。

白石一郎は2006年に亡くなったので、この本が絶筆だとか。なるほどお話は大井川を超えたところで終わっているし、体調も悪かったのか、大きな事件がおきるわけでもなく、淡々と旅が続いていきます。でもそこに、年老いた十時半睡(著者の分身か)の人生観がかいま見られるのです。今までの十時半睡とは少し変わった感じだけれど、道中記として読むと、これがおもしろくて、旅の様子をあれこれ想像しながら読みました。

だいぶ前、NHKの時代劇ドラマにもなりました。十時半睡を演じたのは島田正吾。「ほっとけ、ほっとけ」と鷹揚にかまえている所がよかったです。

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