« 銀座→隅田川→浅草 | トップページ | ぼんち »

2006/11/14

こんな一日。

20061114_

←「駒形どぜう」で、丸鍋を食べているところ。

寒いんだか暖かいんだかよくわからないお天気。昨日は街中の空気が一気に冬に変わってしまったようで、初めてコートをはおって出かけたのに、今日はジャケットでじゅうぶん。本当に毎日着ていくものに困ります。
仕事は一息ついたところだけれど、来週は1日休みをとるし、年末年始と忙しくなるし、来年1月は怒濤の忙しさになるのは目に見えているので(正月休みが終わったらいきなり3連休で気が付いたら月半ばですよ。いつ働くんじゃ!)、今のうちにできる事はやっておこうと、結局バタバタ(泣)。少し残業して閉館間近の図書館に駆け込む。最近は時代小説ばかり読んでいるのだけれど、柴田錬三郎と岡本綺堂と子母澤寛以外は買うほどのこともないなーと図書館で借りまくっているのです。新刊本で気になっているのは開高健の『新しい天体』(光文社文庫)。

今日の晩ごはんは、ざるそば。食べながら昨日録画した黒沢明の『虎の尾を踏む男達』を見ました。1時間の短い映画。1945年9月製作とありますが・・・いったいいつ撮ったんじゃ。
能楽の『安宅』と歌舞伎の『勧進帳』を翻案したもので、弁慶が大河内傳次郎、富樫が藤田進、狂言回しとして山伏に化けた義経一行に雇われる強力役が榎本健一。他に、志村喬、森雅之も出ています。義経が仁科周芳(岩井半四郎)。
これがいい映画でした。なんだかすんごーく得したきぶん。

大河内傳次郎の弁慶が絶品でした。存在感といい迫力といい圧倒されます。相変わらず何を言っているのかわからんけど(笑)。絶頂期の大河内傳次郎の凄さをかいま見たような気がしました。それに意外といい男。
エノケンもこれまたよくて、「イヒヒヒ」と笑いながら山伏の間をうろちょろし、彼らが実は義経一行だとわかると、大いに同情して自分に何かできることはないかとついていきます。気が弱くて小心者だけれど人がいい。エノケンの存在がこの映画を楽しく明るく、味わい深いものにしていました。こういう役は誰でもいいってわけじゃないよねぇ。岩井半四郎も品がよくて見惚れました。
全体が舞台のようにも思える画面に、後の『羅生門』につながるものを感じました。

この映画はGHQの横やりが入って公開できたのは1952年だったそうな。戦後、ちゃんばら映画が撮れなくなった時代があったのです。「軍国主義的」で「仇討ち」などもってのほかって事らしいんですが・・・そうかなぁ。

|

« 銀座→隅田川→浅草 | トップページ | ぼんち »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: こんな一日。:

« 銀座→隅田川→浅草 | トップページ | ぼんち »