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2006/12/08

『第四惑星の悪夢』@ウルトラセブン

11月29日に実相寺昭雄さんが亡くなりました(今さらですが)。実相寺昭雄さんといえば私の中では「ウルトラセブン」。本放送のとき、私は3,4歳なので、覚えているわけはない・・・はずなんだけれど、幼児雑誌の付録に紙で作るポインターがあって、それを父に作ってもらってうれしかった記憶があるので(居間の畳の上でそれを手渡してもらったのは覚えているんだよね)たぶんTVは見ていたんだと思います。
はっきり記憶に残っているのは小学生低学年のときの再放送。夕方、学校から帰ってきてTVをつけたらやってました。
お気に入りだったのは『狙われた街』(メトロン星人が出てきて、モロボシ・ダンととちゃぶ台の前で話し合うやつ)、『盗まれたウルトラ・アイ』(ウルトラ・アイを盗んだ少女を捜して、ダンが夜の街をさまようシーンが好き)、『ノンマルトの使者』(今の地球人は他の星からきた侵略者で、元からいた地球人は海底に追いやられてしまって・・・というお話し)、そして『第四惑星の悪夢』。
資料を見てみると、『狙われた街』、『第四惑星の悪夢』が実相寺昭雄監督です。他にもセブンでは『円盤が来た』も実相寺監督。これは天体観測好きの工員の兄ちゃんが偶然、空飛ぶ円盤を発見してしまうんだけれど、誰にも相手にされず・・・ってお話しでした。円盤が押し寄せてくるシーンがきれいでした。

『第四惑星の悪夢』は名作。
宇宙ロケットの試験飛行中のダンとソガがたどり着いた星は地球・・・・なんだけれど、どこかがおかしい。本部とも連絡がとれない。やってきた軍隊に拘束されてしまった二人は、やがてここがロボットが人間を支配している第四惑星だと知らされる。そして彼らは奴隷として使っている人間がやがて滅亡してしまうので、地球人を奴隷にしようとしている事も!

なんといっても、ロボット長官の秘書(人間)が、ロボット長官の頭をパカッとあけて油をさすシーンが子供心に衝撃的でした。頭の中はゼンマイ仕掛けでしたけど。また第四惑星ではTVドラマの銃撃シーンに実弾を使用し、本当に人間を殺していくのです。ひえー。
ダンとソガを助けるロボット長官の秘書が着ていた黒いドレス、ロボット長官のそばにいる軍服男が何かを噛んでいるコロッコロッという音。印象的なシーンの目白押しで、その中に何ともいえない恐ろしい雰囲気と、どんどん便利になりすぎていく(ような)現代社会に対する批判の視線も感じられて、私の中に大きな影響を及ぼした一作といっても過言ではありません(笑)。なんつーてもまだ小学生だったし。
去年、スカパーの再放送で久々に見ましたが、やっぱりよかったです。

実相寺昭雄さんが亡くなって、ふと思い出してしまいました。

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コメント

ウルトラセブン、名作ぞろいでしたね。
実相寺さんも金城哲夫さんも亡くなられてしまいました。
私が見たのはもう少し上でしたが、かなり人格形成に影響しています。いまだにアンヌ隊員にあこがれていますしね。
「ノンマルトの使者」が好きでした。

投稿: せんめい | 2006/12/09 21:13

きゃー、なんて素敵な日記なの!(>_<)
私はここにも記載のある「メトロン星人」のシュールさが大好きです。夕日と工業地帯の悲しげな音…6畳のアパートメントのちゃぶ台を挟んで宇宙人同士が地球の将来について交渉する様はシュール過ぎます。

投稿: 迷亭 | 2006/12/09 23:55

せんめいさん:
ウルトラセブンは他の怪獣ものとは一線を画したドラマだと思います。去年、スカパーで全作見直して、その思いを新たにしました。30分でよく収めたなーと感心もしました。子供が対象だから、筋もわかりやすくしないといけないし。
ヒーローものでありながら「これでいいのか?」という問いかけもあって、子供時代にこういうの見ちゃうと、人生変わっちゃいますよね(笑)。
夫は私よりかなり年上なのでアンヌ隊員のファンでーす。

迷亭さん:
ふふふ。私もメトロン星人の回、大好きです。
夕日をバックにメトロン星人とセブンが闘うシーンの美しさ。はっきりと結果が示されず終わるのも心に残りました。
ちゃぶ台のシーンは強烈でした。当時の日本でしかできない演出(笑)。過日、パチンコ屋のCMにこのシーンが使われていてびっくりしました。

投稿: あやこ | 2006/12/10 16:02

あやこさん、こんばんは。

私の場合、間違いなく覚えてるのは幼稚園の頃の放送だった「帰ってきたウルトラマン」とか「仮面ライダーV3」からなんですが、「ウルトラセブン」は最後の方ならかろうじて覚えてるかな?という世代です。

メトロン星人の時のちゃぶ台の前シーンは、細かい台詞まで覚えてませんが映像としては強烈なインパクトがありましたね。

それ以外のストーリーは、小学生になってから再放送で見直しましたが、今見てもストーリ性といいますかドラマチックで大人の鑑賞にも堪えうる作品だったと思います。

「ウルトラマン」と「ウルトラセブン」はDVD-BOXがあれば欲しいですけど「ウルトラセブンの第12話」はやっぱり除外なんでしょうね。

投稿: よねちゃん | 2006/12/12 01:13

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